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『北斎 花らんまん』展・すみだ北斎美術館 [世界の美術館&博物館]

初めて『すみだ北斎美術館』を訪れました。

以前から気になっていたもののなかなか訪問する機会に恵まれませんでした。

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入場券の有効期間最終日となる5月22日、五月晴れの日曜日に訪問してきました。

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この美術館は国内にいくつかある北斎専門館のひとつで、その生涯をたどりながら作品を巡り、勉強できる展示・構成となっております。作品のデジタル化で、拡大して微細部を鑑賞したり、描き方を一筆書きで学んだり、現代風な遊び心が感じられる美術館です。

常設展に加えて企画展が併設されて、今回は『北斎 花らんまん 四季の花が見ごろです。』と題されて、浮世絵・肉筆画を合わせて豪華絢爛たる四季の花々がタップリと鑑賞できました。

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都内では、北斎に関する展覧会が毎年のように開催されています。現在もサントリー美術館で大英博物館所蔵の作品群が里帰り公開されております。(『Hokusai from the British Museum』22年6月12日まで)

現存する作品が3万余点と言われておりますが、浮世絵として摺られた数を含めるとどの位の数が世界中に存在しているのでしょうか想像が出来ません。90歳で亡くなるまで、信じられないほどの高齢にもかかわらず晩年まで絵筆を握っていたそうで驚くばかりです。

もうひとつ会場で驚かされたのが、実物大に作られた四畳半ほどの小部屋で制作に没頭する北斎と傍で心配そうに見つめる娘のお栄(葛飾応為)さんの人形模型です。晩年の北斎でしょうか、手や顔の皺じわは怖いくらいリアルでさらに絵筆を持つ右手が動きます。狭くてゴミだらけの小部屋で後世の残る芸術作品が生まれたことに感激して涙が出そうでした…。

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映画『オードリー・ヘプバーン』TOHOシネマズシャンテ1 [お気に入りの映画]

『オードリー・ヘプバーン』、1929年5月4日ベルギーのブリュッセルで誕生して1993年1月20日にスイスの自宅で死去。

亡くなられてもう30年近くになるのですね、考え深いものがあります。

今でも世界中から愛され続けている女優は他にはいないのではないでしょうか。

そんなオードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画が公開されました。

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公開翌日の5月7日に観に行きました。(TOHOシネマズシャンテ1)

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混雑しており確保できたのは前から3列目の席…。

食い入るように画面を見つめ、すぐさまスクリーンに引き込まれてしまいます。

私がこれまで知らなかった多くのエピソードが紹介されて、さらに彼女自身が悩まされていたコンプレックスまであらわになります。

そのコンプレックスゆえに考え抜かれたメイクやヘア・スタイル、さらにはドレスのデザインまで…、発想の逆転が彼女の “美” を生み出したことを知らされます。

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映画館直ぐ近くの帝国ホテルで上映記念として『オードリー・ヘプバーン写真展』が開催されていましたので足を運びました。

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あらためてオードリーが出演した映画が観たくなりました、我々の世代にとっては吉永小百合さんと並ぶ永遠のアイドルです!!

最後に、オードリーも積極的に取り組んだユニセフにも目を向けたいと思います。今この時代だからこそ、自分で出来る小さなことから、何かしらの協力をしたい思いです!…

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ミュージカル『メリー・ポピンズ』東急シアターオーブ [オペラとミュージカル]

2004年4月15日にロンドン・プリンス・エドワード劇場でミュージカル『マンマ・ミーア!』を観劇した時の記念写真です。

その年の12月15日開幕となる次回作のミュージカル『メリー・ポピンズ』の前売りもすでに始まっていました。

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丸々18年後の2022年5月4日にようやくそのステージを目にすることが出来ました。日本語版ですが…。

劇場は、渋谷ヒカリエ11Fの東急シアターオーブです。

来場者にはグリーティングカードが配布されており、よく見ると観劇日の日付が入っております。全公演日ごとに制作したのでしょうか、それとも “Jolly Holiday” なので休祭日のみのプレゼンだったのでしょうか?

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ディズニーの映画版を観たのが14歳の中学3年生だったのですでに57年も昔のことです。当時、映画のキャッチコピーが “7歳から70歳までみんなが楽しめる映画!” とあり、それぞれの年齢の男女を招待しての試写会が企画されて14歳の男で応募したところ見事に当選して、有楽町・朝日ホール(当時)で大興奮して鑑賞した記憶がいまだに大きく残っています。

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当然ながらアニメを合成させた映画版と生身の人間が演じるステージ版とでは、作り方に大きな違いがあります。

ただ、楽曲の楽しさやダンスの素晴らしさなどは同一で、原作の本質には変わりありません。

特に今回の舞台ではアンサンブルによるダンス・パフォーマンスは見事としか言いようがありません。

劇中歌として超超有名な “SUPERCALIFRAGILLISTICEXPIALIDOCIOUS” では、客席から自然と始まる手拍子で盛り上がり、子役を含めたアンサンブル全員でアルファベットの手文字によるパフォーマンスは素晴らしいものでした。アルファベットのスペルを覚えるのも大変だし、さらに手文字に変換して、ダンスも披露しなければなりません。平仮名ならともかく英語のアルファベットのスペルで、です…。

拍手喝采、カーテンコールはもちろんスタンディング・オベーション!

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生の舞台ってなんて素晴らしいのでしょうか、一生懸命なパフォーマンスには涙が出てくるほどです。

明日への活力を授かったようです、次のステージが楽しみでなりません…。

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映画『ドライブ・マイ・カー』TOHOシネマズシャンテ [お気に入りの映画]

多摩ナンバーで赤色のスェーデンの名車「SAAB900」にようやく会う事が出来ました。

4月23日に映画「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。

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TOHOシネマズシャンテ・スクリーン1、10:30の回です。

シネマイレージのメンバーで、6回見れば1回無料になる特典を利用しました。

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3時間の長編ですが長さをまったく感じません。逆にどんどん、どんどん引き込まれていきます。

脚本の素晴らしさでしょうね。話があちこちに飛ぶように見えてもしっかり繋がっております、無数の枝がしっかりと大樹の幹に繋がっているように…。

オープニングの舞台「ゴドーを待ちながら」の上演場面にはビックリしました、多国籍語による舞台を初めて知り、“えっ、なにこれ?”って感じでしたが、メインとなる「ワーニャ伯父さん」での多国籍でのキャスティングからそれぞれの異なる言語でのセリフなど好奇心旺盛な私にとっては興味津々でスクリーンに引き込まれていきました。

緻密な脚本と丁寧なカメラワークに相まってこの「多国籍」が世界中で受け入れられて数えきれない程の映画賞を受賞したのですね、納得です。

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小学生で映画館での映画に目覚めて、中学高校時代で歌舞伎やミュージカルなどの舞台を知り、十代後半からは劇団四季にハマっておりました。現代の劇団四季=ミュージカルの時代ではなくて、日下武史さんや藤野節子さん、影万里江さんなどが活躍する時代でチェーホフやジロドゥなどの戯曲を朝日生命ホールやイイノホール、虎ノ門ホールなどで観劇しておりました。「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」「かもめ」などなど、もう60年近くも昔のことで今では年寄りの良き思い出です。

そんな、なんだかんだをこの映画で思い出しました。加えて、多国籍語による稽古、本読みから立ち稽古、本舞台での通し稽古など事細かに描かれており、人間が演じる舞台、演劇の素晴らしさをあらためて思い知らされました。

映画として特にお気に入りのシーンがふたつあります。ひとつは女性運転手の実家の跡地として北海道の一面雪景色の中で撮影された長廻しのカットと、舞台「ワーニャ伯父さん」のラストで韓国語の手話によるセリフのシーンです。西島秀俊さんの長セリフと、韓国のパク・ユリムさんの手話によるセリフは今思い出しても胸に迫るものがあります。

子供時代から見続ける映画にまた一本、記憶に残る作品が追加されました。

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日曜日で銀座の「歩行者天国」が実施されておりました。本当に久々ですがたまにはいいもんですね…!

