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音楽のある暮らし・6『映画音楽』 [お気に入りの映画]

「映画は、映画館で見るもの!…」

10歳、小学5年生から映画館に足を運んでおります。角が取れた丸い白黒テレビの映像に満足しないで大きなスクリーンにはまって今年で60周年となります。

大好きな映画の思い出のために自作の映画音楽ベスト・アルバムを作ってひとり楽しんでおります。

2002年9月にこれまでの人生を音楽で振り返る “Myself” を企画して、それまでに体験した国内外のミュージシャンのライヴやオペラやミュージカル公演など記憶に残っている演奏を集めたものです。第1作として作ったのが映画音楽集でした。

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s-『Myself Vol.1』 CDケース裏・曲名.jpg

収録した17曲全てが、VHSのビデオやDVDの音声から取り込んだ正真正銘のサウンド・トラック・アルバムです。個人で楽しむ究極のBEST盤です。

16年後に映画好きの虫が騒ぎ出して、手元に残る映画館のパンフレットやアナログ・レコード、CDを総動員して新たにBEST盤を作成しました。

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s-『想い出の映画音楽』CDケース表の裏.jpg

s-『想い出の映画音楽』CDケース裏・曲名.jpg

収録曲は60年代までなので、数えきれない程の名画がその後に控えております。第2集、第3集を作成する余力があるのか、甚だ疑問に感じております。

そのような中で出会ったのが、銀座・山野楽器店が制作・販売するCDの “GINZA” シリーズの “Cinemas” です。

s-山野楽器『GINZA Cinemas』CDケース表.jpg

ジャケットはシリーズである銀座のイメージに加えて、私と同じようにフィルムをイメージされており、驚きと喜びが交差してしまいました。

CD2枚に全34作のテーマ曲が収録されて、十分すぎるほどの内容で映画ファンとしてはウルウルしてしまいます。

さらに嬉しいのは、各作品の公開封切り日と上映館が列挙されていることです。

s-山野楽器『GINZA Cinemas』CDケース裏・曲名.jpg

現在ではシネコン全盛期で、「〇〇シネマのスクリーン〇番で見た…」と味も素っ気もありませんが、私たちの世代は「△△△は、◇◇座で見た」と作品名と映画館が一緒に記憶されていることが普通になっております。

中学・高校の学割は350円、必ず購入するパンフレットは150円で、お小遣いを500円貯めてはロードショウを見に行く少年時代でした。

小学5年生で足げに通ったのが「テアトル東京」でした。3台のカメラで撮影して3台の映写機で映し出すスーパー・シネラマに度肝を抜かれてしまいました。“西部開拓史” や “これがシネラマだ” など最前列の座席で顔を左右に振りながら巨大スクリーンに見入っておりました。

“GINZA Cinemas”のCDケースに、その「テアトル東京」のイラストが掲載されて懐かしさがこみ上げました。

s-山野楽器『GINZA Cinemas』イラスト・テアトル東京.jpg

「テアトル東京」はなくなってしまいましたが、イラスト手前に銀座通りがあり緩やかなスロープを上がって劇場入口となります。広々とした客席は逆にスロープを下がる状態で、ステージは無くて床面はそのまま巨大なスクリーンへとつながっております。スクリーンには幕がなく、2階席はリクライニング・シートで当時の総天然色・超立体音響で映画の世界へと導かれました。

断片的ですが大昔の思い出が徐々に蘇ります。山野楽器の “GINZAシリーズ” に大感謝です。シリーズの “バロック” もまだ手元になくて、“クラシック2” や “シネマ2” も販売になっているとの事、シリーズ全巻のコレクションを目指しています。楽しみです!…


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