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『北斎 花らんまん』展・すみだ北斎美術館 [世界の美術館&博物館]

初めて『すみだ北斎美術館』を訪れました。

以前から気になっていたもののなかなか訪問する機会に恵まれませんでした。

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入場券の有効期間最終日となる5月22日、五月晴れの日曜日に訪問してきました。

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この美術館は国内にいくつかある北斎専門館のひとつで、その生涯をたどりながら作品を巡り、勉強できる展示・構成となっております。作品のデジタル化で、拡大して微細部を鑑賞したり、描き方を一筆書きで学んだり、現代風な遊び心が感じられる美術館です。

常設展に加えて企画展が併設されて、今回は『北斎 花らんまん 四季の花が見ごろです。』と題されて、浮世絵・肉筆画を合わせて豪華絢爛たる四季の花々がタップリと鑑賞できました。

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都内では、北斎に関する展覧会が毎年のように開催されています。現在もサントリー美術館で大英博物館所蔵の作品群が里帰り公開されております。(『Hokusai from the British Museum』22年6月12日まで)

現存する作品が3万余点と言われておりますが、浮世絵として摺られた数を含めるとどの位の数が世界中に存在しているのでしょうか想像が出来ません。90歳で亡くなるまで、信じられないほどの高齢にもかかわらず晩年まで絵筆を握っていたそうで驚くばかりです。

もうひとつ会場で驚かされたのが、実物大に作られた四畳半ほどの小部屋で制作に没頭する北斎と傍で心配そうに見つめる娘のお栄(葛飾応為)さんの人形模型です。晩年の北斎でしょうか、手や顔の皺じわは怖いくらいリアルでさらに絵筆を持つ右手が動きます。狭くてゴミだらけの小部屋で後世の残る芸術作品が生まれたことに感激して涙が出そうでした…。

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映画『オードリー・ヘプバーン』TOHOシネマズシャンテ1 [お気に入りの映画]

『オードリー・ヘプバーン』、1929年5月4日ベルギーのブリュッセルで誕生して1993年1月20日にスイスの自宅で死去。

亡くなられてもう30年近くになるのですね、考え深いものがあります。

今でも世界中から愛され続けている女優は他にはいないのではないでしょうか。

そんなオードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画が公開されました。

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公開翌日の5月7日に観に行きました。(TOHOシネマズシャンテ1)

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混雑しており確保できたのは前から3列目の席…。

食い入るように画面を見つめ、すぐさまスクリーンに引き込まれてしまいます。

私がこれまで知らなかった多くのエピソードが紹介されて、さらに彼女自身が悩まされていたコンプレックスまであらわになります。

そのコンプレックスゆえに考え抜かれたメイクやヘア・スタイル、さらにはドレスのデザインまで…、発想の逆転が彼女の “美” を生み出したことを知らされます。

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映画館直ぐ近くの帝国ホテルで上映記念として『オードリー・ヘプバーン写真展』が開催されていましたので足を運びました。

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あらためてオードリーが出演した映画が観たくなりました、我々の世代にとっては吉永小百合さんと並ぶ永遠のアイドルです!!

最後に、オードリーも積極的に取り組んだユニセフにも目を向けたいと思います。今この時代だからこそ、自分で出来る小さなことから、何かしらの協力をしたい思いです!…

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ミュージカル『メリー・ポピンズ』東急シアターオーブ [オペラとミュージカル]

2004年4月15日にロンドン・プリンス・エドワード劇場でミュージカル『マンマ・ミーア!』を観劇した時の記念写真です。

その年の12月15日開幕となる次回作のミュージカル『メリー・ポピンズ』の前売りもすでに始まっていました。

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丸々18年後の2022年5月4日にようやくそのステージを目にすることが出来ました。日本語版ですが…。

劇場は、渋谷ヒカリエ11Fの東急シアターオーブです。

来場者にはグリーティングカードが配布されており、よく見ると観劇日の日付が入っております。全公演日ごとに制作したのでしょうか、それとも “Jolly Holiday” なので休祭日のみのプレゼンだったのでしょうか?

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ディズニーの映画版を観たのが14歳の中学3年生だったのですでに57年も昔のことです。当時、映画のキャッチコピーが “7歳から70歳までみんなが楽しめる映画!” とあり、それぞれの年齢の男女を招待しての試写会が企画されて14歳の男で応募したところ見事に当選して、有楽町・朝日ホール(当時)で大興奮して鑑賞した記憶がいまだに大きく残っています。

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当然ながらアニメを合成させた映画版と生身の人間が演じるステージ版とでは、作り方に大きな違いがあります。

ただ、楽曲の楽しさやダンスの素晴らしさなどは同一で、原作の本質には変わりありません。

特に今回の舞台ではアンサンブルによるダンス・パフォーマンスは見事としか言いようがありません。

劇中歌として超超有名な “SUPERCALIFRAGILLISTICEXPIALIDOCIOUS” では、客席から自然と始まる手拍子で盛り上がり、子役を含めたアンサンブル全員でアルファベットの手文字によるパフォーマンスは素晴らしいものでした。アルファベットのスペルを覚えるのも大変だし、さらに手文字に変換して、ダンスも披露しなければなりません。平仮名ならともかく英語のアルファベットのスペルで、です…。

拍手喝采、カーテンコールはもちろんスタンディング・オベーション!

