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音楽のある暮らし・3『森 麻季』心落ち着くハートフル・ソプラノ [コンサート]

森 麻季さんのソプラノが大好きです。我が家のレコード・ライブラリーには3種類のアルバムがあり、今もCDを聴きながらこの記事を書いております。(写真はすべてエイベックス社製のCDジャケットです)

コロナの感染者が驚くほどの速さで拡大する中で、心が癒される響きのある歌声が落ち着きを取り戻してくれます。

中でもお気に入りはモーツアルトです。モテット≪喜べ躍れ、幸いなる魂よ≫K165と、≪ハ短調ミサ曲≫K42はなんと美しくて優しい歌声なのでしょうか、惚れ惚れしてしまいます。教会の大聖堂の中で是非とも聴いてみたいものです。響きも凄いでしょうね。

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オペラのアリアとしては、プッチーニの≪ラ・ボエーム≫から「ムゼッタのワルツ」と、同じプッチーニの≪ジャンニ・スキッキ≫から「私のお父さん」のたった2曲しかありません。

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以前、トリノ国立歌劇場来日公演でこのムゼッタを演じた時は観たくて観たくて仕方ありませんでしたが、どうしても時間と懐の都合がつかずに断念をしてしまいました。これは今でも残念な出来事ナンバーワンです。艶と張りのあるソプラノに、外国人に劣らない背の高さで、モリ・ムゼッタは大好評だったのに…。多少無理をしてでも行けば良かったと悔いの残る人生を送っております。

手元の最後のアルバムは日本の歌曲集です。昔小学校や中学校で習った歌に、時代を超えた新しい曲を加えて日本を演出しております。懐かしいやら、わくわくドキドキするやら、自分が日本人であることをあらためて感じさせてくれる選曲&歌声です。

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総じて “ブラボー!” です。森 麻季さんのファンで良かったと、感謝したいほどです。あと手元にないのは肝心なオペラ・アリア集です。コロナの感染予防をしっかりしながら買いに行きます。

先日、サントリー美術館のミュージアム・ショップで見つけた<アマビエ>です。金色を施した小さな蒔絵ですが、感染予防としてご利益がありますように願うだけです…。

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音楽のある暮らし・2『子供のバイエル』ミニノートで再会! [コンサート]

銀座山野楽器店で珍しいものを見つけて衝動買いをしてしまいました。

ピアノの教則本『子供のバイエル』を模したミニノートです。12㎝×8.5㎝ほどで見た目は本物と変わりなくて1冊220円ほどでした。

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実際の教則本と比較するとこのような大きさです。

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後ろ側のボロボロは私が実際に使用したものです、もう65年近くも昔の事ですが…。

生まれた家の隣はピアノの私塾で、歩き始めると毎日のように遊びに行っておりました。見かねた両親は幼稚園に上がると同時に正式に習わさせてくれました。

手元には当時の『子供のバイエル 上巻』が宝物として残っており、各ページには思い出がギッシリ詰まっております。半世紀にわたる汚れも一緒に…

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音符に番号を付けたり、色別にしたりして、鍵盤と結び付けながら弾いておりました。

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このページの右上、×印をよく見ると鉛筆書きで31.3.18の数字が見えます。先生のメモでしょうか、昭和31年3月18日と読み取ると、私が5歳になったばかりの春で幼稚園児です。

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“明けましておめでとう”は、いつのお正月だったのでしょうか?

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通園していた幼稚園の講堂で記念すべき1回目の発表会が行われました。最前列ど真ん中の男の子が、幼稚園児の私です。64年前に撮影された貴重な一枚です。この子たちがコロナに負けていないことを願っております。

先生が引っ越されて自然とピアノの教則は終了しました、小学校4年生でした。そのために真っ黄色の『子供のバイエル 下巻』には進んでおりません。山野楽器店にはそれもありましたが、思い出が詰まった赤い上巻だけを購入しました。

このクララピアノでの体験が音楽好きの私に育ててくれました。70近い年寄りになった今でも暮らしの中に音楽があります。毎日、音を楽しんでおります…

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音楽のある暮らし・1『イル・ヴォ―ロ』新世代の若き三大テノール [コンサート]

新型コロナウイルスの感染が止まりません。10月末現在東京では累計で3万1千人を越えました。住んでいる区では感染者は毎日発表され、感染者ゼロの日は記憶にありません。その累計数は東京23区の中でトップ5位以内を常時キープしており、区民10万人に対する感染者は193人にのぼります。GO TOトラベルで地方への旅行は考えてしまいます。多方面に渡り困窮している皆様に支援するお手伝いはしたいももの、快く都民を受け入れてくれるのでしょうか?

