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音楽ある暮らし・10『宮本笑里 』ヴァイオリンに癒されて… [コンサート]

10月1日にCOVID-19に対する緊急事態宣言が解除されて以来ここ2、3日、大好きな宮本笑里さんのヴァイオリン演奏を聴いてSTAY HOMEをしていました。

手元にあるCDアルバムを見て気がついたことがあります。リリースされた年月は別としてアルバム・タイトルがアルファベット順に並ぶのです。

まず「A」は “amour”、

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B」は“birth”、

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C」は“classique”、

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D」は“dream”、

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E」は“emiri best”、

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F」は“for”、

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少し飛んで「S」は“smile”、

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T」は“tears”、

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我が家のライブラリーに並ぶCDは以上ですが、意外な発見をした思いです。おまけにすべてのタイトルが小文字で表記されております、何かしらの制作意図があるのでしょうか?

今回楽しんだのは、すべてのアルバムではありませんが初回生産限定版に付属されているDVDのミュージック・ビデオ(MV)です。普段はCDをかけ流してBGM的に聴くことが多いのですが、緊急事態宣言の解除で少しばかりの安心感が得られたのか、のんびり、ゆっくりとMVを楽しませていただきました。

中でも “emiri best”は、CDの収録が17曲に対してDVDには12曲分のMVが収録されております。さすがBESTアルバムです。海外の歴史を感じる教会での演奏に始まり、スタジオやコンサートホールでのレコーディング風景、ジャンルの違うミュージシャンたちとの共演などなど、海外ロケの風景を織り交ぜながらの展開です。極め付きはラストに収録されている民族音楽の大御所ロビー・ラカトシュさんとの競演です。ベルギーのミュージック・バーでのLIVEはまさに圧巻、その見事な演奏にはスタンディングをしたくなります!

ほかのアルバムのDVDにはメイキングやオーチャードホールなどでの記念コンサートでの演奏映像など、宮本笑里さんの魅力が溢れるほど盛り込まれています。

COVID-19への感染予防対策に終わりはありません。まだまだ油断は出来ませんが好きな音楽を聴き、楽しむ、音楽のある暮らしと共存共栄するつもりです…

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2022春・ニューイヤーコンサートから東宝ミュージカルまで [オペラとミュージカル]

来年2022年に開催予定のコンサートやミュージカル公演などのラインナップが各社から発表されております。

来年前半に夫婦ふたりで楽しむ予定のステージを紹介します。

まずは我が家恒例のサントリーホールの『ニューイヤー・コンサート』で幕開けです。20数年来続くお正月の恒例行事ですが、昨年はコロナで中止となり連続記録が途絶えてしまいました。めげずに来年は3日のチケットをすでに購入済みです。

s-『ニューイヤーコンサート2022』サントリーホール.jpg

翌2月には日生劇場で二代目松本白鸚さんのミュージカル『ラ・マンチャの男』です。

1969年、私は当時18歳で初演の舞台を拝見して以来、白鸚さんと共に歩み続けてきました。ファイナル公演となり見ないわけにはいきません。寂しい気持ちですが、私もすでに70歳の年寄りになりました…

s-『ラ・マンチャの男 ファイナル』2022.02.06~28帝国劇場.jpg

続く3月は同じ日生劇場でミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』が上演されます。

ザザ役を近藤正臣さんが演じた初演の舞台も忘れられません。

s-『ラ・カージュ・オ・フォール』2022.03日生劇場.jpg

2005年春にロンドンを旅行した時に、ステージ・ミュージカルとしての『MARY POPPINS Cooming Soon!』の看板を目にしました。それ以来ロンドン、ブロードウエイ、東京と上演されましたが我が家では残念ながらまだ観ておりません。

東京でもすでに再演ですが、我が家では初見で楽しみです。

s-『メリー・ポピンズ』2022.03~05東急シアターオーブ.jpg

7~8月は帝国劇場で、日本初演から30周年となる『ミス・サイゴン』が上演されます。

昨年2020年初日目前にコロナで上演全てが中止に追い込まれて払い戻しを受けました。それから早や2年、来年夏にキャストはそのままで上演が決定したわけです。

Wキャストどころかトリプル&クアトロ・キャストなので、2020年と同様なキャストで見られるか心配ですが、2年越しの観劇は今から楽しみでなりません。

s-『ミス・サイゴン 30周年』2022.07~08帝国劇場.jpg

コロナの感染者数は減少傾向にありますが、まだまだ油断はできません。少しでも落ち着いて予定通り上演されることを願うばかりです。

公演中止からチケットの払い戻し…、昨年から今年にかけて何回体験したことか!

コンサートも歌舞伎もミュージカルも我が家では生活の糧であり、からだや心の燃料でもあります。来年こそは客席でじっくりと感動を味わいたいものです…!



※ 我が家のネット通信の環境調整のためしばらくお休みさせていただきます。再開は10月5日予定です。

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秋のお楽しみ 2021 [世界の美術館&博物館]

9月になりました。爽やかな秋を期待していましたが、ここ一週間ほど東京は梅雨を思わせる雨模様でおまけに気温は20℃前後、涼しさよりも寒さを感じるほどでした。今日(9月7日)は久々に日差しがありそうで、これから本格的な清々しい9月が味わえそうです。

我が家にとって秋のお楽しみに美術展や映画・舞台の鑑賞があります。予定されている美術展を紹介します。

s-2021-09-20まで『大江戸の華』展・江戸東京博物館.jpg

s-2021-10-09まで『Walls & Bridges』展・東京都美術館.jpg

s-2021-10-31まで『早見御舟と吉田善彦』展・山種美術館.jpg

s-2021-12-05 まで『縄文2021』展・江戸東京博物館.jpg

鑑賞期間の迫っているものもあり急がなければなりませんが、やはり秋の清々しい天候のもとで名画などは楽しみたいものです。

年内にひとつだけ、鑑賞が決まっている舞台があります、ミュージカル『オリバー!』です。

1968年春5月に帝国劇場でロンドンからの来日公演を観て以来ですから、53年振りのステージとなります。10月19日昼の部、市村正親さんが演じるスリの親分役を観たくてチケットを購入しました。(写真は東宝WEBサイトから)

s-2021-10-19 ミュージカル『 オリバー!』ポスター・渋谷シアターオーブ.jpg

渋谷の東急シアターオーブは、ケリー・オハラさん、渡辺 謙さん出演のミュージカル『The King and I』以来ですから2年振りとなります。

名画やミュージカルなど生のステージに接することが大好きで、毎日の生活の糧にしており今から楽しみでなりません…!

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『イサム・ノグチ 発見への道』展・東京都美術館 [世界の美術館&博物館]

「イサム・ノグチ」の名前を聞いてまず思い浮かべるのは照明器具の「あかり」です。彫刻家であることは知っておりましたが、彫刻作品に接した記憶はありません。

そんな「イサム・ノグチ」の作品が一堂に会した東京都美術館の『イサム・ノグチ 発見への道』展を鑑賞してきました。(8月24日)

s-『イサム・ノグチ 発見への道』東京都美術館・入口.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チケット.01.jpg

コロナの感染予防対策で日時指定券が必要です。

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チケット.02.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チラシ.01.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チラシ.02.jpg

入場するとまずは数多くの「あかり」が展示され、まるで宇宙空間のような不思議な感覚に誘われます。

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チラシ.03.jpg

石材の彫刻や建築を学んでいた「イサム・ノグチ」が岐阜提灯と出会い、軽くて誰でもが買えるような彫刻として「あかり」が誕生したとの事。光(Ligth)の彫刻は、軽い(Light)彫刻でもある、との発想には驚きながらも納得してしまいます。「あかり」は照明器具ではなくて光の彫刻なのです!

s-『イサム・ノグチ 発見への道』チラシ.04.jpg

会場にはさらに、石材による彫刻群と金属を折り曲げて「折り紙」をイメージした作品群が展示されており、芸術家としての「イサム・ノグチ」が堪能できます。

一角にはNHKの制作による3分、3分、5分の短い映像も上映されて、在りし日の「イサム・ノグチ」ご本人による作業風景や作品への想いを語るシーンなど、貴重な映像が体験できます。

石材の彫刻群は元々屋外で制作&展示がされております。残念ながらこの展覧会では、照明を落とした展示室でそれぞれの作品にピンスポットで照らされた展示となっております。展覧会なので致し方ありませんが、屋外の日差しや風雨の中、積雪の中、など自然の中の表情を空想してしまいました。

NHKの5分の映像は実際に彫刻制作が行われたアトリエや香川県高松市牟礼の「イサム・ノグチ庭園美術館」が紹介されており、屋外の自然の中での展示が写し出されます。やはり自然の中でこそ価値があると感じてしまいました。

最後に青少年用に制作配布された小冊子「ジュニアガイド」を紹介します。「イサム・ノグチ」の誕生から作品の数々を分かりやすく丁寧に解説されています。同じように「シニアガイド」も制作してほしい思いです。

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.01.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.02.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.03.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.04.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.05.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.06.jpg

s-『イサム・ノグチ 発見への道』ジュニアガイド.07.jpg

小豆島に知り合いがおり、これまでに何回か訪れては高松市も観光しています。コロナが収まりまた行けるようになればその時にはぜひ牟礼を訪れて「イサム・ノグチ」にお会いしたいものです…

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映画『キネマの神様』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

8月12日一般世間は夏休みとお盆で、例年ならどこに行っても混雑していますが、今年もコロナの影響でひっそりしたものです。

気になっていた映画『キネマの神様』を見にTOHOシネマズ日本橋に出かけました。

s-映画『キネマの神様』TOHOシネマズ日本橋・ロビー.jpg

ロビーは閑散としておりますが、タイムテーブルのチケット販売状況はマークが多く、売り切れ間近が表示されています。それもそのはずで感染対策で前後左右一席置きの販売ですから、満席売り切れでも定員の半数しか入場できません。早くド満杯の客席で盛り上がって鑑賞したいものです。

s-映画『キネマの神様』TOHOシネマズ日本橋・タイムテーブル.jpg

s-映画『キネマの神様』TOHOシネマズ日本橋・チケット.jpg

TOHOシネマズのメンバー特典で、6回見ると1回無料で見られます。今回はそれを利用させていただきました。次回は、ポップコーンやコーラが無料になる特典を使うつもりです。客席での飲食は今のところ少しためらいがありますので…