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日曜日の映画鑑賞『ドライブ・マイ・ファンタスティックビースト』 [お気に入りの映画]

4月17日の日曜日に映画を観に行きました。土日の映画鑑賞なんて何十年振りでしょうか、仕事現役時代の休日は平日でしたので…。

映画『ドライブ・マイ・カー』を観たくてTOHOシネマズ日比谷に出向きました。アカデミー賞の受賞も落ち着き、もう混んでいないだろうと思っていたところ、

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12:05の回は全席売り切れて、15:40の回もバラバラで数席残っているだけでした。私たちを含めてまだまだ大勢の方がご覧になっていないのですね、驚くやら安心するやら…。

それならばと思い『ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密』に変更しました。

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11:20分の回を検索すると残席はあるものの日曜日で開映時間も迫っており、購入できたのは前から2列目の席でした。

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ファンタスティック・ビーストは、ハリー・ポッターと同じホグワーツ魔法学校を卒業した動物学者のニュートを中心としたシリーズ作品で、これまで2作共にハチャメチャの面白さで楽しませてくれました。

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s-映画『ファンタスティックビーストと~』TOHOシネマズ日比谷・チラシ02.jpg

これまで同様に魔法界での善と悪の闘いが描かれますが、中心となるのはあの魔法学校の校長となる前のダンブルドアです。

そのためにホグワーツ魔法学校や生徒たちも登場します。それらのシーンのカメラ・アングルなどはハリー・ポッター・シリーズのそれと全く同じです。それ故にこの作品は、ハリー・ポッターのスピン・オフ作品ではないかと思えるほどです。

ファンタスティック・ビーストとしての救いは魔法動物として「麒麟」が登場することです。動物園にいる「キリン」ではなくて、ビール会社のマークにもなっている中国の伝説の聖獣「麒麟」です。

字幕も出来れば「麒麟」にして欲しかった気がします、読み方はルビをふれば良いし…。そのほうが聖獣としての品や格、凄みが感じられると思うのですが。

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ハリー・ポッター・シリーズは一応完結しているので、このファンタスティック・ビーストの今後が楽しみです。大人も子供も「魔法」の世界が大好きです。製作には多大な費用と時間がかかっていることは見ているだけでわかります。

映画館の座席に身をゆだねて、迫力のある映像と音響を存分に楽しむ喜びをこれからも続けて味わいたいです!

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久し振りに見る映画館の人混みです。多くのお客様になにかホッとする気持ちと嬉しさがあります。

当然ですがコロナの感染予防には気を使っています!!

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『上村松園・松篁 -美人画と花鳥画の世界-』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]

春爛漫、満開の桜の中、『上村松園・松篁-美人画と花鳥画の世界-』を鑑賞するために山種美術館を訪れました。(4月2日)

写真は恵比寿駅から山種美術館に向かう途中、明治通りに咲き誇る見事な桜並木です。

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美術館を創立した山崎種二氏は上村松園と親しく交流があり代表作を含む18点を蒐集、美術館開館55周年を記念してその全てが公開されました。

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妖艶なる美人画はいつ観ても惚れ惚れして、その美しさに引き込まれてしまいます。

松篁は松園の長男で花鳥画を得意として、京都画壇を代表する格調高い花鳥画9点も同時に鑑賞できました。

さらに嬉しいことに松篁の長男・上村淳之の作品や、鏑木清方、小倉遊亀、伊藤深水らの作品も鑑賞できる誠に豪華な展覧会で、満足+満足、感謝+感謝、です。

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奥村土牛≪醍醐≫、美術館HPより

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美術館表通り脇に昨年11月に≪醍醐≫の桜の苗木が移植されて、今年1月に訪れた時はまだ芽も出ておらず、今年はまだ咲きはしないだろうと思っていました。訪れたこの日(4月2日)は見事な新緑の葉でおおわれており、よく見ると花が咲き終えてしぼんだ様な跡が…

s-『上村松園・松篁』展・山種美術館 醍醐の桜.jpg

館内でスタッフの方に伺ったら、3月14日に開花してHPに写真を掲載しているとの事。

その写真がこちらです。京都≪醍醐≫の桜、なにか気品さえも感じられます、さすが山種美術館!

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来年はこの眼でぜひ拝見したいものです!…

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『江戸東京博物館』長期休館前の観覧 [世界の美術館&博物館]

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両国の『江戸東京博物館』が大規模な改修工事を行うために休館となると聞き、休館前の観覧を楽しんできました。

訪問したのは3月28日、ちょうど開館記念日にあたり無料でした、ラッキー!

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ここ2年以上コロナの感染防止で触ることのできなかったお試し道具類に挑戦しました。

まずは肥桶担ぎです、片側20㌔を越す重さです。

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続いて千両箱、

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最後は、火消しの纏です。

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それぞれが相当な重量があります。江戸人のパワフルさ実感できました。と言うより私がヤワなのでしょうか?

人力車で一服、やはり年寄りにはこれが似合います。

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企画展の『徳川一門 ー将軍家をささえたひとびとー』の会期も延長となり、同時に観覧することが出来ました。

こちらもラッキー!…

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s-『江戸東京博物館』企画展・徳川一門チラシ.02.jpg

改修工事終了は令和7年度の予定で3年間の休館となります。『新江戸東京博物館』の誕生が楽しみです。

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屋外では満開の桜が咲き誇っておりました…

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『メゾン・エ・オブジェ・パリ展』日本橋高島屋 [世界の美術館&博物館]

3月21日、日本橋高島屋を訪れました。

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開催中の『メゾン・エ・オブジェ・パリ展』の最終日に慌てて駆け付けました。

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毎年パリで開催されている国際的なデザイン展の日本版です。

単にデザインの優れた作品の展示会ではなくて、注目すべきクリエーターたちの作品を専門のキュレーターを介してまとめ上げた展示で、日本ではなかなかお目にかかれない展示会です。もちろん私も初体験です。

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30代から40代の20年間、松屋銀座の家具売り場に家具を納入(卸)する仕事に従事しておりました。

百貨店全体のコンセプトに基づき、売り場の展開、商品の開発、仕入れなどをバイヤーの指示のもと、一緒に行動をしておりました。

当然ながら店頭での販売も経験、そのためにフロアに展開された売り場の商品を勉強することにも恵まれました。輸入家具はスカンジナビア・デコアの北欧家具やイッタラなどの生活用品、「あかり」に代表されるイサム・ノグチに、すぐお隣は店の顔である「デザイン・コレクション」売り場でした。

ここでの20年間に、人生に、生活に密着した「デザイン」をいやと言うほど知ることができました。

この展覧会では久々に「デザイン」の面白さを感じました。

ひとつビックリしたのが時代の経過です。展示作品の仕様はなんとQRコードから読み取るのです! 70代の年寄りには考えられません、なにごとも「検索」する時代なのですね。

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3月21日、日本橋の桜の満開はもうすぐでした…!