そんな中で一番の楽しみは大好きな音楽を聴くことです。多種多様な音楽に興味を持っておりますが、この夏前から『イル・ヴォ―ロ』にはまっています。イタリア語で “The Flight”(飛行)の意味で、世界へ、未来へ、はばたき飛んで行くイメージだそうです。

計4枚のアルバムを購入しておりますが、先月ようやく手にしたのがデビューCDです。タイトルも『IL VOLO』そのものです。(ジャケット写真はユニバーサルミュージック UICY15594です)

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おもわず笑ってしまいました、「えッ、なにこの男の子たち?」。2010年のCDデビュー当時はこんなに幼かったのですね。

ちなみに写真左から、メガネのピエロ・バローネ、シチリア出身の93年6月24日生まれで当時17才、

中央のなんとなく嵐の松潤風はジャンルカ・ジノーブル、アルブッツォ出身の95年2月11日生まれで当時15歳、

右のポッチャリはイニャツィオ・ポスケット、ボローニャ出身の94年10月4日生まれで当時16歳。

次のCDは2015年にリリースされた『IL VOLO GRANDE AMORE』のジャケットです。(ソニー ミュージック エンターテイメント SISP 5643)

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左からジャンルカ(松潤)、イニャツィオ(ポッチャリ)、ピエロ(メガネ)です。たった数年でこれほどの大人になってしまいました。世界中の女性が騒ぎ立てるのは無理ありません。

手元のアルバムの中で一番のお気に入りが2016年にイタリア・フィレンツェのサンタ・クローチェ広場で開催されたLIVEを収録した『IL VOLO Notte Magica 三大テノールへのトリビュート』(ソニー・ミュージック・エンターテイメント SICP 5194~5)です。プラシド・ドミンゴやパヴァロッティ財団の協力のもとに行われたコンサートで、2万人の聴衆を前にして三大テノールのステージを再現しております。歌声だけを聴いていると三大テノールのそれと区別がつかないほどです。

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イル・ヴォ―ロの三人は2009年、14歳、15歳、16歳当時にイタリアで大人気のオーデション番組にそれぞれ別々に出演して大絶賛を浴びて、番組のプロデューサーが三人でのトリオを発案して、番組内で “オー・ソレ・ミオ” を熱唱。さらにそれを見ていたイタリア音楽界の大御所プロデューサーがアルバムの制作を決定して、ビートルズで有名なあのアビーロード・スタジオでレコーディングされたのが最初に紹介した『IL VOLO』です。

学校で声楽を学んだわけでもなくてただ単に歌好きの少年だった三人ですが、リリースされたアルバムを聴くほどに歌がうまくなっていくことに気づかされます。

アンドレア・ボチェッリを彷彿させるジャンルカ、繊細な表現力のイニャツィオ、圧倒的な声量で見事なベルカント唱法のピエロ、安心して聴ける三人の歌声にもうしばらくはまりそうです。

昨年、2度目の来日公演の記念に発売されたのが『IL VOLO Musica~愛する人よ』です。(ソニー・ミュージック・エンターテイメント SICP 6090)

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以上の4タイトルが手元にありますが、昨年にもう一枚デビュー10周年を記念したBESTアルバムも発売されたそうで、早速買いに行くつもりです。シニアのアナログ人間で、ネット配信よりもCD派なので…

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『ピアノの想い出』外出自粛の中で… [コンサート]

東京都に発令されていた新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言は解除されたものの、様々な制約・制限は続いております。先週、古いLPレコードを見つけて懐かしんでいたところ、さらに懐かしいものを見つけてしまいました。