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s-映画『キネマの神様』TOHOシネマズ日本橋・ポスター.jpg

「松竹映画100周年記念作品」と銘打ってあるだけの価値は十分にあります。映画製作に関わるすべての人々への賛歌です。

コロナ禍を経て今年2021年にようやく上映にこぎつけた作品で、この時代の事件や世相も盛り込まれております。100年後にこの作品を見て、100年前の今の時代がスクリーンから伝わることでしょう。

原田マハさんの原作本が軸となり進行しますが、個々の映画製作に係わる事柄は監督の山田洋次さんの実体験ではないでしょうか? 体験者でなければ描けないシーンが多々見てとれます。

コメディアンの志村けんさんがコロナで亡くなってすでに一年半近くになります。この作品の主役である丸山ゴウ役を演じる予定でしたが叶いませんでした。

沢田研二さんがその代役を立派に務めております。酒とギャンブルで身を滅ぼした老人役で、そのだらしなさやふがいなさは同世代の私からも倦厭したくなるほどです。“ジュリー!”と、黄色い歓声や声援を受けていた歌手全盛期を知っているだけに老け役のイヤミな爺さん役は見事です、地で演じているのかな?(失礼!)

それにしても、志村けんさんで見たかった思いは残ります。山田洋次監督のキャスティングに脱帽の思いです。役者としての才能を見抜いたのでしょうね。見たかったなぁ~…!!

「そうなんです、わたしが変なおじさんなんです!」(ご冥福を心よりお祈り申し上げます)

TOHOシネマズ日本橋のロビー(4F)から見た「福徳神社」です。(写真左に本殿) 庭園の一角にはまだ東京オリンピック2020のモニュメントが残っていました。

s-TOHOシネマズ日本橋ロビーから見た「福徳神社」.02.jpg

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ハワイ旅行解禁間近?…2 [海外旅行]

先々週の記事で我が家のレコードライブラリーからハワイアンのCDを紹介しましたが、ひとつ忘れていました。

懐かしい「JAL ジェットストリーム」のハワイ編です。

s-『JAL ジェットストリーム』ハワイ・レインボークロス01.jpg

「ジェットストリーム」は、高校時代に夢中になって聴いていたTOKYO FMの深夜番組です。

海外旅行に憧れて飛行機に乗ることを夢見ていた少年時代で、海外旅行が自由化されて間がなく、1ドルが360円の時代です。

s-『JAL ジェットストリーム』ハワイ・レインボークロス02.jpg

我々の世代で深夜放送と言えば、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」か、TOKYO FM(現・FM東京)で1967年から始まったこの「ジェットストリーム」でした。FM派の私は、深夜0時に流れ出る城 達也さんのナレーションに耳を研ぎ澄ましていたものです。もう50年以上も昔ですが…。

1994年に食道がんで63歳で亡くなり、しばらくしてシリーズでCD化されてからその内の数枚を手に入れました。

丁寧にナレーションの文言が添付されています。

s-『JAL ジェットストリーム』ハワイ・レインボークロス04.jpg

城 達也さんの後は小野田栄一さんがナレーターを務めていますが、残念ながら放送としては聞いておりません。ハワイアン関係として手に入れたこのCDから聴く限りです。

s-『JAL ジェットストリーム』サウス・パシフィックの旅01.jpg

s-『JAL ジェットストリーム』サウス・パシフィックの旅02.jpg

あらためて両CDを聴くと、何か胸に込み上げる物があります。特に城 達也さんのナレーションは何と端正なことか!…

映画「ローマの休日」をはじめとするグレゴリー・ペックの吹き替え声優としても歴史に残り、現在も生き続ける  “声”  に感謝です。

それにしても来年こそはハワイに行きたい!!

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『世界報道写真展 2021』東京都写真美術館 [世界の美術館&博物館]

東京でも35℃となった猛暑の8月5日、恵比寿ガーデンプレイスの「TOP MUSEUM 東京都写真美術館」で開催中の『世界報道写真展 2021』を鑑賞してきました。

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「世界報道写真展」はこれまでにも数度足を運んでいますが、その都度必ず大きなショックを受けております。

日々の平凡な暮らしの中でも世界を見渡すと、数えきれない程の出来事が起こっております。当然の事なのですがこの写真展に行くと身をもって知らされます。特に昨年2020年は新型コロナで地球上すべてがパンデミックに襲われた時期です。

s-『世界報道写真展』東京都写真美術館・チラシ01.jpg

今回の一般ニュースの部で大賞に選ばれたのが「初めての抱擁」、ブラジル・サンパウロの介護施設で感染防止用のカーテン越しに老齢の患者を抱きしめる看護師を撮影した作品です。

コロナのために面会どころか、ハグもキスも握手すら出来ない状態です。日本では、死に目にも会えずようやく抱けるのは小さな骨壺になってから…、が続いております。

s-『世界報道写真展』東京都写真美術館・チラシ02.jpg

コロナ禍であっても地球上では相も変わらず、宗教、民族、思想の違いで紛争が絶えず、さらには気候温暖化で自然すら破壊されつつあります。それらの要所要所が報道写真として世界中に配信されて、その中から選ばれたごく一部の報道写真の展覧会ですが、一枚一枚の持つ重さが画面から直に伝わってきます。被写体となった世界に、空間に、時間に、思いを馳せてしまいます。計り知れない悲しみも、喜びもあり、これまでの失望や、未来への希望もが感じ取れます。現在の己の平穏な生活がなんと素晴らしいものか!…、あらためて思い知らされました。

当日、少しばかりですが幸せも味わいました。美術館を出てすぐに沖縄で有名なアイスクリーム店を見つけてしまいました。

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s-『ブルーシール』沖縄アイスクリーム・01.jpg

以前沖縄を旅行した際に食べて美味しかった!…、と妻は言いますが、沖縄へは結婚して間もなくですからもう30年以上も前のことで、丸っきり覚えておりません、ごめんなさい。

ここでは季節限定の、グアバとマンゴーのフレーバーをいただきました。とても美味しかったですが、現地沖縄では何のフレーバーを味わったのか、記憶の片りんもありません…。

恵比寿はサッポロ・ビールの街です。帰りがけに商店街の街路灯にビールジョッキを見つけました。夜の明かりはどんなものなのでしょうか? さすがビールの街、美味しさと楽しさが溢れそう!

s-恵比寿駅周辺街路灯.jpg

東京では緊急事態宣言が発令されて、現在飲食店では酒類の販売が禁止されております。レストランやビアホールの営業はどうなっているのでしょうか? キンキンに冷えたエビス・ビールは最高!!、なのですが… (飲みたいよぉ~)

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ハワイ旅行解禁間近?… [海外旅行]

日本でも7月26日より、新型コロナに対するワクチン接種証明書として紙の「ワクチン・パスポート」が各自治体から無料で発行されております。

海外では各自のスマホにデータとしての登録が進められて、EUではすでに国境を越えての移動が緩和されているそうです。まだまだ感染拡大の懸念があるものの国外旅行が始まっているのです。

日本の「ワクチン・パスポート」を受け入れてくれる国はまだ数ヶ国だけで、問題は帰国後です。現在日本では海外からの入国者に対して、日本人であっても14日間の隔離とPCR検査の報告が義務付けられており、その費用は本人負担となっております。陰性の結果が出て自宅に帰るにしても公共交通機関は使えません。マイカーのない我が家では、成田空港から歩いて帰らなければならないのです、スーツケースを引きずりながら…!

大好きなハワイ旅行は、昨年はキャンセル、今年はまだまだこんな状態では行かれません。来年こそはと思いつつせめてハワイアン・ミュージックだけでもと、我が家のレコード・ライブラリーを物色すると、意外なほど出てきました。それらの中からお気に入りを紹介します。

まずは、オーソドックスな名曲の数々ですが101ストリングス・オーケストラがこれこそがハワイアンだと、ムードを盛り上げてくれます。

s-『ハワイアンCD』101ストリングス01.jpg

s-『ハワイアンCD』101ストリングス02.jpg

続いてはこんなCDもあったんだ、と思わせる珍しいものです。1928年から39年の戦前、昭和初期に録音された逸品です。新潟の寒村で生まれ育った私の両親の子供時代ですが、おそらくは聞いたことはないでしょうね、当時としてはハイカラ過ぎますので…。

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戦後のやや落ち着いた時代に生まれた私でも、藤山一郎さん、藤原義江さん、岸井 明さんなどのトップクラスの歌手は今でも記憶に残る存在になっています。

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時代は進んで、ドリフターズの一員であった高木ブーさんのアルバムです。コメディアンとしてよりウクレレ奏者としての肩書が有名です。

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s-『ハワイアンCD』高木ブー02.jpg

現代のウクレレ奏者として超有名なのが、ハワイ出身のジェイク・シマブクロさんです。完璧なハワイアンとは言えませんが、ウクレレの楽しさとディズニーの楽しさを共に叶えてくれる1枚です。

s-『ハワイアンCD』ジェイク・シマブクロ01.jpg

s-『ハワイアンCD』ジェイク・シマブクロ02.jpg

おとなのハワイアンとしてはこの1枚です。米国本土でクラシックのピアノを学び、地元ハワイで活躍している現役のピアニスト、レネ・パウロさん。ハワイアン・カクテルを片手に、ハワイの風を感じながら、ゆったりのんびりしたハワイアン・タイムの中で聴く、ラウンジ・ピアノは最高!