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ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』日生劇場 [オペラとミュージカル]

『籠の中の道化たち』に久しぶりに会いに行きました。

初回は1985年帝国劇場での初演、岡田真澄ジョルジュと近藤正臣ザザで、強烈すぎるほどのインパクトでした。

2度目に入った籠は2008年の日生劇場で鹿賀丈史ジョルジョに市村正親ザザとなりました。

今回久々の籠の中は同じオトコたちです。(3月14日・日生劇場)

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1幕を見終えて感じたのが軽さでした。演技なのか演出なのかわかりませんが、なんか軽いのです。初演の舞台の強烈なインパクトが感じられないのです。ステージを終えた女優ザザが衣装を脱ぎ、化粧を落として客席を抜けて退場する1幕ラスト、これまでの演出に手が加えられたためでしょうか、ひとりの人間としてのザザの感情が伝わってこないのです。オトコたちのダンス・パフォーマンスの一生懸命さは見事ですが…

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後半第2幕の面白さ、楽しさはこれまで以上でした。メインの役者さんたちは数多くの再演を重ねてその分が年輪として幹が太くなっていることでしょう。

家族を、人間を、愛を、描いている作品なので時代や世代を越えてこれからも上演される傑作ミュージカルです。

ただ、劇中「ホモ!」と2回叫ぶセリフがあります。久しぶりに聴くことばで、最近では「ゲイ」に慣れていますので、おそらくオリジナルの台本がそうなっているのでしょうね。ちょっぴり違和感がありました。

コロナ禍での舞台上演、大変なご苦労があったことと思います。

特にオトコたちのダンス・パフォーマンスはタップからカンカンなど多彩な振り付けに呼吸ぴったりな素晴らしいパフォーマンスで拍手喝采です! マスク着用でのレッスンはさぞかし大変だった事と考えられます。

2月のミュージカル『ラ・マンチャの男』に続いてコロナ感染者が出て、全27公演中12公演が中止となってしまいました。


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2万人以上の方が観劇できなかった計算になります。楽しみにしていたことでしょう、残念でなりません。我が家で観劇できたことには感謝しかありません。

さらに万全なコロナ対策で臨んだ出演者の皆様の無念さは計り知れません。一刻も早いコロナの終息を願うばかりです。

日生劇場1Fホワイエに舞台から見た客席の写真が展示されております。世界に誇る劇場です!!

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『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』東京都美術館 [世界の美術館&博物館]

東京上野の東京都美術館で開催中の『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』を鑑賞してきました。(3月8日)

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コロナの感染拡大中ですので日時指定予約制となっております。

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1979年のX線調査で発見されて謎とされてきたフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』の壁面は、2021年秋ついに40年以上に渡る修復作業を終えてフェルメールが描いた当初の姿が公開されました。

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フェルメール好きな私たち夫婦にとって観ないわけにはいきません。

会場にはこれまで公開されてきた壁面が真っ白な作品と修復された原画が並べて展示されて目を見張るほどの驚きが味わえました。

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今回の展覧会でフェルメールの作品はこの『窓辺で~』1点だけで、ほかの展示作品ははフェルメール自身が影響を受けたと思われる作品とフェルメール作品に影響を受けたと見受けられる作品です。約75点ほど出展されていますので、それはそれで見応えがあります。

フェルメールの作品は35点ほどしか実存しておりませんが、私たち夫婦は「ウィーン美術史美術館」「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」「ニューヨーク・メトロポリタン美術館」そして「パリ・ルーヴル美術館」で、それぞれお会いさせていただきました。加えて所蔵する海外美術館の来日展でもお会いしておりますが、それでも約半数にとどまります。ただ、レプリカによる全作品の展覧会や、鳴門の「大塚国際美術館」で実物大の陶製の作品なども拝見してフェルメールを楽しんでおります。

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帰りがけ「窓辺で手紙を読む女」ならぬ「壁面で手紙を読む爺さん」を演じてみました…

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映画『ウエスト・サイド・ストーリー』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

待望のミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』を観てきました。

今作スピルバーグ版の予告を映画館で見たのは20年4月に “20年12月堂々公開!”でした。コロナで映画館が休館となる直前で、それから “21年12月公開!”に延期されて、結局正式に劇場公開されたのが “22年2月11日”でした。

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待ちに待った上映です。一番早い日程で2月15日に鑑賞となりました

前日2月14日にはコロナ・ワクチンの3回目の接種があり、翌日の副反応が気になりましたが1、2回目と比べてほとんど症状がなく、安心をして映画館に向かいました。

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我が家のお気に入りTOHOシネマズ日本橋で最大スクリーン・サイズを誇るスクリーン7、しかも前から4列目中央の席を確保して話題作に臨みます。

前作ロバート・ワイズ&ジェローム・ロビンス監督版を見たのは11歳の小学6年生でした。流れるようなダンス・シーンとそれまで見たことのないような編集に子供ながらに驚かされたことを今でも鮮明に覚えております。

当時の映画館は有楽町駅近くの旧朝日新聞東京本社隣の「丸ノ内ピカデリー」でした。現代と違ってたった1館の単独上映で、1年以上も連続上映したことが大きな話題になりました。私の見た日も立ち見を含めて満員ぎゅうぎゅうでした。

今回は通常のパンフレットは制作販売されておらず、売っていたのは “スペシャル・メイキング・ブック” で、価格は何と税込み¥2.970、ふたり分のチケットより高価!です。驚きの価格ですが、内容もずっしり超豪華版で読みごたえ、見ごたえは十分です。

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前作よりも私にはこのスピルバーグ版の方が好きかも!…

前作と大きく違うのは登場人物や時代背景がしっかりと肉付けされて、よりリアルに仕上がっている点です。前作は単なるラヴ・ロマンスの悲劇性が重点で、今作はその悲劇が生みだされた社会性が強く描かれていますので、むしろオリジナルの舞台版に戻った感がします。(劇団四季の舞台しかみておらず、完全なブロードウエイのオリジナル舞台は知りませんが…)

それにしても娯楽映画の神様スピルバーグの監督作品です。面白くないわけがありません、次から次へハラハラ、ドキドキ、涙を流しながらもスクリーンの中に引き込まれておりました。ダンス・パフォーマンスの見事さは前作以上です。映像も音響も、そのダイナミックさを味わうためには家庭のTVやタブレットではなく、映画館の大スクリーンで味わうべき作品です。

時間を見つけてもう一度じっくり観に行きたい作品です!…

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映画『コーダ あいのうた』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

71回目の誕生日を迎えた2月1日、映画『コーダ あいのうた』を観てきました。(TOHOシネマズ日本橋・スクリーン2)

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音楽好きの私には題名の「コーダ」に惹かれての鑑賞です。

「CODA」音楽用語で楽曲の終わりを意味します、予告編でも音楽シーンがありましたので興味津々です。

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見終えてから「CODA」にもう一つの意味合いがあることを知りました。

「Child of Deaf Adults」(ろうあ者の親を持つ子ども)の略語だったのです。映画のタイトルは両方の意味合いを持っていたわけです。納得!…

映画としては最高の出来具合です。親の世話をする感心な娘や、高校生のラブロマンスや、将来への展望などなどを、単なるお涙頂戴作品には仕上げておらず、私みたいな年配者でも拍手を贈りたいほどになりました。

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映画に対する私の信条は、1.映画は映画館で見る物、2.映画はエンターテイメントである、の二点です。

1.に関しては学校での音楽フェスの場面、ステージで歌う主人公の音声を含む音響をすべて消して全くの無音状態にして、ろうあ者の世界を描き出します。映画館でしか体験できない感覚です。完全な無音は初めての体験で逆に怖さを感じてしまうほどでした。

2.については娯楽と言う言葉でくくっては失礼かもしれませんが、手話を通じて会話する脚本のおもしろさです。笑い転げる会話もあり、見事なおとなの娯楽作品に仕上がっております。