私の生まれた家のすぐ隣が「クララピアノ教室」を営んでおり毎日のように遊びに行って、幼稚園入園前から正式にピアノのレッスンを受け始めました。当時はまだ「バイエル」が教則本でした。色は褪せてボロボロになった「子供のバイエル」表紙です。

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巻末のページで、中央枠内右下の(55・10)は1955年10月発行の意味でしょうか? 私がピアノを習い始めたのが4歳、1955年(昭和30年)ですので間違いないと思われます。もう65年も前で、当時の¥300は相当な金額に思われます。毎月の月謝+教則本、思い切った出費で両親に感謝しかありません。

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「クララピアノ教室」は先生が引っ越されて小学校4年で残念ながら終了してしまいました。それでもピアノは好きだったのですね、楽譜を通じて様々な音楽を楽しんでおりました。

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「全音ピアノ・ピース」の皇帝円舞曲は¥70、1963年12歳の中学1年で購入しています。

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音楽之友社の「ベートーヴェン 第六交響曲」の全曲スコアは¥300、昭和41年(1966年)15歳の高校1年です。

この1966年は忘れられない年で、カラヤンとベルリンフィル、シャルル・ミンシュとフランス放管に加えてピアノ界の巨匠とモテモテの若き新星など、来日公演が目白押しでした。

先ずは「ヴァン・クライバーン」のソロ・リサイタルは5月、東京文化会館でした。

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続く翌6月には「アルトゥール・ルービンシュタイン」のソロ・リサイタルも東京文化会館です。

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当日に発表された演奏曲目はタイプ打ちのコピーでした。

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クライバーンのリサイタルでは客席のほとんどが若い女性で占められており、カーテンコールでは花束を手にした女性達がステージ前に押しかけて、さながらロック・コンサート会場に居るようでした。

ルービンシュタインのプログラム(パンフレット)には、レポート用紙に書かれた当時の手書きの感想文が挟まれており読み返すと、客席はしかめっ面をしたおじさん達だらけで静まり返り、演奏を楽しむ雰囲気は感じられずに、ただただルービンシュタインと同じ空間に居る事だけが良かった…、などと記されております。15歳の少年の正直な感想でしょうね。

外出自粛宣言の中、最近TVで放送されている「駅ピアノ」や「空港ピアノ」で癒されております。プロ・アマを問わずに子供から年配まで大勢の方が自分の弾ける範囲でピアノを披露しております。純粋にピアノを弾く喜びや、純粋にピアノが聴ける喜びが伝わってきます。ピアノっていいもんですね。70近いおじさんですがもう一度練習したくなりました、弾けても「ネコふんじゃった」くらいかな?…

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私のお気に入り [コンサート]

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「My Favourite Things」(私のお気に入り)、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のナンバーで悲しい時やつらい時には自分の好きなものを思い出せば、そのつらさを忘れて幸せになれる…、と歌われます。

新型コロナウイルス対策で4月7日に緊急事態宣言が発令されて6週間が経ちました。解除の宣言が見えない東京都民にとってはじィ~ッと我慢で外出自粛の生活が続いております。図書館にも、映画館にも、美術館にも行けないつらさを、「私のお気に入り」を見つけることで発散しております。

幼いころから音楽が大好きで少年期からクラシックのLPレコードを買い集めておりました。そんな子供時代のお気に入りを見つけました。ピエール・モントゥー指揮のアルバムです。昭和38年(1963年)発売が明記されていますので、私が12歳中学1年生で買ったものです。

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当時はピエール・モントゥーやシャルル・ミンシュなどが健在で大活躍をしていた時代です。12歳の少年は名曲集めに奔走していたのでしょうね。シューベルトの“未完成”はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、“白鳥の湖”はロンドン交響楽団の演奏です。(モントゥーは64年7月に89歳で死去、晩年の録音です)静謐で端正な演奏はモントゥーの人柄でしょうか。