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s-『ハワイアンCD』レネ・パウロ02.jpg

最後は本格的なハワイアン・アルバムです。2000年にハワイのグラミー賞と評される「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」にノミネートされた当時12歳の超若手シンガー、アネライカラ二さん。

s-『ハワイアンCD』アネライカラ二01.jpg

2000年のハワイ旅行でこのデビュー・アルバムを見つけて即購入。その透き通るような美しいファルセットに聞き惚れてしまいました。12歳とは思えないおとなの歌声は本格的なもので、例えれば、ワイキキのハレクラニ・ホテルの「ハウス・ウイズアウト・ア・キー」で演奏されるトラディショナル・ハワイアン・ソングそのものです。

s-『ハワイアンCD』アネライカラ二02.jpg

デビューからもう20年以上が経ちましたが、来日公演を行ったり、新しいアルバムを発表したり、活発に演奏活動を行っているようです。新しいアルバムを買うためにも早くハワイに行きたい思いです。

ハワイへの渡航解禁は、昨年ホノルル・マラソンの開催を望んで日米水面下での交渉がされたようですが、感染拡大で実現されませんでした。おそらく今年も交渉が続けられているものと思います。様々な制約があるかと思いますがハワイ旅行解禁の第一歩となることを切に願いつつ、開催を望んでおります。

我が家のハワイは来年2022年9月を予定しております。19年にキャンセルとなってしまった、ANAのフライング・ホヌで飛び、ハレプナ・ワイキキ・バイ・ハレクラニに泊まる夫婦旅行の再チャレンジです。早く行きたいなぁ~…

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『お泊りディズニー』で七夕を楽しむ?・パーク編 [ディズニー]

シェラトン・グランデ・トーキョー・ベイ・ホテルでお泊りをして、翌日に『東京ディズニーランド』を楽しんできました。(7月7日)

パスポート・チケットはいつもPCで予約をしており、念のため紙のチケットもプリントして、

s-『東京ディズニーランド』紙チケット.jpg

パーク内ではスマホの「ディズニーリゾート・アプリ」を活用しています。

s-『東京ディズニーリゾート』スマホアプリ.jpg

この日のパークは10:00~19:00のオープンで、まずは10:45からの「ミッキー&フレンズのクラブマウスビート」パレードを見学。

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s-『東京ディズニーランド』ミッキーのクラブマウスビート02.jpg

エントリーが必要なアトラクションにアタックしますが、「美女と野獣“魔法のものがたり”」も「ベイマックスのハッピーライド」もアウト!

「美女と野獣」は相変わらず混雑をしているようです。エントランスの人ごみは完全に“密”状態でした。

s-『東京ディズニーランド』美女と野獣・エントランス.jpg

「美女と野獣」の隣奥のフォレストシアターで上演される「ミッキーのマジカル・ミュージック・ワールド」のエントリーはOKとなり、いざ劇場へ。

s-『東京ディズニーランド』フォレストシアター.jpg

劇場なのでウエイティング・スペースには上演予定(?)のポスターが掲示されております。中でも目に留まったのがこれです。『Pigmarion』、元々の「ピグマリオン」はミュージカル「マイ・フェア・レディ」の原作となったバーナード・ショウの戯曲ですが、ここではプーさんのおともだちでブタのピグレットが主役の花売り娘役で、ヒギンズ教授役はフクロウのオウルが演じるようです。ピグレットのピグマリオン、よく考えましたね…!

s-『東京ディズニーランド』フォレストシアター・ピグマリオン看板.jpg

エントリーしてとれたのは2階席で場内はこんな感じです。(写真撮影はここまで)

s-『東京ディズニーランド』フォレストシアター・客席.jpg

昨年、新しい味のポップコーン3種が発売されて(トゥモローランドの「ビッグポップ」)予約制での入店となりましたが、この日はガラガラで予約なしで入店・購入できて新しい味を楽しみました。

s-『東京ディズニーランド』ビッグポップ・新味ポップコーン.jpg

トゥーンタウンの「ミニーのスタイルスタジオ」もエントリーが必要ですがOKとなりました。

s-『東京ディズニーランド』ミニーのスタイルスタジオ.jpg

s-『東京ディズニーランド』ミニーのスタイルスタジオ02.jpg

スタジオ内を巡回してミニーちゃんとのフォトスナップを一枚撮るだけのもので“えっ、これだけ?…”と、実にあっけなくて物足りなさが残りました。ミニーちゃんファンにとっては最高なのでしょうね。

エントリーの必要がない通常のアトラクションは、5分、8分、10分待ちなどでスムーズに入場できます。

ファストパスを確保する長蛇の列に並んだり、60分、90分、120分待ちなどが懐かしく感じられるほどです。それがまたディズニーパークの醍醐味でもあったことでしょう。そんな日が早く帰ってくることを期待しています、もちろんマスクなしで…!

s-『東京ディズニーランド』くまのプーさん・8分待ち.jpg

二日間に渡り「七夕」のたの字も感じることはありませんでしたが、コロナ禍のこの時代でディズニーパークを楽しめただけで大満足です。

ホテルにもパークにも、スタッフの皆様にも、徹底した感染防止対策に感謝しかありません。笑顔で次回も訪問できることを願うばかりです…!

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『お泊りディズニー』で七夕を楽しむ?・ホテル編 [ディズニー]

7月7日の七夕を「東京ディズニーランド」で楽しもうと「日帰りディズニー」を企画しました。

お馴染みのホテルを検索すると、クラブ・レベルの2ベッドルームが税込み¥24,395で宿泊できる事が判明。

早速予約を入れて、さらに額面¥10,000のホテル・バウチャーが¥8,000で発売中だったので2枚購入。

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バウチャー利用で宿泊費は¥20,395でひとり約1万円となり、「日帰りディズニー」が急遽「お泊りディズニー」に変更となってしまいました。

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クラブ・ルームなので専用ラウンジが利用出来て、夕刻のカクテル・タイムも、朝食も、利用できます。

それらを含めてひとり約1万円です! ラッキー!…

s-シェラトンホテル・ルームキー 1281号室.jpg

お部屋はクラブ・フロア12階の81号室です。

お部屋には手書きのメッセージ・カードが用意されており、小さな心遣いに大喜びです。

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聞くところによると12階のクラブ・フロアはリニューアル中で、すでに廊下やエレベーターホールは濃い茶色でシックなたたずまいに変身しておりました。

宿泊した81号室はモデル・ルームとして改装、今後の意見を取り入れながら最終的に細部の改装を決めるそうで、いち早く新スタイル・ルームを体験出来て、またまたラッキー!…です。

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ホテルではハワイの同系列のシェラトン・ワイキキ・ホテルとハワイアン航空とのコラボで、「ハワイアン・フェア」を実施中でした。

シェラトン・ワイキキ・ホテルは以前かなりの期間常宿として利用した懐かしさがあり、ここ2年ばかりはハワイに行けないうっぷんも溜まっており、それらを含めてハワイの良き思い出がよみがえりました。

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「シェラトン・クラブ・ラウンジ」で乾杯!

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s-シェラトンホテル・クラブラウンジで乾杯.jpg

ここのホテルにはマスコットのキャラクターがおります。ペンギンとシェラトンをかけて『ペントン』です。

これまでに様々なペントンが登場しており、レストランには食べられるペントン型のチョコレートもあります。

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今回初めてアロハシャツにウクレレを手にするハワイアン・ペントンが登場しました。

s-シェラトンホテル・ハワイアンスタイルのペントンと….jpg

「七夕」を楽しみに行ったのですが「ハワイ」を楽しんでしまいました。

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s-シェラトンホテル・ハワイアンキャンペーン01.jpg

「MAHALO」ハワイ語で「ありがとう」。(写真はシェラトン・ワイキキ・ホテルのインフィニティ・プール)

楽しい思い出をたくさん創っていただき、さらにリーズナブルで、こちらからもMAHALO!です…

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音楽のある暮らし・9『Save Your Life 平原綾香』 [コンサート]

久々に平原綾香さんのアルバムを購入して楽しんでいます。

先月、6月にリリースされたばかりの『Save Your Life ~AYAKA HIRAHARA All Time Live Best~』です。

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タイトルにあるように、2013年から2018年に開催されたLiveからのBestアルバムです。

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CD3枚組で初回版限定のボーナストラックを含めて全45曲、実に聴き応えがあります。

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ダイナミックなヴォーカルがたまりません。力強い歌唱は平原綾香さん本来のものですが、Liveになると彼女のパワフルさが全開になります。聴いている己の心どころか、からだ全身に響き渡るほどです。CDでこれですから、Liveではどんな感じなのでしょうか? 残念ながらまだLiveに行ったことがありません、一度体験したいものです。

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ロックやゴスペルなどで聴かせる重低音のアルトから、コロラチューラを感じさせるハイ・ソプラノまでタップリと「平原綾香ワールド」が味わえます。

東京ではコロナ対策で昨日(7月12日)4度目の緊急事態宣言が発令されました。

『Save Your Life』この時期にピッタリなアルバム・タイトルです。自粛、自粛で不自由な生活の中でも「音楽のある暮らし」で乗り切るつもりです…!

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『開業130周年記念 渋沢栄一と帝国ホテル』展・帝国ホテル [世界の美術館&博物館]

『帝国ホテル開場130周年記念展』を拝見してきました。(6月29日)

s-『開業130周年記念 渋沢栄一展』帝国ホテル01.jpg

NHKの大河ドラマ『晴天を衝け』では現在、幕府から政府に代わる動乱の時期にパリ万博を体験した渋沢栄一が世界的視野を持つ経済人へと歩む重要な時代が描かれています。

その渋沢栄一が力を注いだ事例のひとつにこの帝国ホテル建設があります。1890年の開業時から20年間もの間、会長職を務めたことから思いの深さが感じられます。

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帝国ホテル本館1階・瀟洒な日本庭園横のメインロビーで開催されております。(鑑賞無料・2022年1月31日まで) [写真はホテル発行の「インペリアル・タイム誌」の2021.5-6、2021.7-8号誌から]

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入場してすぐさま目につくのが歴代の宿泊者の写真です。紹介されているのはほんの一部の方々ですが、国家元首から映画俳優までその顔ぶれには圧倒されてしまいます。

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当然ながら渋沢栄一の生い立ちが紹介されて、さらに帝国ホテル開業時の言葉も残されております。

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ホテルの備品も実物で、保存の良さに驚かされます。

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日本の礎を築いた渋沢栄一の思いが伝わってきます、限られた一部の人々の利益よりも大きな視野で国家の発展を願う偉大な人格者でもありました。

今の時代を生きる人間として感謝に堪えません。

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食事やショッピングだけでなくて、宿泊して『帝国ホテル』を存分に味わってみたいものです…!