日本語と英語の手話の違いや、手話による感情の表現など、学びたい点はたくさんあります。そして特筆すべきはろうあの役者さんの演技です、障がい者も健常者も関係ないことを教えてくれます。この時代だからこそ響いてくるのかも知れません。

最後に主役のルビーを演じたエミリア・ジョーンズさん、私にとって初めて拝見する女優さんですが、歌に、演技に、手話に、スクリーンから目が離せませんでした、これからのご活躍を願い次回作を期待しています!…


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ミュージカル『ラ・マンチャの男2022 ファイナル』②、見果てぬ夢のまま終焉へ [オペラとミュージカル]

ミュージカル『ラ・マンチャの男』の東京公演は、平均して2.3年おきに帝国劇場と日生劇場で上演されてきました。(一時期、青山劇場でも)

ひとつの作品を同じ俳優が単独出演するミュージカルの日本国内最多上演記録を2008年に更新して、2019年には1300回のさらなる上演記録をも達成します。

その記念すべき舞台に接することが出来ました。

これは奇跡的な偶然で、観劇の1週間ほど前に強烈な台風が東京を襲い交通網が遮断されて公演が2回中止となってしまい、そのお陰で我が家の観劇日が1300回目となったわけです。

s-松本白鴎『ラ・マンチャの男 2019-10-211,300回記念公演』チケット.jpg

1965年のブロードウエイ初演に出演して、その後は日本公演にも深いかかわりを続けているミミ・ターク氏も来場されていて、元気なお姿を拝見させていただきました。

カーテンコールで披露された英語版の『見果てぬ夢』、そのドラマティックな熱唱は今でも耳に残っております。

s-ラ・マンチャの男 1300回記念公演・帝国劇場舞台写真.jpg

舞台写真は、東宝公式サイトから掲載させていただきました。

あれから3年、ついにファイナルとなります。最後なのでどうしても千秋楽が観たくて、昨年12月の前売り開始日にチケットは辛うじてGETできました。感激! <後日公演が中止となり絶望の淵に落とされましたが…>

予備にと考えて入手した2月7日のチケットです。前日6日が初日なので2回目の公演です。

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3年振りの舞台ですがファイナルでもあり、止めどなく涙が溢れ出てきます。

キャストの皆さんも舞台上のバンドの皆さんもこれまで以上に張り切っていることが舞台から伝わってきます。

白鸚・キホーテが歌う “ われこそはドン・キホーテ ” 嬉しくて楽しくて涙がポロポロ出てきます、“ 見果てぬ夢 ” は見続けた50年以上の中で最高、なんと力強くなんとドラマティックな歌唱か、涙に加えて鳥肌+ふるえまで…!

これまでは公演のパンフレットを買うことはあってもほかのいわゆるグッズは買ったことはありません。今回何故かパンフレットと販売されている “お土産” を買ってしまいました。

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「ポロシャツ」「ハンドタオル」それに「チャーム付きネックストラップ」で、すべてロゴ・マークが入っております。追加が欲しければ千秋楽の日に買えばいいやと思っていましたが、その千秋楽そのものがなくなってしまい、言葉がありません。予備にと思って購入したこの日のチケットや、普段買わないグッズの購入など、虫の知らせでもあったのでしょうか? 自分ではわかりませんが…

さよならを言えないままお別れをしたようで、“ 見果てぬ夢 ” が見果てぬまま終わってしまいました。いまだに悲しくてやるせなさが残っております。

それでも、染五郎・キホーテも、幸四郎・キホーテも、白鸚・キホーテも、すべて記憶の中で、心の中で生き続けています。50年以上もありがとうございました、感謝しかありません…

今後の『ラ・マンチャの男』大変でしょうね、誰が演じるのか?

高麗屋の財産ですから考えられるのはただひとつ、10年後に現在の八代目市川染五郎が演じるのです。松本白鸚が六代目市川染五郎時代に演じた初演時は26歳、八代目染五郎は今16歳なので10年後は26歳となります。

祖父の演出で孫が主役、お客様は絶対に観に行くでしょうね。私でも観たいです!… でも10年後、からだがいうことを聞くか、それだけが心配です……

劇場という何もない空間、大好きです。歌舞伎も、ミュージカルも、…

s-『ラ・マンチャの男 ファイナル』日生劇場・お土産.jpg

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ミュージカル『ラ・マンチャの男2022 ファイナル』①、遍歴の旅へと旅立ち [演劇・舞台]

昨日2月28日はミュージカル『ラ・マンチャの男』千秋楽公演を観劇する予定でした。

s-2022.02.28 千秋楽・チケット.jpg

残念なことにコロナの影響で公演が中止となってしまいました。涙が出るほど残念な思いです!

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1969年の日本初演から半世紀以上を超えてのファイナル公演です。

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1969年18歳の若造だった私は、それまでに『王様と私』や『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演した歌舞伎役者の市川染五郎に興味を抱いて『ラ・マンチャの男』の舞台を観劇。

完成された舞台演劇に衝撃を受けてもう一度劇場に足を運んだほどです。

s-市川染五郎『ラ・マンチャの男 1969 初演』チケット.jpg

それまでのブロードウエイ・ミュージカルの印象は、明るくて楽しいミュージカル・ナンバーと華やかで大掛かりなダンスで彩られたボーイ・ミーツ・ガールのハッピーエンド・ストーリーでしたが、そんな常識を真正面から覆された衝撃的な舞台でした。

劇場と言う何もない空間で、舞台に設定された狭い地下牢で神経を患った老人の妄想が演じられます。内容も暗くて、明るいラブソングも無ければ華やかなダンスシーンもありません。正にイマジネーションの世界なのです。

18歳の若造を虜にしたばかりか、本場のブロードウエイでも絶賛されてラマンチャの染五郎はブロードウエイで60回もの舞台に立ちます。当然全編英語で、しかもスペイン語訛りです!…

日本初演から間髪入れずにブロードウエイに出演、その偉業に帰国後すぐさま凱旋公演が開催されました。

先に6月の名古屋・名鉄ホールで、東京は9月に日生劇場でした。

当然ながら名古屋まで飛んでいきました!

s-『ラ・マンチャの男 1970』名鉄ホール&日生劇場 ブロードウエイ凱旋公演・チケット.jpg

以来半世紀の年月の中、度重なる再演が行われてその都度ほとんどの舞台を観ております。

2022年2月のファイナルまで私の遍歴の旅は続きます、その思い出は次週へ…

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2022年1月の記録・その4『ちはやふる展』松屋銀座 [世界の美術館&博物館]

1月17日、松屋銀座を訪れました。

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開催中の『ちはやふる展』の最終日に駆け込みました。

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“競技かるた”を題材とした少女漫画「ちはやふる」の原画や作品資料など、500点以上が出品展示された展覧会です。

残念ながら原作本は読んでおりません。知っているのは広瀬すずさんが主人公を演じた映画で「上の句編」と「下の句編」のテレビ放送を見ただけです。

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競技としての凄まじいほどの闘いが、限られた高校生生活の時間の中でキャラクター達の素晴らしい友情が描かれております。

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うわっ面の知識しか持たずに行きましたが、作者の末次由紀さんの“画”に見とれてしまいました。

特に単行本の表紙には圧倒されてしまいます。各巻ごとにキャラクターを替えて、さらにバックには四季の花々、木々が見事な色彩と共に描かれているのです!