当時のLPレコードには解説と共にスコアが付属されていることが多くありました。懐かしい~、です。

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私の中学高校時代はカラヤンとバーンステイン、ふたりのマエストロが大スターでした。バーンステインのレコードで一番のお気に入りがモントゥーのアルバムと並んでおりました。66年15歳の高校1年生で購入したガーシュインとグローフェの誰もが知っている名曲集です。“ラプソディー・イン・ブルー”、“パリのアメリカ人”、“組曲 グランド・キャニオンより4曲”が収められており、これこそアメリカだと感じさせる明るくダイナミックな演奏です。ピアノは当然バーンステインです。

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あらためて聴くと音楽ってなんて素晴らしいんだと感じます。10代の少年はどんな気持ちで聴いていたのでしょうか? 訊ねてみたいものです。

まだまだ続く東京都の「STAY HOME」要請、音楽の力で乗り切る勇気が湧いてきました…!

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『カラヤン・ベルリンフィル ジャパン・ツアー1966』 [コンサート]

1966年4月高校1年になったばかりの15歳の春、カラヤンの指揮でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演が開催されました。

50年代後半から世界中でカラヤン人気が沸騰して日本では“楽壇の帝王”と呼ばれるほどでした。ミーハーだった私も黄色の“ドイツ・グラムフォン”レーベルのLPレコードを買い集めて夢中になっていたほどです。

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当時の日本公演のチケットは、確か主催のNHKにハガキで応募して抽選だった記憶があります。(あるいは、当時良く利用していた池袋駅東口の西武百貨店1階の赤木屋プレイガイドで前売初日に並んだか?、記憶が曖昧になっています…) 幸運にも4月の東京文化会館で生演奏に接することが出来ました。演奏の良しあしよりも、ただただその場に居られた興奮だけが記憶に残っております。

当日購入したプログラム(パンフレット)です。表紙と掲載されたベルリン・フィルハーモニー・ホールの写真です。

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コンサートの興奮を引きずって、5月の日本公演最終日に東京文化会館楽屋入口で人生初の“入り待ち”をしました。大型バス3台に分乗した楽団員総勢130名の楽屋入りを待ち、下車時に購入しておいたプログラム(パンフレット)を差し出してサインをお願いしました。当然ながら誰かも知らずに手当たり次第です…。

楽団員が楽屋入りした後、黒塗りのセダンが1台楽屋口に横付けされてカラヤンご自身と奥様がお越しになりました。奥様はブロンドの髪にくるぶしまであるロングの毛皮コートを羽織り、元モデルとあって子供心にもその美しさに見とれたほどでした。今と違って警備員もおりませんが、サインをお願いできる雰囲気は微塵もなく、目の前1,2m先を歩く姿を拝見しただけとなりました。

結果、コンサートマスターやチェロの首席奏者、さらに唯一の日本人ビオラ奏者の土屋邦夫氏を含めて22名のサインを頂戴しました。

今回ここに、サインを頂いたページを記念として紹介します。半世紀以上が経ちますのでインクの色も褪せてきました。

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今では宝物として大切に保管されて手元にあります。

ついでに巻末の広告も紹介します。時代が感じられます、昭和の香りでしょうか?…

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ヘルベルト・フォン・カラヤン 1908.04.05~1989.07.16

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倉木麻衣『Single Collection Chance for you』デビュー20周年記念アルバム [コンサート]

倉木麻衣さんのデビュー20周年記念アルバムが昨年クリスマスにリリースされて、お正月明けに自分へのお年玉として購入しました。

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"Mai Kuraki Single Collection Chance for you"とタイトルされて、CD4枚に63曲が収録されており聴き応えタップリです。

デビュー10周年の時は、ご自身が選曲した32曲を"MAI KURAKI  ALL MY BEST"として発売されました。

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デビュー15周年には、"Mai Kuraki BEST 151A -LOVE & HOPE- "で収録曲は30曲。

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5年ごとの節目となる年にそれまでのベスト・アルバムとして発表されるわけで、ファンとしては嬉しい限りです。しかしながら、デビュー以来の楽曲が収められているわけで大半が重複しております。それでも5年を経て再び接すると新鮮な想いにもなります。

今回20周年では、これまでにシングル・カットでリリースされた全曲を収録した企画で、従来のベスト・アルバムとは趣が異なっております。あの手この手の逞しい商魂を感じないわけではありませんが、ファンとしては同じようにあの手この手で倉木麻衣さんの歌声を楽しんでおります。25,30周年記念盤はどのような趣向を凝らすのかが今から楽しみです。単純なベスト・アルバムではないことを祈っています…!

