ウィーン少年合唱団 来日６０周年

ウィーン少年合唱団の初来日公演から今年で６０年になります。１９５５年の初来日には片道３日かかったとは今さらながら驚かされます。

今春の日本ツアーは６０周年の記念公演となるそうです。

私が初めて聴いたのは、東京オリンピックの年、１９６４年です。

ここ１，２年で知った事ですが、ファンの方々は来日した年で表しているそうです。６４年組とか７２年組とかで…。それで言えば私は６４年組のファンです。この年の団員はほぼ私と同じ年なのです。いわゆるクラスメイトが綺麗な歌声と素晴らしいハーモニーを目の前のステージで聴かせてくれていると言うことです。中でも私よりちょうど１歳年下のエーリッヒ・シャーリング君のボーイ・ソプラノに魅せられてしまいました。当時のパンフレットと来日記念盤のレコード・ジャケットに写真が残っています。

６４年プログラムＡの第２部オペレッタ『デニス氏夫妻』の写真も見つけました。最近の来日公演ではオペレッタの上演がなくなってしまいとても残念に感じております。

娯楽が乏しかった６４年当時、ウィーン少年合唱団の来日公演は日本中の女の子を熱狂させたようで、少女雑誌のマーガレットや週刊誌にたびたび記事になったようです。男の子の私はマーガレットなどの少女誌の存在は知っていてもその中身は見たことがありません。当時の熱狂振りが最近テレビ番組でも取り上げられたようでそのＴＶ番組からの画像です。

昨年知った事ですが、タレントの天地真理さんがエーリッヒ・シャーリング君の大ファンで、後日自身のテレビ番組に招待して共演したそうです。７０年代ですからかなり前の話です。当時の週刊誌の切り抜きを見つけました。

私が初めてウィーン少年合唱団の歌声を聴いてからすでに５０年の年月が過ぎております。当時の聴衆であった少年少女は６０代以上のシニア世代となっております。（エーリッヒ・シャーリングさん本人もしかり…）『ウィーン少年合唱団　エーリッヒ・シャーリング』と検索すると、かなりの数のサイトがヒットします。私も含めて皆さん昔の思い出を大切にしているようで嬉しくなるやら、ビックリするやら、です。今年６０周年の来日公演でウィーン少年合唱団を初めて聴く少年少女たちはその感想を６０代になっても語り継ぐでしょうか？　最近のコンサート会場では親子と思える姿を多く拝見します。今年初めて聴く少年少女も、将来親となった時にきっと子どもと一緒にコンサートに行く事でしょう。『天使の歌声』には時代を超えて引き継がれる感動があります。それは途切れる事はないでしょう、日本でも６０年続いているのですから…

 

コメント 1

こんばんは。はじめまして。
ウィーン少年合唱団のオールドファンの一人です。
こちらのシャーリングさんと天地真理さんの写真をtwitterで使わせていただきました。事後報告になってしまって申し訳ありません。
ご都合が悪ければツイートを削除いたします。よろしくお願い致します。


by tack (2021-02-04 22:14)