絵画の基礎をしっかりと学んでいるのでしょうね。デザインとしてのバランスも最高でした。

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展示されていた原画だけでも「ちはやふる」の世界が、私みたいな年配でも存分に楽しめました。

2007年から連載が始まり21年9月現在で全47巻シリーズ累計2700万部を突破して、いまだに連載継続中との事で、さらなる今後の展開が気になります…

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2022年1月の記録・その3『東洋文庫ミュージアム』 [世界の美術館&博物館]

「駒込」1951年2月1日に産湯を使い、33歳で結婚するまで住み親しんだ町です。

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その駒込にこんな博物館がある事を昨年晩秋に知りました。

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本の博物館『東洋文庫ミュージアム』です。

興味を持ち訪問を決めたところ、偶然にもBS日テレの番組「ぶらぶら美術・博物館」で取り上げられて(昨年12月21日放送)期待が膨らみました。(1月9日に訪問、鑑賞)

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1924年に研究図書館として創立されて、以来約100年間で100万冊を超える蔵書となっているそうです。

2011年10月にミュージアムとして開館されてまだ10年ですが、今後話題になる事間違いなしでしょう。

目玉は2Fフロアに鎮座する「モリソン書庫」です。もちろんすべて本物!、圧巻!…

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すべての壁いっぱいに天井まで続き、しかもハシゴで蔵書を探すなどまるで映画の世界です。古くは「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ教授の書斎、近くでは「美女と野獣」でベルが大好きな町の本屋さんと野獣のお城の書斎、などを思い出してしまいます。本好きにはたまらないです。

館内にはカフェも併設されており、中庭を望みながら落ち着きのひと時が過ごせます。

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訪問したのは1月9日で、前々日の6~7日に降った大雪(東京としては…)がカフェの中庭に残っています。

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青空のもと静かさが絶妙なハーモニーを奏でておりました…

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2022年1月の記録・その2『奥村土牛』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]

2022年の新年最初を飾る美術展は広尾・山種美術館で開催された『奥村土牛』展です。(1月3日鑑賞)

例年ならこの日はサントリーホールでニューイヤー・コンサートを楽しむのが恒例となっていますが、コロナでオーケストラが来日出来ずに中止となってしまいました。

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サブタイトルに「ー山崎種二が愛した日本画の巨匠 第2弾ー」とあるように、美術館創始者・山種種二が画家・奥村土牛の初期から作品に惚れ込み、家族ぐるみの交際から直接蒐集した作品群の展覧会です。(展覧会のトップタイトル画は私が大好きな、1972(昭和47)年発表の≪醍醐≫です)

展示作品の数と質に驚かされます、さすが!山種美術館です。

土牛の師匠・梶田判古と兄弟子となる小林古径との関連も紹介展示されて見応え十分!

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我が家からこの山種美術館へは乗り換えなしの電車一本で行けます。都心にありながら静かな環境で国宝級の日本画がじっくり鑑賞できるので大好きな美術館です。

昨年(2021年)10月に「速水御舟と吉田善彦」展を鑑賞しに行った際、建物に面した大通りの一角で何やら工事をしているのを見かけました。それは何と、「醍醐」の桜の植樹工事だったのです。

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s-『奥村土牛』展・山種美術館 植樹された醍醐の桜.01.jpg

京都の本家・総本山醍醐寺から寄贈された枝垂れ桜です。まだ高さ約4mほどの苗木ですが、これからの成長が楽しみでなりません。都心のど真ん中で「醍醐」の桜が咲き誇る姿を想像してしまいます。

山種美術館を訪問する機会が一段と多くなる事でしょう!…

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2022年1月の記録・その1『ニューイヤー・コンサート』 [コンサート]

昨2021年に引き続き今年もまた中止となってしまいました。

サントリーホール開館時から開催されている「ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団」による『ニューイヤー・コンサート』です。

我が家ではお正月3日の恒例行事で20数年の連続記録があります。それが2020年の新型コロナの影響で21年新年の公演が中止となり、さらにコロナの猛威は収まらずに地元のオーストリアでは11月22日から3週間の再度のロックダウンとなり、日本では水際対策として21年12月いっぱい海外からの入国が禁止されました。

2年連続の公演中止で寂しさより悲しくなってしまいました。ここに幻となった公演の記録を残しておきます。

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デルタからオミクロンへ、コロナは変異しながら脅威と言えるほどの感染拡大を続けております。

ワクチン接種や新薬の開発が進んでおりますが、願うことはただひとつです、少しでも収まって欲しいのです。

贅沢かも知れませんが、来年こそは『ニューイヤー・コンサート』を、生の演奏を聴かせてください!!…

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映画『Disney ミラベルと魔法だらけの家』TOHOシネマズ日比谷 [お気に入りの映画]

ディズニーの最新アニメ『ミラベルと魔法だらけの家』を観てきました。(12月20日)

映画館は日比谷ミッドタウン4階のTOHOシネマズ日比谷です。

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s-映画『ミラベルと魔法だらけの家』TOHOシネマズ日比谷・タイムテーブル.jpg

13:40の回を券売機で購入。

機械がいつの間にか新しくなって、チケットそのものが変わりました。背景にあったTOHO CINEMASのロゴ・デザインが無くなりスーパーのレシートみたいになりました。ちょっぴり味気ないです…

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シネ・マイレージで貯めたポイントをポップコーンとコカ・コーラに引き換えて、いざ入場です。

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ディズニー・アニメーション・スタジオで制作する長編アニメは本作で60本目となるそうです。

これほどの数が制作されていることに驚き、さらに世界中で愛され親しまれていることはディズニー・マジックそのものなのでしょうね。

“白雪姫” や “ピノキオ” など童話の映画化から始まり、数々のディズニー・プリンセスを誕生させて、“ポカホンタス” や “ムーラン” など世界中のいろいろな地区の題材をアニメ化して、その流れでこの60本目となったようです。

舞台は南米のコロンビアで、大自然の山々や色とりどりの草花が、これでもかと言うほど緻密に描かれていて嬉しくなってしまいます。ただひとつ残念なのが家族構成がはっきりと描かれてなくて、セリフのギフト(魔法)はわかるのですが、ビジョンの意味が解りにくいです。オリジナル・ストーリーですが、もう少しシンプルにしても良かった気がします。

とは言っても、ディズニー・マジックが存分に注がれています。一緒に踊りたくなるようなアップテンポのナンバーと共に、家族の絆や生きる喜びがスクリーンからあふれ出ています。

2021年最後はディズニーで締めました。小さい時から慣れ親しんでいるディズニー映画を、映画は映画館で見るもの、の信条を今年も貫きました。小さな達成感があります…。



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映画『ディア・エヴァン・ハンセン』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

ミュージカル映画『ディア・エヴァン・ハンセン』を観てきました。(12月7日)

観たいと思った理由はただひとつ、元がトニー賞のベスト・ミュージカルに選ばれた作品だからです。

年齢のせいか、情報不足で最近のブロードウエイ作品に疎くなっています。ミュージカル映画は多々ありますが、作品賞を含むトニー賞受賞の舞台の映画化は久しぶりで興奮しながら映画館に行きました。

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TOHOシネマズ日本橋が誇るラージ・スクリーンで、音響はDOLBY ATMOSと、ミュージカル作品を観るには申し分ありません。