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『ニューイヤー・コンサート 2020』サントリーホール [コンサート]

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1月3日、ANAインターコンチネンタル・ホテル東京のフロント・ロビーのお正月飾りです。

ホテルを通り抜けて向かう先はサントリーホールで、恒例『ニューイヤー・コンサート』を鑑賞します。

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20数年来、お正月3日に聴き続けている我が家のお祭り行事です。ここ10数年間は前売り開始初日に最前列の席を確保して楽しんでおります。

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座席からは、手前の弦楽器奏者の皆さんとお話ができるくらいの近さですが、後方管楽器の演奏者は全く見えません。それぞれの楽器から聞こえてくる音からその場所、その存在を知ることができます。総勢65名から成るオーケストラですが目の前で演奏されて押し寄せてくるサウンドにいつもながら酔いしれてしまいます。

極め付きはソプラノとテノールのソリストの歌唱です。さえぎるものが何もなく、直接目の前で歌われるとその声量に圧倒されて、言葉にならないほどの感動が残ります。

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途中、バレエのパフォーマンスも楽しめます。若くてもしっかりとバレエの基本をマスターしている2組のカップルのパフォーマンスです。女性はいつもながら痩身で小顔のお嬢さんで、男性は東欧系と思われる顔立ちでハンサムな若者です。今回男性がコミカルなソロを披露してくれました。クラシック・バレエの下地の中にコンテンポラリー調のヒップホップの要素も含むパフォーマンスで客席を沸かしておりました。現代のバレエはここまでやらないとだめなのか…、とつくづく感心をしてしまったほどの演技でした、ブラボー!

締めくくりの『美しく青きドナウ』演奏時のバレエが曲目通りに美しくて大好きです。振り付けそのものは決まっており、衣装の色が毎年変わります。前出のチラシの写真は昨年のもので純白ですが、今年は鮮やかなブルーで、まさに青きドナウを彷彿させる素敵なカラーでした。

前年に録音されたLIVE CDが毎年発売されます。楽団員がその場でサインをしてくれるサービスもあり、それも楽しみで毎年購入してしまいます。

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我が家の一年はこのコンサートから始まります。さて、来年に向けて健康で元気な生活を心掛けましょう。再び、素敵な演奏を全身で受け止めるためにも…。ウィーン大好きです!!

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『コロラトゥーラ 田中彩子』待望の3rdアルバム発売! [コンサート]

田中彩子さんの3rdアルバムが9月に発売されました。

1stアルバムは「華麗なるコロラトゥーラ」、2ndが「ウィーンの調べ 華麗なるコロラトゥーラ2」そして3rdが「ヴォカリーズ」。

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三役揃い組と言ったところでしょうか。それぞれに特色を持たせた面白いアルバムに仕上がっております。1stアルバムはオペラのアリアが中心で舞台の興奮が伝わってきます。

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2ndはタイトルそのままにウィーンの香りまでもが伝わってくるようです。

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特にオープニング、ヨハン・シュトラウスⅡのワルツ3曲には“楽しむコロラトゥーラ”の編曲が施されており、思わず笑みがこぼれます。

そして最新の3rdアルバムは今年4月に東京で録音されたばかりです。

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“どうだ、参ったか?”と言わんばかりにコロラトゥーラのテクニックがぎっしり詰まっております。ご自身で編曲も手掛けており、“田中彩子”が存分に楽しめます。

初の生ソプラノは17歳の高校生で、日比谷公会堂で上演されたプッチーニの“蝶々夫人”です。日本語版でタイトル・ロールを砂原美智子さん、ピンカートンを丹羽勝海さんが歌われ、オペラの面白さとソプラノの美しさに子供ながらに酔いしれた記憶がいまだに残っております。当時はNHKが“イタリア歌劇団”を数次に渡り招聘したり、日比谷・日生劇場が“ベルリン・ドイツ・オペラ”で「杮落とし」をするなど、生活の中にオペラが浸透して行く時代でした。13歳でミュージカルの舞台に接して、高校生でオペラの舞台に開眼するのは自然の成り行きでした。

半世紀が過ぎた現在、アナログのLPレコードからCDに変貌はしましたが自宅でじっくりと演奏が楽しめる事に喜びを感じております。さらにオペラの名舞台もDVDやBru-rayで観劇、自宅がオペラ座になるのです!