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『北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦』展・江戸東京博物館 [世界の美術館&博物館]

映画『HOKUSAI』に続いて江戸東京博物館で開催されている『北斎と広重 富嶽三十六景への挑戦』展を鑑賞してきました。(6月17日)

隣接する国技館を含めて五輪開催に向けての工事が大幅に行われており、かなり不便になっております。

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今回は何故かチケットが多めに入手しました。

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館内に入るとロビーでは北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」のビッグ・ウエーブが出迎えてくれます。

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会場入り口には「富嶽三十六景 深川万年橋下」が誂えてあり、橋をくぐっての入場となります。

浮世絵の世界に入り込む実感覚で先の展開が楽しみです。

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「富嶽三十六景」と題されているものの実際には46点が制作されており、今回はその全てが展示されております。

見応えは十分すぎるほどで、しかも広重が描いた「東海道五十三次之内」「江戸名所百景」からも出品されており、その数は合わせて122点を越えて「富嶽」が見事なほどに堪能できます。

ただ、会場展示室には密を避けるためでしょうか、ソファーやベンチが置かれておりません。年寄りにはチョッピリきついかも…?

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大きな勉強になったのが、北斎が「神奈川沖浪裏」を描き上げるまでの工程です。北斎が若いころから「浪」に興味を持ち、如何にして描き上げたか、残されたスケッチなどから考察する展示もあります。ビッグ・ウエーブを描き上げる画家のセンスと鍛錬が絵から伝わってきます。あらためて北斎がまれにみる天才絵師だったことが知らされました。

このことは映画「HOKUSAI」でも描かれております。映画と浮世絵展を共に体験出来て嬉しくなってしまいました。

都内では8月9日まで記念として「富嶽三十六景を集めろ! 浮世絵シールラリー!」が開催されております。

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さらに銀座・和光のショウウインドウにはビッグ・ウエーブが展示されております。

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東京では、五輪より北斎が盛り上がっています!…

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映画『HOKUSAI』TOHOシネマズ日比谷 [お気に入りの映画]

2020年4月、翌5月の公開に向けてチラシが作成され予告編まで上映されましたが、コロナで公開は延期!

その映画は『HOKUSAI』です。当時のチラシです。

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一年を経てようやく2021年5月28日より全国公開が決まり新しいチラシがこちらです。

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しかしながら都内の映画館には休業要請が続き、6月1日の規制緩和を待たねばなりませんでした。

一年以上も待ちに待って、6月8日にTOHOシネマズ日比谷・スクリーン9で13:00の回を鑑賞しました。

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一年間待った価値はありました。日本映画史に残るべき大傑作です!

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若き北斎を演じる柳楽優弥さんのパワーに加えて、老年の北斎を演じる田中 泯さんの演技力に圧倒されてしまいます。この作品の前に見た『いのちの停車場』の父親役と同様に、その役に入り込み、役に成りきる役者としての化物とすら感じてしまいます。日本の演劇界のみならず文化界において貴重で偉大な表現者です。

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北斎を取り囲んで、版元の蔦屋重三郎や絵師の歌麿に写楽などなどを個性豊かな役者さんが演じて見ごたえ充分で、心が揺さぶられる感動大作に仕上がっております。

都内の映画館が再開されてすぐに『いのちの停車場』とこの『HOKUSAI』を続けて観させていただきました。両作品ともにこのコロナ禍だからこそ万人の方に観ていただきたい作品です。己と重ねて、これからの人生を生きるパワーを貰ったようです。あらためて邦画の素晴らしさや楽しさを満喫しました、映画って最高!!

TOHOシネマズ日比谷の4Fロビーに映画の公開を記念して書家の紫舟さんが描いた作品が展示されております。

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s-映画『HOKUSAI』TOHOシネマズ日比谷・ロビー04.jpg

北斎の波に負けぬ「生き抜け」の文字に圧倒され感動すら覚えます。生きることに感謝!です…

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映画『いのちの停車場』TOHOシネマズ日比谷 [お気に入りの映画]

コロナ対策で都内の映画館に掛けられていた規制が一部緩和されて6月1日から映画館が再開しました。まだまだ色々な制約はありますが、ようやく映画が観られることに大喜びです。

今回訪れた映画館は「TOHOシネマズ日比谷」で、東京ミッドタウン日比谷の4Fに位置します。

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東宝本社や東京宝塚劇場などが立ち並ぶ東宝がメインの一角です。

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観たのは日本を代表する女優・吉永小百合さんの出演122本目の作品です。

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この映画の制作・配給は「東映」ですが、行き慣れた「TOHOシネマズ」で鑑賞させていただきました。

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その昔は、「松竹」「東映」「東宝」「大映」「日活」などなど、映画会社が専属の俳優を抱えて専属の映画館でしか上映が出来ませんでした。私が子供の時ですからもう半世紀以上も昔になります。現在のように制作会社の枠を超えた上映はなんと嬉しい事か!…

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規制は緩和されても座席はひとつ置き、満席でも観客は半分となります。座席が空いているのは寂しい限りです。

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このスクリーン3は定員100席ですが観られるのは50人だけです。

我が家で購入できたのは前から3列目の真ん中の座席です。開映してみると、最前列の隅までお客様がいらっしゃいますので満席だったことでしょう。平日の昼でもあり、ほとんどが私たちと同じ中高年の方々でした。

作品は、末期症状の患者さんの在宅医療の現状を丁寧に描いたもので、吉永小百合さん演じる女医さんの父親を含めて7つパターンが紹介されます。それぞれが涙なくして見られませんが、俳優さん達の熱演で命の尊さがスクリーンから伝わってきます。時折、すすり泣く嗚咽に笑い声もありますが、観客の皆様がジィ~っとスクリーンを見入っていることが感じられます。かなり重いテーマですが、直接心に届いて大きな感動となります。それにしても俳優さん達の演技が上手いこと、上手いこと…!

コロナ禍の今だからこそ多くの方々に見て欲しい作品です。この一年間に日本だけでも1万4千人余りもの尊い命がコロナで奪われております。14、000人以上です!!!

70歳の私のワクチン接種は、かかりつけ医により1回目が来週の予定で2回目は7月半ば、オリンピック開幕直前の予定です。知り合いの中には65歳以上にも関わらずにいまだに接種券すら届いていない方もおります。

東京都民には、外出自粛と県外への移動自粛が要請されております。旅行に行きたくても都民を快く受け入れてくれるところはないでしょうけど…。

都民がそんな生活をしている中、オリンピックのためにあとひと月後には、大会関係者や報道メディアの方々合わせて10万人近くの方々が東京に押し寄せます。事前に、ワクチン接種やPCR検査はもちろんの事ですが、ぜひこの映画『いのちの停車場』をご覧になっていただきたいと思います!

最後の写真は「東京ミッドタウン日比谷」の4階「TOHOシネマズ日比谷」のロビーからの眺望で、お堀端と帝国劇場です。

s-TOHOシネマズ日比谷・4Fロビーよりお堀端と帝劇.jpg

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ミュージカル『レ・ミゼラブル2021』帝国劇場 [オペラとミュージカル]

約2年振りに帝国劇場を訪れました。

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6月1日の昼の部を観劇です。

s-ミュージカル『レ・ミゼラブル2021』帝国劇場・チケット売り場横.jpg

お馴染みのミュージカル『レ・ミゼラブル』です。

『レ・ミゼ』を観るのは、帝劇開場100周年を記念して初演時のキャストによる2011年の特別公演以来ですから10年振りとなります。

ネットの先行前売りで1階席前から6列目のど真ん中の座席が購入できました。

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s-ミュージカル『レ・ミゼラブル2021』帝国劇場・チラシ.jpg

日本初演時を含めてもう30年以上のお付き合いですが、キャストはそれぞれに異なり今回もほとんどが初めての方々です。毎回歌の上手い方がオーディションで選ばれていますので心配なく、久々にミュージカルの醍醐味を味わせていただきました。

写真は、2021年6月1日昼の部のキャストです。

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キャストの皆様の歌いっぷりには酔いしれてしまうほどです。まるでオペラの名場面でのアリアを聴くようで、時節柄禁じられている “ブラボー!” の声援を贈りたいほどです…

徹底したコロナの感染予防対策をとられての上演ですが、昨年のミュージカル『ミス・サイゴン』の中止・払い戻しを体験しているのでなおさら今回の観劇に興奮してしまいました。

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今回の公演は『レ・ミゼ』の上演歴史に大きく残ることでしょう。

演出・振り付けをはじめ、舞台美術にオーケストレーションまで大きく手が加えられております。

開演前の紗幕に映し出される映像も変わり、右下に原作者のヴィクトル・ユーゴーのサインが見て取れます。(写真はウキペディアより)

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ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ヴィクトル・ユーゴー直筆の挿絵が効果的に使われており物語の進行を支え、これまで以上により深い感動が心に迫ります。

これまでの舞台を観た方には新しい感動と興奮を、初めて観る方にはこれこそが『レ・ミゼ』なのだと実感する素晴らしい出来栄えとなっております。

カーテンコールはもちろんスタンディングです!…、生の舞台を鑑賞出来る幸せに酔いしれて、ここしばらくはこの余韻に浸っていたいです。

東京ではようやく先週から映画館や美術館が再開されましたが、演劇も含めてかなりの制約があります。それでも心に大きな栄養を与えてくれ、決して不要不急のものではありません。今回の帝劇公演でも、おそらく数えきれない程の方々が携わり、彼らの情熱が作品の力となっていることでしょう。上演できる喜びが舞台から伝わり、観ている我々もからだが熱くなってきます。この興奮は忘れることができないでしょう、製作した東宝に感謝を申し上げます。

