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映画『ドライブ・マイ・カー』TOHOシネマズシャンテ [お気に入りの映画]

多摩ナンバーで赤色のスェーデンの名車「SAAB900」にようやく会う事が出来ました。

4月23日に映画「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。

s-映画『ドライブ・マイ・カー』TOHOシネマズシャンテ.01.jpg

TOHOシネマズシャンテ・スクリーン1、10:30の回です。

シネマイレージのメンバーで、6回見れば1回無料になる特典を利用しました。

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3時間の長編ですが長さをまったく感じません。逆にどんどん、どんどん引き込まれていきます。

脚本の素晴らしさでしょうね。話があちこちに飛ぶように見えてもしっかり繋がっております、無数の枝がしっかりと大樹の幹に繋がっているように…。

オープニングの舞台「ゴドーを待ちながら」の上演場面にはビックリしました、多国籍語による舞台を初めて知り、“えっ、なにこれ?”って感じでしたが、メインとなる「ワーニャ伯父さん」での多国籍でのキャスティングからそれぞれの異なる言語でのセリフなど好奇心旺盛な私にとっては興味津々でスクリーンに引き込まれていきました。

緻密な脚本と丁寧なカメラワークに相まってこの「多国籍」が世界中で受け入れられて数えきれない程の映画賞を受賞したのですね、納得です。

s-映画『ドライブ・マイ・カー』TOHOシネマズシャンテ1・チラシ.jpg

小学生で映画館での映画に目覚めて、中学高校時代で歌舞伎やミュージカルなどの舞台を知り、十代後半からは劇団四季にハマっておりました。現代の劇団四季=ミュージカルの時代ではなくて、日下武史さんや藤野節子さん、影万里江さんなどが活躍する時代でチェーホフやジロドゥなどの戯曲を朝日生命ホールやイイノホール、虎ノ門ホールなどで観劇しておりました。「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」「かもめ」などなど、もう60年近くも昔のことで今では年寄りの良き思い出です。

そんな、なんだかんだをこの映画で思い出しました。加えて、多国籍語による稽古、本読みから立ち稽古、本舞台での通し稽古など事細かに描かれており、人間が演じる舞台、演劇の素晴らしさをあらためて思い知らされました。

映画として特にお気に入りのシーンがふたつあります。ひとつは女性運転手の実家の跡地として北海道の一面雪景色の中で撮影された長廻しのカットと、舞台「ワーニャ伯父さん」のラストで韓国語の手話によるセリフのシーンです。西島秀俊さんの長セリフと、韓国のパク・ユリムさんの手話によるセリフは今思い出しても胸に迫るものがあります。

子供時代から見続ける映画にまた一本、記憶に残る作品が追加されました。

s-映画『ドライブ・マイ・カー』銀座通り歩行者天国.jpg

日曜日で銀座の「歩行者天国」が実施されておりました。本当に久々ですがたまにはいいもんですね…!

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