ソプラノとしてはこの田中彩子さんと森麻季さんのおふたりが現在お気に入りで、我が家のレコード・ライブラリーは右肩上がりで増え続けております。一度、田中彩子さんのハイ・コロラトゥーラ・ソプラノを生でお聴きしたいです。高校生で味わったソプラノの美しさを、次は田中彩子さんで再びその魅力を体感したいのです…!

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音楽のある日々 [コンサート]

我が家では日々何かしらのCD(音楽)が部屋に鳴り響いています。クラシックからJazzまでジャンルは問いません。その日の気分によってオペラだったりハワイアンだったりします。しかしながら、演歌だけは何故か手元にありません。加えてAKBやジャニーズなどのヴィジュアル系も苦手なのでありません。

そんな中で今年はこれまでにJ-Pop系のCDを続けて購入しております。まず、4月30日平成最後の日、誕生日に合わせてリリースされたEXILE ATSUSHIさんの『TRADITIONAL BEST』です。EXILEの何代目だとかナンチャラだとかグループの中は良く解りません。純粋にEXILEのATSUSHIさんとTAKAHIROさんのヴォーカルの上手さを知っているだけです。作曲家としてのATSUSHI、ピアニストとしてのATSUSHI、歌手としてのATSUSHI、を味わいたくて初めて購入したEXILEです。

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(写真はすべてCDジャケットから転載させていただきました)

久石譲さんや辻井伸行さんとのコラボもあり、私みたいな年配者でも十分に楽しめるアルバムです。古き良き時代を歌いつつ、新しい令和の時代をも感じさせる仕上げになっています。

続いて8月14日に購入したのが倉木麻衣さんのアルバム『Let's GOAL! ~薔薇色の人生~』です。デビュー20周年記念アルバムです。

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(写真はすべてCDジャケットから転載させていただきました)

デビュー以来これまでに5周年、10周年、15周年と節目の年に発表された記念アルバムはすべて、それまでにヒットした曲に新曲を一曲加えたBESTアルバムでした。20周年となる今回は、その殻を破って新曲を中心とした内容となっております。おまけにCDケース・ジャケットを、Blue、Yellow、Black 、Green、そしてRed、の5色を使用して別々に編集・装丁されています。それぞれの色に合わせたコスチュームとデザインがそれぞれに楽しめる企画で、40ページおよぶブックレットは、ミニ写真集と歌詞集となっています。私が購入したのが“Red”ヴァージョンです。(ほかの色は手元のありませんので、興味があればMai-k公式サイトをどうぞ…)嬉しかったのがBonus Discとして付随しているCDです。あのZARDの“負けないで”がMai-kヴァージョンで収録されています。懐かしいのと嬉しいのとで、何回も聴いてしまいました。CD一枚に一曲だけ…、なんと贅沢な事でしょうか!

続けざまに8月21日に購入したのが林部智史さんの『希望』です。

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(写真はすべてCDジャケットから転載させていただきました)

実は私の妻が林部智史さんのファンで、これまでにデビュー曲の“あいたい”やアルバムの“カタリベ1”なども購入しております。今回は岸洋子さんが50年前に大ヒットさせた“希望”が収録されて、私自身も興味があり妻へのプレゼントとして購入しました。林部智史さんのハイトーン・ボイスが見事にマッチしております。久々に聴く“希望”、良い楽曲、良い歌唱は、半世紀を経ても廃れないものだとつくづく感じ入りました。

音楽っていいものですね。日々、音楽のある生活に感謝です。さて次は何を買おうかしら…?

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