最後にリトル・コゼットの木版画です。1879-1882年に発表された原作本(ユーグ版)から画家のエミール・バヤールによる作品です。(ウキペディアより)

ミュージカル『レ・ミゼラブル』を代表する顔です。

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音楽のある暮らし・8『大好き! 山野楽器・GINZAシリーズCD』 [コンサート]

銀座・山野楽器が独自で制作・販売するCD『GINZAシリーズ』が大好きです。2枚組のCDはまるでお正月のおせちのお重のようです。2段重ねのお重に隅々までぎっしりと食材が詰められて、これまで何十回も食べているのに新たな美味しさを感じてしまいます。CD2枚に収められた名曲の数々はおせちの如く光り輝いております。

これまでに「Classics」「Feeling」「Cinemas」を購入して、暮らしの中で音楽を楽しんでいます。

今回さらに「JAZZ」と「Baroque」を買い求めました。

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この「JAZZ」のジャケット背面を見て驚きました。通常は収録曲名があり、その後ろに演奏者名が明記されますが、ここでは逆にミュージシャンが先になっています。この名前を見ただけで、“これ聴きたい!、すぐに聴きたい!”と思ってしまいました。製作に加わった山野楽器のスタッフさんは若い方たちなのでしょうね、私みたいな年配になると考えが及びません。ごまんといるジャズ・ミュージシャン達をよくぞここまで選び抜いたものだと感心をしてしまいました。子供の時に耳にしたスィングが思い出されます。欲を言えばそれぞれの演奏をもう少し長く聴きたい思いですが、この曲数ですからこれが精一杯なのでしょうね。タイトルにあるように、「あの頃、」をグラスを片手にしみじみと味わっております…

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続いての「Baroque Favorites」ではバロックの名曲が一度にたっぷりと味わえます。さらに演奏家に驚かされます。有名な大御所ばかりで、(このジャケット背面ではすべての演奏者が明記されておりませんが…) 単独でのアルバム購入にはなかなか手が出ませんがこれほど集結して聴けると嬉しくなってしまいます。改めてバロック音楽の面白さが伝わります。

バロックと聞くと古臭くておいそれとは馴染めない人が多いと思いますが、最近ではTV番組のテーマ曲として使用されたりして身近なものになっております。ちなみに私の携帯の着信音はヘンデルの「水上の音楽」で、明るくて快活ですっかり私のお気に入りになっております。

ジャズとバロック、我が家ではジャンルの壁はありません。コロナ禍の巣ごもりでCDをかける時間が増え、音楽が生活を癒してくれます、大好きです!!

さてさて、山野楽器の「GIZAシリーズ」はまだまだ続きます。これから手にしたいのは「Silouette シルエット」「Salon & Club Bars カクテル・ピアノ・コレクション」「Cafe Classics 名曲喫茶のクラシック」「Piano  Classics ピアノ名曲セレクション」、そしてグレードアップした「Classics クラシック・プレミアム・セレクション」などなど。CD2枚組で税込み2200円から2500円前後と年寄りでも安心なお手軽価格なので、お楽しみはこれからも続きます、To be continue …

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自宅で楽しむ『レ・ミゼラブル』&『ミス・サイゴン』 [オペラとミュージカル]

コロナ禍、東京では映画館はNO、劇場はOKと、理解出来ない緊急事態宣言が発令されております。両者共に感染防止対策は十分に施されているのですが…

6月1日の帝国劇場『レ・ミゼラブル』のチケットを購入して今から楽しみにしております。

昨年の『ミス・サイゴン』は公演中止&払い戻しで残念な思いをして、ほかにもサントリー・ホールのニューイヤー・コンサートや今年4月の歌舞伎座公演、白鸚と幸四郎による「勧進帳」も直前に中止となり、年寄りの生き甲斐がことごとく潰されております。コロナ相手では仕方ありませんが…

帝劇の生舞台を楽しみにしながら今は自宅のBru-rayでミュージカルの興奮を味わっています。

『レ・ミゼ~』は初演から25年後の記念コンサート(2010年)で、数万人が収容できる巨大アリーナ「The O2」での公演です。このアリーナでは以前「ベン・ハー」を舞台化して本物の馬で大戦車競争を実現させたと聞きます。

大聴衆を前に、これまでのステージから選ばれた俳優さん達が自慢ののどを披露します。コンサートなので芝居はありませんが、キャストの皆さんの歌唱力は素晴らしくその見事な歌いっぷりはオペラのアリアを聴いているようです。衣装を着けての演奏なので舞台を見ている感覚で、Bru-rayの画面からでも大興奮、嬉しくて涙ぐんでしまうほどです。

(写真は「ユニバーサルシネマ・コレクション」HPからです)

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アンコールでは初代オリジナル・キャストの方々も登場して盛り上がり、巨大アリーナが興奮のるつぼ化する様子も楽しめます。

さらに10年後の昨年(2020年)には、35周年記念公演が行われてBru-ray化されているそうで、こちらも早めに購入・鑑賞したいです。

2作目は『ミス・サイゴン』です。

(写真は同じく「ユニバーサルシネマ・コレクション」HPからです)

s-『ミス・サイゴン 25周年記念公演』Bru-ray盤.jpg

2014年9月にロンドン「プリンス・エドワード劇場」で上演された25周年記念公演の記録ですが、単なるステージの記録映像ではなく、1本の映画作品としての出来栄えになっております。

舞台を感じさせない緻密な演出と舞台美術、要所要所に取り込まれる実写映像など、ドキュメンタリーも感じさせるほどで、胸に迫る大きな感動が味わえます。

日本語での上演を観ている方にはもうひとつのお楽しみが含まれています。ミュージカル・ナンバーの日本語字幕に岩谷時子さんの訳詩が使われており、日本語の歌唱も聞こえてくる感覚になってしまいます。舞台上演用の日本語訳詩がそのまま字幕とは珍しく、それほど日本で親しまれている名作なのですね。

余談ですが、ロンドン・ウエスト・エンドにある「プリンス・エドワード劇場」は我が家にとっても思いで深い劇場で、2005年に『マンマ・ミーア』を鑑賞した際、指揮者がお客様の足元をごめんなさいをしながら登場&退場するほどオケピと客席最前列がくっ付いていた愉快な出来事が思い出されます。(Bru-ray冒頭で客席が写し出され、一瞬ですが画面右下に客席とオケピがくっ付いているシーンがあります)

さらに余談ですが、この『ミス・サイゴン』、我が家では2000年1月に寒波に襲われた厳寒のニューヨークで鑑賞しております。9年目のロングランを続ける「ブロードウエイ劇場」で夜8時開演で終演は夜11時、感動と一緒に屋外の零下約30℃の寒さに震えていた事が思い出です。翌年に10年間のロングランを経てブロードウエイでは幕となっております。

VHSからDVDへ、さらに今ではBru-rayが我が家で主役になっています。DVDからの変わり目の頃は1枚5000~6000円の価格でしたが、最近では格安の価格設定になっています。この2枚、私が購入した当時は1枚1886円+税ですが、販売店の2点まとめてキャンペーンを利用して税込み3278円でした。年金生活の年寄りにはなんとありがたい事か!

外出自粛の生活ですが、自宅でコンサートや劇場の感動を多いに味わっております。舞台も、映画も、音楽も、私の生活にはなくてはならないもので、コロナに負けてはいられません…

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音楽のある暮らし・7『さだまさし&岩崎宏美』 [コンサート]

年のせいでしょうか、年々さだまさしさんの歌唱が心に沁み込むようになりました。

リリース早々の新アルバムを購入、楽しんでおります。

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聞き慣れた名曲ばかりですが全曲が新録音で、あらためてミュージシャン・さだまさしの実力に感服してしまいます。40年以上も前から制作されているにも関わらずにいまだに新鮮な輝きが感じられます。

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このアルバムの宣伝のためでしょうか、このところTV番組の出演が多々見られます。

ひとつ気になるのが、TVでの歌声にかすれや伸びのなさが感じられることです。新アルバムの歌声はこれまで以上にクリアで、驚くほどの伸びやかさがあり惚れ惚れしてしまいます。録音技術の向上か、TV番組撮影時の疲労か、素人には解りませんが、さだまさしさんご本人の体調が気になってしまいます。これから先も素晴らしい歌唱を届けてほしいものです。

手元にもう一枚さださん関連のCDがあります。

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さだまさしさんを「生き神様」と慕う岩崎宏美さんのアルバムです。

発表されてもう十年近くになりますが、しっとりと大人感覚で歌う “さだ ひろみ” が大好きです。

中でもさだまさしさんが、歌手生活40年を祝って雪村いづみさんに贈った「虹 ~Singer~」は絶品です。ご本家の雪村いづみさんと比べて演奏時間が約一分半ほど長くなっており、まさにしっとり静かに胸に迫る歌唱です。

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最初に雪村いづみさんの「虹 ~Singer~」を聞いた時は鳥肌が立ってしまいました。先に逝った友を愛おしみながらもこれからも続ける歌手としての生き様を力強く歌い上げています。名曲です!