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s-映画『ディア・エヴァン・ハンセン』TOHOシネマズ日本橋・スクリーン8.02.jpg

s-映画『ディア・エヴァン・ハンセン』TOHOシネマズ日本橋・スクリーン8.03.jpg

出演している俳優さんで知っているのは、主人公エヴァンと自死してしまう友達、それぞれの母親役を演じたジュリアン・ムーアとエイミー・アダムスのふたりだけです。

そのほかはエヴァンを含めて初めて拝見する役者さんたちですが、むしろ先入観が無くて良かったようです。それぞれの登場人物の内面・心情にストレートで入り込めます。

舞台は観ておらず予備知識は何もありません、それでもミュージカル・ナンバーが心に沁み込んできます。しかも全てのナンバーが、セリフを語る如く歌われます。(皆さんなんと歌の上手いことか!)オペラのアリアのように朗々とダイナミックに心情を歌い上げる事はありません。それなのに何故か心に深く突き刺さります。

これこそが新しいミュージカルの形態なのですね。描かれている時代は現代で、SNSのネットが作品の重要な役割を果たします。50年代、60年代のボーイ・ミーツ・ガールでハッピーエンディングのミュージカルを観て育った我々世代には想像も出来ないシチュエーションです。

s-映画『ディア・エヴァン・ハンセン』TOHOシネマズ日本橋・チラシ02.jpg

見終わって、トニー賞のベスト・ミュージカルに選ばれた理由がわかりました。観客みなさんがそれぞれに違いながらも生きる喜びや楽しみを感じ取ったのではないでしょうか。

年々短くなる私の余生ですが、まだまだもっともっと映画やミュージカルを楽しみたいです…!!

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『結婚記念日:お泊りディズニー』その2・パーク編 [ディズニー]

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記念日を楽しむパークは『ディズニーシー』を選択しました。

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開園は予定より15分早めて8時45分、入園すると皆さん一斉にスマホでアトラクションのエントリーやスタンバイパスを取得するのに頑張っています。考えることは皆同じです!(写真左側が入園ゲート)

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9時10分過ぎ頃に「ソアリン」のスタンバイパスをGET! この時間でもお昼の時間帯ですが、とれただけラッキー!です。

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続いて「ブロードウエイ・シアター」のエントリー抽選も当たり!

s-『東京ディズニーシー』ビッグ・バンド・ブラス・エントリーパス.jpg

コロナの感染防止対策で主要アトラクションで実施されている “エントリー” は、なかなか当たらず幾度となく残念な思いをしております。

緊急事態宣言が解除されてからは “スタンバイ・パス” 方式も導入されて幾分か楽になりました。ただ、早いもん勝ちなので入園と同時にアクセスしないといけません。スマホを持っていない方は各アトラクションのキャストに相談・依頼をするシステムですが、時間がかかり不利でしょうね。

巨大なスクリーンで空中飛行感覚が味わえる「ソアリン」の搭乗で思い出すのは、もう60年も前に10歳で見た京橋・テアトル東京のシネラマ方式のスクリーンで、その巨大さに小さな子供は驚愕したほどです。アトラクションとしては、92年にフロリダのユニバーサル・スタジオ・オーランドの「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」の視野一杯のスクリーンに大喜びをして、滞在中にさらにもう一度搭乗しに行ったほどでした。

最初に「ソアリン」を味わったのは03年の “ウオルト・ディズニー・ワールド” ですが、それから約20年が経ち “ディズニーシー” の映像は見違えるほど格段に向上しております。CGのきめの細かさと輝度に、アナログ人間のオヤジには言葉がありません! 特に東京の夜景には驚かされます。

「ブロードウエイ・シアター」の “ビッグ・バンド・ビート” は良く出来ているものの半分ガッカリしました。タイトルにある<ビッグ・バンド>そのものが登場しないのです。コロナ禍での生演奏を避けるためなのでしょう。バンド演奏は無くてすべて録音された音源を使用しているようです。4本指のミッキーがピアノ演奏を披露するなど、パフォーマンスと音が素晴らしいほどシンクロしていることには拍手喝さいです。と、するとタップダンスやドラムもあらかじめ録音された音源なのでしょうか?

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念願の「スモーク・ターキーレッグ」をいただきました。いつも食べようと思いながらつい忘れてしまうスナックです。¥800の価値と意外なほどの量が味わえます、次回も是非いただきまぁ~す!

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「ディズニーシー」がオープンしてもう20年、早いもんですね~。

ディズニー大好きなので、ランドもシーもオープン当時から楽しんでおります。ランドに “美女と野獣 エリア” がオープンして、今度はシーに “ファンタジー・スプリングス エリア” が23年に新オープンするそうです。宿泊したホテルのお部屋から撮影した工事中の写真です。

手前下を横切るのはディズニー・リゾート・ラインで、その向こう左側のピンクと黄色で緑の屋根は直営の新 “トイ・ストーリー・マニア・ホテル” でかなりの部屋数が確認できます。左上の黒っぽい何層もが重ねられた建物は “アナと雪の女王” のエルサのお城で、写真中央オレンジ色のクレーン車の左に建つのは “ラプンツェルの塔” 、らしいです。この新エリアにはもうひとつ “ピーターパン” の海賊船が建設中らしいのですが確認できませんでした。(右下の緑の建物は建築工事関係のプレハブです)

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ここ数年懇意としている宿泊ホテルのスタッフのコロナ禍の心配もあり、7月の七夕の時期と12月の結婚記念日と、年2回の宿泊をとおしてこの工事現場をみております。2、3年前は完全に更地でしたが、昨年はコロナで一時期工事が中断されたもののその後のスピードは早くて、半年おきですが毎回目を見張ってしまいます。オープンまであと一年そこそこ、元気で新エリアを楽しみたいものです!…

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『結婚記念日:お泊りディズニー』その1・宿泊ホテル編 [ディズニー]

37回目の結婚記念日を迎えることができました。

1984年12月1日に結婚式を挙げて以来、30回目の記念日から『お泊りディズニー』を企画して夫婦ふたりでささやかなお祝いをしております。

30回目の記念日で知り合ったホテル・スタッフの仕事ぶりに感動して毎年の恒例行事となり続いております。

宿泊は「Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel」です。

s-『37回目の結婚記念日』シェラトンホテル・お祝いメッセージ.jpg

毎年お部屋には手書きのメッセージカードと共に記念品が用意されており、その心遣いだけで大喜びしてしまいます。

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毎年、クラブ・ラウンジのカクテル・タイムに合わせてふたりで乾杯をしております。

ラウンジには結婚記念日を伝えていませんが、フロントが気を使ってくれたようでお祝いのフルーツ・プレートが提供されてビックリ!! ありがとうございました。

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s-『37回目の結婚記念日』シェラトンホテル・スイーツ.jpg

今年七夕の時期にはシェラトン・ワイキキ・ホテルとコラボしてハワイ・フェアが開催されましたが、今回はコリアン・エアとの韓国フェアが開催されて、韓国の歴史から風俗、食事までもが楽しめる企画となっていました。

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それにしても、いつになったら海外旅行が楽しめるのでしょうか?

来年こそはハワイに行くぞっ!、と考えていたら新しいウイルス株が世界中に蔓延して来年もダメかも…?

海外は無理でも今回は「ディズニーシー」を楽しんできましたので、それは次回に…

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『ゴッホ展』東京都美術館 [世界の美術館&博物館]

上野の杜・東京都美術館で『ゴッホ展』を鑑賞してきました。(11月24日)

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コロナ禍の今、多少の規制緩和はされましたがまだまだ感染予防に努めなくてはなりません。

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密を避けるためにあらかじめ、日時指定の予約が必要です。

WEBからなので、スマホやPCを持っていない方はどうすれば良いのでしょうか?