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生の舞台ってなんて素晴らしいのでしょうか、一生懸命なパフォーマンスには涙が出てくるほどです。

明日への活力を授かったようです、次のステージが楽しみでなりません…。

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映画『ドライブ・マイ・カー』TOHOシネマズシャンテ [お気に入りの映画]

多摩ナンバーで赤色のスェーデンの名車「SAAB900」にようやく会う事が出来ました。

4月23日に映画「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。

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TOHOシネマズシャンテ・スクリーン1、10:30の回です。

シネマイレージのメンバーで、6回見れば1回無料になる特典を利用しました。

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3時間の長編ですが長さをまったく感じません。逆にどんどん、どんどん引き込まれていきます。

脚本の素晴らしさでしょうね。話があちこちに飛ぶように見えてもしっかり繋がっております、無数の枝がしっかりと大樹の幹に繋がっているように…。

オープニングの舞台「ゴドーを待ちながら」の上演場面にはビックリしました、多国籍語による舞台を初めて知り、“えっ、なにこれ?”って感じでしたが、メインとなる「ワーニャ伯父さん」での多国籍でのキャスティングからそれぞれの異なる言語でのセリフなど好奇心旺盛な私にとっては興味津々でスクリーンに引き込まれていきました。

緻密な脚本と丁寧なカメラワークに相まってこの「多国籍」が世界中で受け入れられて数えきれない程の映画賞を受賞したのですね、納得です。

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小学生で映画館での映画に目覚めて、中学高校時代で歌舞伎やミュージカルなどの舞台を知り、十代後半からは劇団四季にハマっておりました。現代の劇団四季=ミュージカルの時代ではなくて、日下武史さんや藤野節子さん、影万里江さんなどが活躍する時代でチェーホフやジロドゥなどの戯曲を朝日生命ホールやイイノホール、虎ノ門ホールなどで観劇しておりました。「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」「かもめ」などなど、もう60年近くも昔のことで今では年寄りの良き思い出です。

そんな、なんだかんだをこの映画で思い出しました。加えて、多国籍語による稽古、本読みから立ち稽古、本舞台での通し稽古など事細かに描かれており、人間が演じる舞台、演劇の素晴らしさをあらためて思い知らされました。

映画として特にお気に入りのシーンがふたつあります。ひとつは女性運転手の実家の跡地として北海道の一面雪景色の中で撮影された長廻しのカットと、舞台「ワーニャ伯父さん」のラストで韓国語の手話によるセリフのシーンです。西島秀俊さんの長セリフと、韓国のパク・ユリムさんの手話によるセリフは今思い出しても胸に迫るものがあります。

子供時代から見続ける映画にまた一本、記憶に残る作品が追加されました。

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日曜日で銀座の「歩行者天国」が実施されておりました。本当に久々ですがたまにはいいもんですね…!

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日曜日の映画鑑賞『ドライブ・マイ・ファンタスティックビースト』 [お気に入りの映画]

4月17日の日曜日に映画を観に行きました。土日の映画鑑賞なんて何十年振りでしょうか、仕事現役時代の休日は平日でしたので…。

映画『ドライブ・マイ・カー』を観たくてTOHOシネマズ日比谷に出向きました。アカデミー賞の受賞も落ち着き、もう混んでいないだろうと思っていたところ、

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12:05の回は全席売り切れて、15:40の回もバラバラで数席残っているだけでした。私たちを含めてまだまだ大勢の方がご覧になっていないのですね、驚くやら安心するやら…。

それならばと思い『ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密』に変更しました。

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11:20分の回を検索すると残席はあるものの日曜日で開映時間も迫っており、購入できたのは前から2列目の席でした。

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ファンタスティック・ビーストは、ハリー・ポッターと同じホグワーツ魔法学校を卒業した動物学者のニュートを中心としたシリーズ作品で、これまで2作共にハチャメチャの面白さで楽しませてくれました。

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これまで同様に魔法界での善と悪の闘いが描かれますが、中心となるのはあの魔法学校の校長となる前のダンブルドアです。

そのためにホグワーツ魔法学校や生徒たちも登場します。それらのシーンのカメラ・アングルなどはハリー・ポッター・シリーズのそれと全く同じです。それ故にこの作品は、ハリー・ポッターのスピン・オフ作品ではないかと思えるほどです。

ファンタスティック・ビーストとしての救いは魔法動物として「麒麟」が登場することです。動物園にいる「キリン」ではなくて、ビール会社のマークにもなっている中国の伝説の聖獣「麒麟」です。

字幕も出来れば「麒麟」にして欲しかった気がします、読み方はルビをふれば良いし…。そのほうが聖獣としての品や格、凄みが感じられると思うのですが。

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ハリー・ポッター・シリーズは一応完結しているので、このファンタスティック・ビーストの今後が楽しみです。大人も子供も「魔法」の世界が大好きです。製作には多大な費用と時間がかかっていることは見ているだけでわかります。

映画館の座席に身をゆだねて、迫力のある映像と音響を存分に楽しむ喜びをこれからも続けて味わいたいです!

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久し振りに見る映画館の人混みです。多くのお客様になにかホッとする気持ちと嬉しさがあります。

当然ですがコロナの感染予防には気を使っています!!

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