『美を結ぶ。美をひらく。』展・サントリー美術館 [世界の美術館&博物館]
六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階に位置する「サントリー美術館」を訪れました。(2月22日)
美術館のリニュアル・オープン記念最後を飾る展覧会です。
サブタイトルに「美の交流が生んだ6つの物語」とあるように、あまたある美術品の中から日本と世界の交流から生まれた作品の数々が鑑賞できます。
6つの物語は、“古伊万里” “鍋島” “紅型” “和ガラス” “江戸・明治の浮世絵”そして “ガレ”の作品群で物語られます。すべてがサントリー美術館の収蔵品ですから驚かされます。収蔵品の価値の高さから、企画したキュレーターの発想と眼力の高さまで、「知識の交流が生んだ物語」とでも言いましょうか、お見事です。
ガレについては大きな思い出があります。もう十数年も前になりますが、パリ・オルセー美術館で見た “手”です。永い時間海底に居たのでしょうか、貝殻や藻などが複雑に絡み合いへばり付いています。ガラスケースの中、流れるセーヌ川の川面の陽光を浴びて怪しげで妙にエロティックだった事が記憶に残っています。
今回会場での写真撮影が許されていたのでガレだけ撮らせていただきました。会場で展示の最後を飾る、花器 “木立”と壺 “風景”です。2作品とも初めて拝見しました。
いつも、いつも思うのですが、どうやって作るのだろう? その技術的にも、その感性的にも…
各ジャンルであらためてそれぞれの “美”を堪能させていただきました、ありがとうございます。
最後に東京ミッドタウン内の無印良品のお店で見つけた巨大ポスターを紹介します。近代的な六本木のビル内で、いにしえの奈良時代と結ばれました、これも何かの縁なのでしょうか?…
2021-03-02 05:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0