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日時指定の予約が取れない方の心配をしましたが、当日の会場はなんのなんの、大勢の方がおり整列入場です。

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世界最大数のゴッホ作品を収蔵するオランダのクレラー=ミュラー美術館から50点余りとゴッホに影響を与えた同時代に画家たちから20点余りの作品群が鑑賞できます。

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たった37歳で人生の幕を自ら閉じたゴッホでしたが2千点もの作品を残したそうで、会場では子供時代から晩年に至るまでの名画が堪能できます。年代、時代別に整理されており「ヒマワリ」だけではないゴッホを存分に知ることができます。

特に注目したのが、油絵具のタッチ感覚です。モノクロの素描・版画を経てから、カラフルな油彩画を描きますがその時々に知り合う画家たちの影響が随所に感じられます。中でも盛り上がるほどの油絵具のタッチ具合が見事なのです。教科書や美術書の印刷写真では知ることが出来ない油のタッチが目の前で見られるのです!

本物の名画の持つ力です、美術展ではいつもながらに感心、感動をしてしまいます。

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「Vincent Van Gogh」、子供の頃学校では「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」と英語読みで教わりました。詳しくは解りませんが、戦後の進駐軍の関係もあったのでしょうか。現在では地元オランダ語読みで「フィンセント・ファン・ゴッホ」で浸透しております。「Vermeer フェルメール」は教科書にはまだ載っておりませんでしたが、「ヴァ―メール」とでも読ませたのでしょうか? もう50年も、60年も昔の話ですが…

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『寅さん記念館』&『山田洋次ミュージアム』 [世界の美術館&博物館]

晴天に恵まれた11月15日、柴又の『寅さん記念館』を見学してきました。

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七五三のお祝い日をすっかり忘れておりました。

駅前の寅さん像からすでに記念写真の撮影が行われております。

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七五三の参拝をする『帝釈天』の境内では多くの七五三家族と出会いました。

それぞれに専属のカメラマンが付いて写真撮影をしており、我々の世代ではあり得ない光景です。

晴れ着の着付け、お化粧などと共にセットになっているのでしょうね。屋外の撮影は、ハワイのウエディングなどでは良く見る風景ですが、今では七五三までに普及しているのですね。

他人事ですが、費用もかなりのものでしょうね。ま、一生に一度の記念日ですから、そこは…。

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ようやく記念館に到着です。

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何年か前に一度来ておりますが、『山田洋次ミュージアム』を含めてリニューアルされております。

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19年暮れに映画「男はつらいよ」シリーズの50作目が公開されて、その記念とお祝いで大々的に改装されました。50作品の歩みと、寅さん以外の山田洋次監督作品、さらに映画機材の遍歴までも学べます。

館内の記念写真も背景のパターンが4種類に増えて、我が家では「くるまや店内」を選びました。

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お土産はもちろん、『名物 草だんご』です。

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来年は寅年、寅さんカレンダーは当然です。

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帰りの京成柴又駅のホームで面白いものを見つけました、『Tiger Railway』寅さん鉄道の路線図です。

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東京都内の鉄道路線をベースにして、寅さんの顔がデザインされて路線図になっているのです!

文字が小さくて判りにくいのですが、京成電鉄の駅名はそのまま使われて、映画のタイトル名が50駅、さらに登場人物名が付けられています。駅番号は映画の制作番号です。

スクリーンでの寅さんは終了しても、寅さんは生きています、我々の生活の中で生きているのです…

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ABBA『Voyage』ニュー・アルバム [コンサート]

まさか『ABBA』が再結成するとは思いませんでした。

ようやく日本でもリリースされたニュー・アルバム『Voyage』を早速購入しました。

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単品でのアルバムやDVDの映像付きのパターンもありますが、手元には大昔のLPレコードしかありませんのでベスト・アルバム「ABBA GOLD」がプラスされたCD2枚組盤を買い求めました。

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40年ぶりのレコーディングですが、アグネタとフリーダのヴォーカルは健在で、ビョルンとベニーもこれまで以上に意気投合していることが聴き取れます。

40年のブランクは微塵も感じられません。実際にはそれだけの年齢がプラスされております、私も含めて…。

それにも増して、タイトルの「Voyage」(航海)に込められた意志の強さが伝わります。新しい航海がここから始まるのです、タイトルを見ておもわず涙ぐみそうになりました。

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私もすでに70歳となり、『ABBA』の来日公演や映画「ABBA THE MOVIE」を観たのは20代後半でした。

ミュージカル「マンマ・ミーア!」は劇団四季のあとにロンドンでも観ております。2004年4月にロングラン6年目を迎えた公演でした。

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COVID-19の終息もままならぬ現在、奇蹟とも言える『ABBA』の再結成から実に大きな元気、多くのパワーを貰いました。これからの活躍も見届けなければなりません、音楽の力の偉大さが身に沁みます…!

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健康診断2021 [家族と友人]

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65歳で退職してから国保に加入して毎年この時期に区の健康診断を受けております。

医者に行くのはこの健康診断絡みの年2回程度ですが、今年はコロナのワクチン接種があり計4回となりました。

検査の結果は下の通りで、加齢の影響が数値で目に見えるほど現れております。

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過去の数字を見ると、この3年間で身長が1cm縮み、体重が 3㌔増えて、腹回りが2cm大きくなっています。どんどんオヤジ化が進んでいるのですね。

今回は血圧とコレステロール値の上昇が指摘されました。家での血圧測定では上が130を割る程度で140近いのは初めてです。

中性脂肪や尿糖には異常がなくて、コレステロールが年々高めになるのが気になります。

痛風の原因となる尿酸値については、この結果を予測しておりました。コロナワクチン接種時に副反応として痛風の症状が現れたからです。1回目は完全なる偶然だろうと高を括っていたところ、2回目の接種でも同じ症状が現れて驚き、ワクチン接種の副反応との確信を得ました。飲み会もなくて酒量は減り、魚卵や干物などの大食いはしておらず、痛風体質となってしまっているのでしょうか? 来年3回目のワクチン接種の副反応が気になるところです…。

総合判断としては今回、再検査や投薬もなくて来年2月の採血での検査まで様子見となりました。

来年こそは旅行にも行きたいし、健康に気を付けるばかりです…!

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音楽のある暮らし・11『アンドレア・ボッチェリ 奇跡のテノール』 [コンサート]

11月に入り、すでに年末の雰囲気が漂い始めました。

この季節になると各地から、ベートーヴェンの第9交響曲の演奏会やバレエ・くるみ割り人形の上演会などの企画が報じられます。コロナの感染が少しは落ち着き、今年は安心して上演が出来るのでしょうか? 今年こそはと、楽しみにしている方が大勢いらっしゃることでしょうね。

クリスチャンではない私でも、この時期になると教会音楽などに興味が注がれます。

今、尊敬する奇跡のテノール、アンドレア・ボッチェリのアルバム「聖なる祈りの歌」を聴いております。

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このCDは99年にハワイのCDショップで購入したものですが、この時期になると毎年のように引っ張り出しては聴いております。

特に2019年4月15日にパリの「ノートルダム大聖堂」が焼失した報道に接した時は声を出すほどのショックを受けて、以来なすすべもない私はこのCDを聴きながら、一日も早い復興と再建を祈っております。

2006年春に夫婦ふたりでパリを旅行して、この大聖堂では美しすぎるほどのステンドグラスに魅せられて、果てしないとも感じられたらせん階段を上り小説でカジモドが鳴らしたと思われる大鐘を見学、さらに鐘楼から見渡すパリの街並みに感嘆の声を上げたことまで、多くの思い出は消失しておりません。

このほかにも、オペラ・アリア集やBESTアルバムなど「奇跡のテノール」を存分に楽しんでおります。

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今日は紹介できませんでしたが、『ラ・ボエーム』や『トスカ』のオペラもあります。オペラのステージで演じている姿もDVDで見る事ができ、正に「奇跡のテノール」なのです!!