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s-『I'm a Singer』雪村いづみ.曲目.jpg

昨年岩崎宏美さんのデヴュー45周年を祝って、さだまさしさんが曲をプレゼントしていますが、その件はまた後日に…

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音楽のある暮らし・6『映画音楽』 [お気に入りの映画]

「映画は、映画館で見るもの!…」

10歳、小学5年生から映画館に足を運んでおります。角が取れた丸い白黒テレビの映像に満足しないで大きなスクリーンにはまって今年で60周年となります。

大好きな映画の思い出のために自作の映画音楽ベスト・アルバムを作ってひとり楽しんでおります。

2002年9月にこれまでの人生を音楽で振り返る “Myself” を企画して、それまでに体験した国内外のミュージシャンのライヴやオペラやミュージカル公演など記憶に残っている演奏を集めたものです。第1作として作ったのが映画音楽集でした。

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収録した17曲全てが、VHSのビデオやDVDの音声から取り込んだ正真正銘のサウンド・トラック・アルバムです。個人で楽しむ究極のBEST盤です。

16年後に映画好きの虫が騒ぎ出して、手元に残る映画館のパンフレットやアナログ・レコード、CDを総動員して新たにBEST盤を作成しました。

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s-『想い出の映画音楽』CDケース裏・曲名.jpg

収録曲は60年代までなので、数えきれない程の名画がその後に控えております。第2集、第3集を作成する余力があるのか、甚だ疑問に感じております。

そのような中で出会ったのが、銀座・山野楽器店が制作・販売するCDの “GINZA” シリーズの “Cinemas” です。

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ジャケットはシリーズである銀座のイメージに加えて、私と同じようにフィルムをイメージされており、驚きと喜びが交差してしまいました。

CD2枚に全34作のテーマ曲が収録されて、十分すぎるほどの内容で映画ファンとしてはウルウルしてしまいます。

さらに嬉しいのは、各作品の公開封切り日と上映館が列挙されていることです。

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現在ではシネコン全盛期で、「〇〇シネマのスクリーン〇番で見た…」と味も素っ気もありませんが、私たちの世代は「△△△は、◇◇座で見た」と作品名と映画館が一緒に記憶されていることが普通になっております。

中学・高校の学割は350円、必ず購入するパンフレットは150円で、お小遣いを500円貯めてはロードショウを見に行く少年時代でした。

小学5年生で足げに通ったのが「テアトル東京」でした。3台のカメラで撮影して3台の映写機で映し出すスーパー・シネラマに度肝を抜かれてしまいました。“西部開拓史” や “これがシネラマだ” など最前列の座席で顔を左右に振りながら巨大スクリーンに見入っておりました。

“GINZA Cinemas”のCDケースに、その「テアトル東京」のイラストが掲載されて懐かしさがこみ上げました。

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「テアトル東京」はなくなってしまいましたが、イラスト手前に銀座通りがあり緩やかなスロープを上がって劇場入口となります。広々とした客席は逆にスロープを下がる状態で、ステージは無くて床面はそのまま巨大なスクリーンへとつながっております。スクリーンには幕がなく、2階席はリクライニング・シートで当時の総天然色・超立体音響で映画の世界へと導かれました。

断片的ですが大昔の思い出が徐々に蘇ります。山野楽器の “GINZAシリーズ” に大感謝です。シリーズの “バロック” もまだ手元になくて、“クラシック2” や “シネマ2” も販売になっているとの事、シリーズ全巻のコレクションを目指しています。楽しみです!…


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音楽のある暮らし・5『ジョン・ウイリアムズ ライヴ・イン・ヴィエナ』Blu-ray&CD [コンサート]

“さつき晴れ”の表現がピッタリな晴天が続く東京のゴールデンウィークです。昨年同様、コロナ禍で緊急事態宣言が発令されて外出もままならないGW、2度目の体験中でもあります。旅行にも行けず、映画館も劇場も、公立の美術館・博物館も、軒並み休業中です。

このような中で唯一の楽しみは自宅でCDを聴いたり、お好みのBlu-rayビデオを観たりすることです。

今は、ジョン・ウイリアムズがウィーン・フィルを指揮したコンサートにはまっています。

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2020年1月17日&18日に、コロナがパンデミックになる前に「ウィーン楽友協会大ホール」で開催された奇跡とも言えるコンサートです。

手元にあるのは、一番最初に発売されたBlu-rayディスクとCDディスクがセットになっているものです。

買って正解でした、今では宝物になっております。

まずBlu-rayの映像の美しさに驚かされました。これまで数々の映画やクラシックやポップスのライヴ、オペラなど自宅で見ておりますがこれほどまでのきめ細かな映像は初めてです。オーディオ・トラックは、2.0chステレオ DTS-HD、5.1chサラウンド DTS-HDに加えて Dolby ATMOS までもが装備されております。我が家ではATMOSは再生できませんので、5.1chサラウンドで楽しんでおります。それでも迫力は十分で、我が家がムジークフェラインになっています!

CD盤の収録曲はライブ映像と比べて少なくなっておりますが、MQAハイレゾ・システムで収録されており、ダイナミックな高音質が堪能できます。


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さらにこのCD収録曲は、Blu-ray盤にも AUDIO ONLYトラックとして別収録されておりますので、Blu-ray盤からは5.1chサラウンドでも再生ができて、オーディオだけでも大ホールの響きと臨場感が楽しめます。

Blu-ray盤からオーディオ・トラックで5.1chサラウンドを選択するとこのような場面になります。(部分)

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ジョン・ウイリアムズと客演したヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターとの対談がボーナス・トラックとして映像収録されて、その中でウィーン・フィルの金管奏者から「帝国のマーチ(『スター・ウォーズ / 帝国の逆襲』より)」がリクエストされてプログラムに加えられたことが話されています。そのためでしょうか、このようなカードも添えられております。

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音楽に国境がないことをあらためて知らされました。モーツアルトもベートーヴェンもジョン・ウイリアムズも偉大な作曲家です。ますます好きになってしまいました。大好きなウィーンにもう一度行きたい思いが増すばかりです…

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『四月大歌舞伎』歌舞伎座・4月25日より公演中止! [演劇・舞台]

二代目・松本白鸚さんが演じる弁慶〔勧進帳〕が観たくて4月27日第一部のチケットを購入しました。

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弁慶の大役を演じるには年齢的にも体力的にもかなりの負担が考えられて、今回の公演は息子の松本幸四郎さんとの日替わりでダブルキャストとなりました。

A日程が弁慶を白鸚さん、富樫を幸四郎さんが演じて、B日程は弁慶を幸四郎さん、富樫を尾上松也さんが演じます。我が家で夫婦そろって時間が合うのは火曜日なので、4月27日となったわけです。

親子での共演で、欲を言えば義経を市川染五郎さんが演じれば申し分のない配役ですがそこは我慢しなくてはなりませんが…

27日を指折り数えて心待ちにしていたところ、コロナ対策による緊急事態宣言が直前の23日東京に発令されてしまいました。4月25日から5月11日までで、飲食店やショッピングモール、映画館や劇場に休業要請がかかってしまいました。

相手がコロナでは仕方ない思いですが、残念で、残念で、たまりません。公演中止の案内をメールで受け取った時には、悔しくて涙が出てしまいました。

六代目・市川染五郎さんの舞台をはじめて拝見したのが1965年の暮れで私は14歳の中学生でした。以来九代目・松本幸四郎さんを経て、二代目・松本白鸚襲名まで私のファン歴は続いております。こう考えると半世紀を超えてファンを続けているわけです。ミュージカルも、歌舞伎も、舞台の楽しさ、素晴らしさを芽生えさせて根付かせてくれたのは高麗屋、現・白鸚さんです。これからもお元気でご活躍されることを心から願っております。

出来る事ならば、あらためて〔白鸚弁慶〕をこの眼で拝見したいものです!…

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映画『椿の庭』シネスイッチ銀座 [お気に入りの映画]

4月13日、久々に銀座に出ました。

ビックリです、無地のガラス張りだった『松屋 銀座』の外壁に見事な化粧が施されておりました。

良く見ると有名ブランドとデザイナーの名前です。いつの間に?…、度肝を抜かれた思いです。

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銀座に出かけたのは映画を観るためで、これもまた久しぶりです。

シネスイッチ銀座で『椿の庭』13:00の回を鑑賞しました。

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何の予備知識もなく、ただ富司純子さんの名前に惹かれての鑑賞ですが大正解でした。

この映画で大きく心がゆすぶられたことが3点あります。

1点目は当然のことながら富司純子さんです。久々に拝見したお姿に感動すら覚えました。その演技も、その風格も、押しも押されぬ大女優そのものです。抑えたお芝居には気品も感じられて、富司純子健在!です。冒頭の四十九日法要を終えて喪服から普段着に着替えるシーンでは、背中だけしかも左半分しか映し出されませんが和服の着付けは見事で見とれてしまいました。富司純子=和服=日本美女、うっとりしてしまうほどです。

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2点目はオープニングからエンディングまで数多く映し出される四季の植物(草花)と虫(昆虫)の姿です。日本の四季が見事に切り取られて、さらに雨や海の景色が加わり、季節や人生の移ろいを目にすることが出来ます。

これまでにも樹木希林さんが出演した『モリのいる場所』や『日日是好日』などでも様々な四季の草花が写し出されておりましたが、何度見ても心に染み入ります。それだけ年輪を重ねた年寄りになった証拠でしょうか?

最後の3点目は作品のテーマを表現する重要な挿入歌です。古いLPレコードを聴くシーンが再三登場しますが、最初のシーンでレコード針が落とされて曲が流れると思わず鳥肌が立ってしまいました。流れ出る曲は『ブラザーズ・フォア』が歌う『トライ・トゥ・リメンバー』、出だしですぐにわかりました。60年代の初頭東京オリンピックが開催された頃でしょうか、ブラザーズ・フォアやジョーン・バエズが大好きでよく聴いておりました。“思い出してごらん、あの9月の頃を…”と、昔を振り返りながらも前に進もうとする少しセンチメンタルですが名曲です。オフ・ブロードウエイで40年以上もロングランを続けた伝説のミュージカルの挿入歌で、今ではスタンダード・ナンバーとして歌われております。70歳になった現在、このような形で再び聴けるとは思ってもおりませんでした。ウルウルしたのは当然で、これから我が家のレコード・ライブラリーを探してあらためてじっくり聴こうと思っております…

おとなの見るべき映画です、時間を気にせずにじっくり鑑賞してほしい名作です…!

