『世界報道写真展 2021』東京都写真美術館 [世界の美術館&博物館]
東京でも35℃となった猛暑の8月5日、恵比寿ガーデンプレイスの「TOP MUSEUM 東京都写真美術館」で開催中の『世界報道写真展 2021』を鑑賞してきました。
「世界報道写真展」はこれまでにも数度足を運んでいますが、その都度必ず大きなショックを受けております。
日々の平凡な暮らしの中でも世界を見渡すと、数えきれない程の出来事が起こっております。当然の事なのですがこの写真展に行くと身をもって知らされます。特に昨年2020年は新型コロナで地球上すべてがパンデミックに襲われた時期です。
今回の一般ニュースの部で大賞に選ばれたのが「初めての抱擁」、ブラジル・サンパウロの介護施設で感染防止用のカーテン越しに老齢の患者を抱きしめる看護師を撮影した作品です。
コロナのために面会どころか、ハグもキスも握手すら出来ない状態です。日本では、死に目にも会えずようやく抱けるのは小さな骨壺になってから…、が続いております。
コロナ禍であっても地球上では相も変わらず、宗教、民族、思想の違いで紛争が絶えず、さらには気候温暖化で自然すら破壊されつつあります。それらの要所要所が報道写真として世界中に配信されて、その中から選ばれたごく一部の報道写真の展覧会ですが、一枚一枚の持つ重さが画面から直に伝わってきます。被写体となった世界に、空間に、時間に、思いを馳せてしまいます。計り知れない悲しみも、喜びもあり、これまでの失望や、未来への希望もが感じ取れます。現在の己の平穏な生活がなんと素晴らしいものか!…、あらためて思い知らされました。
当日、少しばかりですが幸せも味わいました。美術館を出てすぐに沖縄で有名なアイスクリーム店を見つけてしまいました。
以前沖縄を旅行した際に食べて美味しかった!…、と妻は言いますが、沖縄へは結婚して間もなくですからもう30年以上も前のことで、丸っきり覚えておりません、ごめんなさい。
ここでは季節限定の、グアバとマンゴーのフレーバーをいただきました。とても美味しかったですが、現地沖縄では何のフレーバーを味わったのか、記憶の片りんもありません…。
恵比寿はサッポロ・ビールの街です。帰りがけに商店街の街路灯にビールジョッキを見つけました。夜の明かりはどんなものなのでしょうか? さすがビールの街、美味しさと楽しさが溢れそう!
東京では緊急事態宣言が発令されて、現在飲食店では酒類の販売が禁止されております。レストランやビアホールの営業はどうなっているのでしょうか? キンキンに冷えたエビス・ビールは最高!!、なのですが… (飲みたいよぉ~)
2021-08-10 05:00
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