来日コンサートも何回か行われましたが私はまだ未体験です。今後、再び来日されれば生の歌声をぜひ味わいたいです、私が元気なうちに、ぜひ…!

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ミュージカル『オリバー!』東急シアターオーブ [オペラとミュージカル]

10月19日に渋谷の東急シアターオーブでミュージカル『オリバー!』を観てきました。

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『オリバー!』との出会いは大昔で昭和43年(1968年)の子供の日、私は17歳の高校3年生でした。

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当時のロンドン・プロダクションによる引っ越し来日公演が約3ヶ月に渡り帝国劇場で上演されて、初日、なか日、千秋楽の各公演を拝見しました。

下の写真は初日の終演後に2階のロビーで撮影されて公演パンフレット(後半日程)に掲載されたものです。偶然にもカメラマンのすぐ後ろにいてこの場面を直接、目にすることができました。

オリバー役のダリル・グレイザーとジョン・マーク(右)と握手を交わしているのが、なるちゃんと呼ばれて親しまれていた浩宮徳仁(なるひと)親王で現在の令和天皇です。当時はまだ8歳で学習院初等科の小学生です、時代の流れが身に沁みます。

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半世紀を経て、日本語による新演出版を見られることに興奮してしまいます。

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お目当てはスリの親分役フェイギンを演じる市村正親さんです。

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メインの役はW&クワトロ・キャストになっています。この日のキャストは、

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メインの大人役の数名を除き、子役も含めてほとんどが初めて接する名前です。

期待していた通りでした、市村正親さんは完全に市村フェイギンを創り上げております。日本を代表するミュージカル・スターの名に恥じません、益々ファンになりました。来年の『ラ・カージュ・オ・フォール』や『ミス・サイゴン』が今から楽しみです!

帝劇のロンドン・プロダクション版と比べると舞台そのものが明るくなったことです。特にロンドンの街中、雑踏のシーンは大幅に手が加えられて見事なダンス・シーンへと変貌しております。もちろんオーケストラレーションも振り付けも新しいものです。時代に合わせた進化が感じられます。この演出が今後のスタンダードになるのでしょうか?

進化についてはもうひとつあります。限定ではありますが、カーテンコールの写真撮影が許可されているのです。

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この日はちょうどハンカチWEEK!の初日。3階客席からはこのように撮影できました。

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SNSでの拡散宣伝を目的にしているようですが、我が人生で初体験です! これも時代の進化なのですね。

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19世紀のロンドン、チャールズ・ディケンズの世界から一気に現代に引き戻されました。渋谷ヒカリエ11階に位置する劇場・東急シアターオーブ(客席そのものは12~14階に位置する)のホワイエ(ロビー)から見下ろした風景です。再開発真っ最中の渋谷です。中央が世界的に有名なスクランブル交差点です。

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フェイギンが暮らしたロンドンと現代の東京、猥雑さや雑踏、溢れる人口に広がる格差、どれほどの違いがあるのでしょうか?

17歳の少年から70歳の爺さんになった今、いろいろ考えさせられてしまいます。それでも生きているのです!…

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『速水御舟と吉田善彦』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]

秋晴れに恵まれた10月14日に渋谷区広尾の「山種美術館」を訪れました。

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美術館開館55周年を記念して『速水御舟と吉田善彦』展が開催中です。

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サブタイトルにあるように「早見御舟」と「吉田善彦」は師弟の関係にあり、二人の業績が鑑賞できます。

ふたり合わせて60点以上の作品が一堂に会しており十分すぎるほどの見応えです。

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正直、これまでにおふたりの師弟関係を知りませんでした。さらに早見御舟が40歳の若さで亡くなったことも…。

おふたりの出会いから始まり、初期の作品から遺作までもが堪能できる展覧会で、あらためて日本画の素晴らしさを思い知らされました。

我々の世代では、学校の美術の時間ではほとんどが西洋画・彫刻で占められておりました。教科書にはダ・ヴィンチやミケランジェロ、ルノアールやロダンなど作品の写真が満載で、ルーブル美術館やオルセー美術館などで本物を味わいたい興味に誘われたものです。

30代で結婚してからでしょうか、この山種美術館や島根の足立美術館などを訪ね歩き、日本画の素晴らしさを知るようになりました。

特にここ山種美術館ではお正月の特別展から春夏秋冬年間を通して、創立者・山崎種二氏のコレクションがいつ行っても存分に楽しめてハズレはありません。都内で訪問しやすくて機会あるごとに嬉しくてシッポを振りながら行っております。

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私の大好きな早見御舟の≪炎舞≫は第2会場となる小部屋に鎮座しておりました。国の重要文化財でもありますので、ルーブル美術館の≪モナリザ≫と同様にガラスケースに収められておりました。部屋の照明を落としてピンポイントのスポットで浮かび上がる様には身が引き込まれて、さらに身が引き締まる思いでした。これまでに数回拝見いたしておりますが、今回は地である絹本の、絹目まで鑑賞させていただきました。最高!!

オンラインでのグッズの販売も始まりました、これも時代の進化ですね。

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毎年この時期には翌年のカレンダーが販売されて季節を感じます。

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この後、11月13日からは ~山崎種二が愛した日本画の巨匠 第2弾『奥村土牛』展~ が開催予定です。

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あの≪醍醐≫が鑑賞できるのです!、楽しみでなりません…

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映画『007 /ノー・タイム・トゥ・ダイ』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

映画館で予告編を見たのが去年の4月、それから1年半が過ぎてようやく本編と出会えました。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、久々のジェームズ・ボンドです。待ったかいがありました、最高!!

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日本全国に渡って発令されたCOVID-19の緊急擬態宣言が解除された10月1日に公開初日を迎えましたが、映画館にはまだまだ心配があるようで思ったより人出が少なかったです。写真はTOHOシネマズ日本橋のロビーです。

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ここTOHOシネマズ日本橋で最大を誇るスクリーン7での鑑賞です。

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平日の昼間とあって10代位の若い年齢層はおりませんが、007大ファン(と、思われる)我々中高年層の方々で客席はほぼ満席です。一席おきの座席配置もなくなり、ようやくの映画館らしさで嬉しくなってしまいました。

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007何年振りでしょうか、いまだにショーン・コネリーのボンドが一番の印象ですが、ボンド・カーのカー・チェイスも健在、息もつかせぬアクションと先の読めぬ展開、次々と絡む美女たち…、お馴染みの定番ではありますが、なんと面白いことか! さらにダニエル・クレイグのカッコ良さは最高! シリーズの最高傑作と言っても過言ではないでしょう。

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あまたの窮地でも必ず乗り越えてミッションを遂行してきたボンドに対して、スコッチ・ウイスキーで献杯するシーンがラストに描かれております。これまでのシリーズを思い出して涙が出てしまいました。

エンド・ロールもすべて終了して最後の最後に映し出された英文に仰天。日本語の字幕はありませんのでここでは発表しませんが、どう理解して良いものか?

テレビの画面サイズが大きくなり、ドルビー・アトモスなどの音響も家庭でも味わえる時代ですが、映画は映画館で楽しむもの、映画館に出向き、暗い客席に身を沈めて、家庭では考えられないほどのラージ・スクリーンと最高級の音響システムが身を包み込む…、最高の贅沢ではありませんか。

これからも映画は、映画館で大いに楽しみます。それにしても昨年、この007と同時期に見たトム・クルーズの『トップガン』の最新作はどうなってしまったのでしょうか、早く見たいものです!…

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