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『たかがハワイ、されどハワイ』20世紀最後のハワイ旅 [海外旅行]

4月も半ばになりましたがコロナが収束する気配は微塵もありません。その代わりに花粉症が随分と楽になりました。国内外を問わずに旅行を控えていることに変わりはありませんが…

20世紀最後のハワイは、1999年10月のマウイ島3泊5日の旅でした。この年は春にオアフ島に行きましたので半年ぶりです。そのお陰でたった3泊の節約旅になりました。

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ANAの正規割引航空券GETを利用して、ホノルルからの離島運賃も含めて往復で72000円です。今では考えられない料金です。

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この頃から機材はボーイングのB747ジャンボ機から一回り小振りなB767に変更になりましたが、機内サービスは変わりません。

ホノルルで乗り換えて西マウイのカパルア空港へ向かいます。海を見下ろす丘の中腹で、サトウキビ畑に囲まれた赤茶色の滑走路1本のシンプルな空港でした。

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宿泊は「Sheraton Maui」ホテルで、オン・ザ・ビーチのリゾートホテルです。

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到着するとベル・ボーイがそのままお部屋まで案内してくれてお部屋でのチェック・インです。

宿泊したお部屋は「3322」でガイドマップのちょうど中央、№3⃣の建物で黄色いマークのオーシャン・フロントのお部屋です。

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お部屋からは裸足のままビーチへ行けます。解放感と快適さはワイキキのオン・ザ・ビーチのホテルとは比べ物になりません。中庭の芝生が足裏になんとやさしいことか!…

ホテルからは無料のシャトルバスが数系統ありラハイナ・コースを利用しての観光です。

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この時の収穫は「BUBBA GUMP SHRIMP CO.」レストランです。

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映画を思い出しながら頂いたエビは最高でした。その後、アラモアナ・ショッピングセンターにも出店されて飛んで行ったほどです。

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ラハイナ・ストリートの「KIMO'S」レストラン、海の上に張り出ているテラス席での昼食です。

波しぶきがテーブルにもかかり、強烈な日差しと共に忘れられない思い出です。

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ホテルからビーチ沿いに隣の「ウエスティン・マウイ・リゾート」にも歩いて行けます。

裸足感覚が忘れられません。

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チェック・インをお部屋で行ったのと同様にチェック・アウトもお部屋で、テレビ画面で行いました。なんと便利な事でしょうか!

現地の新聞や観光スポットのチラシなどを持ち帰ります。荷物になりますが時間が経つほど思い出が積もった無料のお土産となります。

ANAの機内誌で映画プログラムのページです。時代(年代)も一緒に思い出とないます。

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コロナで現在は県外をまたぐ移動も自粛要請されております。国内でこのような状態ですから海外へはいつになったら行ける事やら…?

ハワイへの行き方を忘れそうです…(涙)

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『川合玉堂』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]

東京では今年3月中旬に桜の開花が宣言されて下旬には満開となり、4月にはすでに葉桜となってしまいました。

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散った花びらが路面を飾っている4月1日、広尾の山種美術館で『川合玉堂展』を観てきました。

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サブタイトルに「山崎種二が愛した日本画の巨匠」とあるように、美術館の創立者・山崎種二氏が川合玉堂との親しい交流から蒐集された数多くの作品の展覧会です。

「山種美術館」は我が家では毎度お馴染みになっており、都内の近場で日本画と言えばここが最高です。何度訪れてもハズレはありません。写真などとは比べ物になりません。本物の持つ迫力、力強さを毎度のことながら感じております。

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展示品の中には以前にほかの企画展で拝見したものもありますが、あらためて拝見すると名画としての価値がさらに伝わり感動すらしてしまいます。

いつもながら思うのですが、作品の保存・修復などにどの位の時間と経費が必要なのでしょうか? 年寄りの一般庶民としては想像すらつきません。

今回は玉堂の師である望月玉泉や橋本雅邦などの作品も展示されてその技巧や画面構成なども見比べることが出来ます。それらの制作年は天保から明治年間となりますのですでに100年以上が経過しております。保存管理はどのように行っているのでしょうか?

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さらに付け加えるならば「表装」の素晴らしさがあります。展示されているほとんどの作品に同じ紋様の表装が施されております。美術館側で保存のために施されたものと思われますが、時代(年代)や作風に考慮しながらも一幅の芸術品として見事に仕上がっており、これまた感心をしてしまいます。

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玉堂と言えば横山大観と川端龍子の三者による「松竹梅」展が有名で、美術館所蔵の絵画や書、それに集合写真を以前拝見してその発想の面白さと出来栄えにビックリさせられました。今回もその一部が展示されて大喜びをしてしまいました。出来る事なら現存の作品等、関係するすべてを観たいものです。

最後に、我が家でお正月に欠かせない作品を紹介します。1942年(昭和17年)に美術館創立者の山崎種二氏のお嬢様の結婚を祝って川合玉堂から贈られた作品です。「松上双鶴」(絹本・彩色)です。

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おめでたい作品なので、我が家ではお正月のお飾りとして使わさせていただいております。あらてめて実物を拝見して恐れ多くなってしまいました。やはり本物は素晴らしい!…

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映画『まともじゃないのは君も一緒』TOHOシネマズ日比谷 [お気に入りの映画]

3月22日、久々に映画館を訪れました。

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訪れたのはTOHOシネマズ日比谷で、11時50分の回を見ました。

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まだまだ定員は50%に制限されているものの、ひとつ置きの座席は解除されて久々に夫婦ふたりで並び席で鑑賞できました。ただ、まだまだ館内は寂しい限りです。

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清原果耶さん、私が今最も注目している若手女優です。しばらく前のNHK朝ドラ「あさが来た」でご主人に惚れてしまう女中奉公の娘役が記憶に残り、その後もNHKのドラマ「透明のゆりかご」や「蛍草 菜々の剣」などを拝見してファンになってしまいました。

初主役の映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」では、個性が半端でない桃井かおりさんを相手に堂々とした演技を見せてくれました。その流れで今回の鑑賞となったわけですが、主役の成田凌さん、清原果耶さん、おふたりの演技もさることながら、その台詞に驚かされてしまいました。今どきの女子高生がポンポンと発するセリフに対して、予備校講師の口からは数学の定理がよどみなく語られます。脚本家はどこまで専門に学んだのか知りたいほどです。特に今どきの女子高生言葉は私みたいな初老のおじさんには理解不能ですし、脚本として書くこともできません。言葉の面白さ、日本語の面白さを存分に楽しませていただきました。

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これまでは等身大の年齢の役が多かった清原果耶さんの今後が楽しみです。そう遠くない時期に、女の子からおとなの女性の役を演じられることでしょう。

来月、5月17日から放送が始まるNHK朝ドラ「おかえりモネ」ではヒロインを演じるとの事、一枚脱皮してさらに大きくなった彼女に期待しております…

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『たかがハワイ、されどハワイ』初ANAで行く99年のハワイ旅 [海外旅行]

ANAが名古屋⇔ホノルルに続き成田⇔ホノルル便を就航させました。

待ちに待ってましたと言わんばかりに99年4月6日から4泊6日の旅をANA便で楽しんできました。

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エコノミー・クラスですが運賃はなんと往復で49000円、当時は当然ながら燃油サーチャージ込みです。さらにキャンペーンとしてANA利用券5000円もありますので、実質44000円となります。

30年以上続く我が家のハワイ旅行の中で最安値の価格で、今さらですが驚かされます。

現代流行りのLCCではありませんので食事も申し分ありません。

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ホノルル到着日の夕食は、いつしか格安の「ペリーズ・スモーギー」でいただくのが常となっております。

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時差ぼけのある中では十分すぎるほどの量です。しかもお酒は持ち込みOKで、嬉しい限りです。

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オアフ島内は4日間有効の「バス・パス」が大活躍、使用する月と日数をスクラッチするだけです。

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ハワイでは毎度お馴染みのABCストアで購入できて、価格は公共機関なので税込みです。

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「ワード」のファーマーズ・マーケットでプレート・ランチを購入して、「アラモアナ・ビーチパーク」でいただきました。ハワイの日差しの下ではプレート・ランチもご馳走となります。

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「アロハ・タワー・マーケットプレイス」内の「ゴードン・ビアーシュ」は我が家のお気に入りです。

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地ビールと共に頂く「ガーリック・フライズ」($4.50)は山盛りで絶品です。

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パール・ハーバーで「戦艦ミズーリ号」と潜水艦「ボーフィン号」を見学。

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実践で活躍した戦艦なのでその迫力とその不気味さには怖さを感じてしまうほどです。

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前回同じパールハーバーで日本軍が撃沈した「アリゾナ祈念艦」を見学した時と同様に、日本人は我々だけで周りはアメリカ本土からの観光客と思われる方々ばかりです。

ホテルのお部屋に毎日朝刊が届けられます。気になる記事を持ち帰っていますが、今回はブロードウエイ・ミュージカル公演の宣伝ページです。

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旅行期間中の天気や上映されている映画欄なども切り抜き、思い出として元帰っております…

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『たかがハワイ、されどハワイ』海外旅行の醍醐味を味わった1998年のハワイ [海外旅行]

1998年9月8日~17日まで、我が家としては最長となる8泊10日のハワイ旅行でした。

旅行の醍醐味のひとつに無料航空券があります。努力してマイレージを貯めれば手に入るものなので醍醐味とは言えないかも知れませんが、国内と比べて海外は便数と座席数にかなりの制限がありますので、自分好みの便と日程がなかなか合いません。

今回はエコノミー・クラスですが夫婦ふたり分、コンチネンタル・ミクロネシア航空の無料航空券を利用させていただきました。利用できる便の都合で8泊10日になった次第です。

成田発の夕食と朝食です。日本食も意識されてありがたいです。

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宿泊はこの時から、シェラトン・ワイキキ・ホテルです。前回のシェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテル予約時にシェラトンホテルズのメンバーズ登録をしており、チェックイン時にカード提示でアップグレードをしていただきました。

“オーシャンとダイヤモンド・ヘッド、どっちが良い?” と聞かれてすかさずに“ダイヤモンド・ヘッド”と答えると、26階のデラックス・ダイヤモンド・ヘッド・ビューのお部屋を用意してくれました。予約したのは低層階のシティー・ビューだったので、いきなり26階になりビックリです。しかも8泊もの連泊で…。個人予約のお陰でしょうね、ラッキー!! 

無料航空券にプラスして最高クラスのお部屋に宿泊…、これこそが懐を痛めない旅行の醍醐味でしょうね。

26階のエレベーター・ホールとお部屋のラナイ(ベランダ)からの風景です。

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シェラトン・ワイキキから徒歩で行ける「アメリカ陸軍博物館」です。入場は無料ですが、心付けとしての寄付を…

太平洋戦争で日本が負けたことを実感できます。

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我が家にとってはお馴染みのアロハタワー、お目当ては「ゴードン・ビアーシュ・レストラン」です。ここは地ビールの元祖でしょうか。

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夕食は焼肉の「カメリア 冬柏」でいただきました。韓国人の経営で食べ放題ですが、その種類と量に驚かされます。

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「エッグスンシングス」での朝食は現在と違って行列もありませんでした。

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「ホノルル美術館」です。

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昼食はビーチウォーク通りの「神田 やぶそば」でいただき、手打ちのそばに大満足でした。

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このビーチウォークには、日本人が経営する鮨、そば、イタリアンのお店が並んでおりましたが、現在はかなり様変わりをしてしまいました。

夜はお馴染み「チャックス・セラ―」です。

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「ホノルル水族館」はワイキキの外れですが、ホテルから徒歩圏内です。

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毎年9月に、ハワイ全島挙げての「アロハ・フェスティバル」が開催されます。期間中様々なイベントがあり、「アロハ・フラワー・パレード」もその一つです。アラモアナ・ビーチパークからカピオラ二・パークまで、約2時間半をかけてのパレードです。

各島から選出されたクイーンや、学校や企業などのグループによるマーチング・バンド、さらにその年のテーマで飾られた車などが登場します。この89年は東京大田区からお神輿が参加して盛り上がっておりました。

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当時、シェフのサム・チョイ が料理コンテストで優勝して人気になっており、その優勝したシーフード料理を食べてきました。

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こちらはアメリカ南部の郷土料理店「ディキシー」です。名物はドラム缶の蓋をお皿代わりにしてナナズなど南部の食材を豪快に手づかみでいただきます。

当然、食べきれませんので“ドギー・バッグ”としてお持ち帰りです。

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ホノルル空港では運が良ければオープン・スペースでハワイアン・ショウが楽しめます。

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後ろは日本に乗って帰るコンチネンタル航空機です。それにしても首に飾られているレイはどこで頂いたのでしょうか? 思い出せません…

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旅行は未知との遭遇です。その場、その時でしか味わえない醍醐味があります。このような旅が再び体験できる日を心待ちにしております。

<次回は20世紀最後の1999年のハワイです。たかがハワイ、されどハワイです…>

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『たかがハワイ、されどハワイ』初ハワイから90年代前半のハワイ旅 [海外旅行]

年に一度、夫婦ふたりのハワイ旅行を楽しみに生活をしております。

昨年(2020年)は9月に行く予定で早々と2月にエアラインとホテルを予約しましたが、7月末には飛行機の運休、8月に入るとホテルから休業、との連絡が入り断念!

今年(2021年)に期待を掛けましたがいまだにコロナの終息は見えず、今年もおそらくだめでしょうね。私たちには陰性証明書もワクチン接種証明書もありませんから…。

たかがハワイですが、されどハワイです。89年の我が家の初ハワイから2019年までに22回を数えます。家族の不幸などを除き、毎年のように旅行することが夫婦の楽しみになっております。

楽しかった思い出を辿って行きます、まずは初ハワイの89年です。

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成田発夜10時ですがホノルルには出発日同日の朝(日本時間翌日早朝)に到着します。ツァーだとホテルのチャックインが出来る午後3時頃まで市内観光に連れ回されます。夜中のフライトで皆さん睡眠不足で冷房の効いたツアーバス車内はほとんどの方が眠りこけております。写真はツアー観光のひとつ、「パンチボールの丘」で墓所です。

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チェックインを済ませば待ちに待った自由行動です。「キングス・ヴィレッジ」の儀衛兵の交代セレモニーで撮った記念写真です。

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夕食はキングス・ヴィレッジ向いの「チャックス」でステーキをいただきました。写真のキングス・カットで約16ドル、30年前はこんなに安かったのですね。

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値段で忘れられないのが「ペリーズ・スモーギー」のビュッフェです。ディナーでも当時約8ドルの安さです。味は値段に比例して大味のアメリカンですがアルコールは持ち込みOKなので、その後の旅行でも何回か利用しました。

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このお店はかなり前に閉店して、2019年当時は平地になっていましたので今ごろはホテルなどが建っているかも知れません。

89年の初ハワイでハワイの魅力にとり付かれましたが、エコノミークラスの座席の窮屈さにうんざりして91年はJALのビジネスクラスを利用することにしました。しかもこの回から完全に個人旅行で、エアラインとホテルを直接予約しての旅です。

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ホノルル空港で乗り換えてカウアイ島に向かいます。目的はエルヴィス・プレスリーの映画『ブルー・ハワイ』のロケ地巡りです。映画にも使われたホテル「ココ・パームス・リゾート」に宿泊して映画を振り返ります。今で言う聖地巡礼でしょうか。しかしこのホテルは翌92年夏のハリケーン・イニキで壊滅的な被害に遭い休業、その後再建されずに完全に無くなってしまいました。行っておいて良かったです。

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オアフ島では「ダイアモンド・ヘッド」に登ったり「シー・ライフ・パーク」などを見学して楽しみました。

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ワイキキの「達磨」で食事をしましたが、このお店もまだあるのでしょうか?

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この91年のJALに対して良い思い出はありません。そのひどさに呆れてその後JALの利用を取りやめたほどです。以来、国内・海外を含めてJALには乗っておりません、乗る気がしないのです、今でも…。

当時ハワイにはまだANAが就航しておらず、ANAが飛ぶまでコンチネンタル・ミクロネシア航空を利用しました。

94年にはそのコンチ(現在はユナイテッドの傘下)のビジネス・ファースト・クラスを利用して、極上の空の旅を味わいました。

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この年はワイキキ・ステイですが、日帰りで「マウイ島・ラハイナ」を散策しました。

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オアフ島に戻り、太平洋戦争勃発の祈念艦がある「USS・アリゾナ・メモリアル」を訪問。

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大流行となったアウトレットの「ワイケレ・ショッピング・センター」もまだグランド・オープン前でしたが、ザ・バス(市内バス)を乗り継いでその規模の大きさを実感してきました。

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96年はコンチのエコノミー・クラス利用で、ワイキキは初めてシェラトン・プリンセス・カイウラニ・ホテルに宿泊しました。

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ホテルはワイキキのど真ん中に位置しておりどこに行くにも便利です。

オアフ島には豊富なバスルートがありますので、ザ・バスが4日間利用できる「バス・パス」を購入して動き回りました。このパスは大変便利で近場のABCストアで購入できます。(現在は廃止されて、一往復分の料金でワンデイ・パスをバスの運転手から購入します)

「ビショップ・ミュージアム」や「アロハ・タワー」など定番観光地巡りです。

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現在アロハタワーではレストランは残っておりますが、マーケットプレイスのショップは無くなり、大学のキャンパスとなっております。時計台のアロハタワーは従来通り登頂見学は可能です。

夜は、ビーチウォークの「にゅう・とうきょう・れすとらん」でちゃんこ鍋をいただきました。

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ポン酢がなくて四つ切にした大量のレモンが提供されたことが記憶に残っております。

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残念ながらこのお店もかなり前に閉店となり、現在は跡形もありません。

Tシャツと短パンなどの普段着で構わず、食べ物にも苦労せず、暖かい気候と自然に囲まれてのんびり過ごせるのがハワイです。

サラリーマン生活の中でハワイで鋭気と気力を養うことが習慣となっていきました。

たかがハワイ、されどハワイです…

<90年代後半へ続く>

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『美を結ぶ。美をひらく。』展・サントリー美術館 [世界の美術館&博物館]

六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階に位置する「サントリー美術館」を訪れました。(2月22日)

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美術館のリニュアル・オープン記念最後を飾る展覧会です。

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サブタイトルに「美の交流が生んだ6つの物語」とあるように、あまたある美術品の中から日本と世界の交流から生まれた作品の数々が鑑賞できます。

6つの物語は、“古伊万里” “鍋島” “紅型” “和ガラス” “江戸・明治の浮世絵”そして “ガレ”の作品群で物語られます。すべてがサントリー美術館の収蔵品ですから驚かされます。収蔵品の価値の高さから、企画したキュレーターの発想と眼力の高さまで、「知識の交流が生んだ物語」とでも言いましょうか、お見事です。

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ガレについては大きな思い出があります。もう十数年も前になりますが、パリ・オルセー美術館で見た “手”です。永い時間海底に居たのでしょうか、貝殻や藻などが複雑に絡み合いへばり付いています。ガラスケースの中、流れるセーヌ川の川面の陽光を浴びて怪しげで妙にエロティックだった事が記憶に残っています。

今回会場での写真撮影が許されていたのでガレだけ撮らせていただきました。会場で展示の最後を飾る、花器 “木立”と壺 “風景”です。2作品とも初めて拝見しました。

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いつも、いつも思うのですが、どうやって作るのだろう? その技術的にも、その感性的にも…

各ジャンルであらためてそれぞれの “美”を堪能させていただきました、ありがとうございます。

最後に東京ミッドタウン内の無印良品のお店で見つけた巨大ポスターを紹介します。近代的な六本木のビル内で、いにしえの奈良時代と結ばれました、これも何かの縁なのでしょうか?…

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