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『四月大歌舞伎』歌舞伎座・4月25日より公演中止! [演劇・舞台]

二代目・松本白鸚さんが演じる弁慶〔勧進帳〕が観たくて4月27日第一部のチケットを購入しました。

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弁慶の大役を演じるには年齢的にも体力的にもかなりの負担が考えられて、今回の公演は息子の松本幸四郎さんとの日替わりでダブルキャストとなりました。

A日程が弁慶を白鸚さん、富樫を幸四郎さんが演じて、B日程は弁慶を幸四郎さん、富樫を尾上松也さんが演じます。我が家で夫婦そろって時間が合うのは火曜日なので、4月27日となったわけです。

親子での共演で、欲を言えば義経を市川染五郎さんが演じれば申し分のない配役ですがそこは我慢しなくてはなりませんが…

27日を指折り数えて心待ちにしていたところ、コロナ対策による緊急事態宣言が直前の23日東京に発令されてしまいました。4月25日から5月11日までで、飲食店やショッピングモール、映画館や劇場に休業要請がかかってしまいました。

相手がコロナでは仕方ない思いですが、残念で、残念で、たまりません。公演中止の案内をメールで受け取った時には、悔しくて涙が出てしまいました。

六代目・市川染五郎さんの舞台をはじめて拝見したのが1965年の暮れで私は14歳の中学生でした。以来九代目・松本幸四郎さんを経て、二代目・松本白鸚襲名まで私のファン歴は続いております。こう考えると半世紀を超えてファンを続けているわけです。ミュージカルも、歌舞伎も、舞台の楽しさ、素晴らしさを芽生えさせて根付かせてくれたのは高麗屋、現・白鸚さんです。これからもお元気でご活躍されることを心から願っております。

出来る事ならば、あらためて〔白鸚弁慶〕をこの眼で拝見したいものです!…

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映画『椿の庭』シネスイッチ銀座 [お気に入りの映画]

4月13日、久々に銀座に出ました。

ビックリです、無地のガラス張りだった『松屋 銀座』の外壁に見事な化粧が施されておりました。

良く見ると有名ブランドとデザイナーの名前です。いつの間に?…、度肝を抜かれた思いです。

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銀座に出かけたのは映画を観るためで、これもまた久しぶりです。

シネスイッチ銀座で『椿の庭』13:00の回を鑑賞しました。

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何の予備知識もなく、ただ富司純子さんの名前に惹かれての鑑賞ですが大正解でした。

この映画で大きく心がゆすぶられたことが3点あります。

1点目は当然のことながら富司純子さんです。久々に拝見したお姿に感動すら覚えました。その演技も、その風格も、押しも押されぬ大女優そのものです。抑えたお芝居には気品も感じられて、富司純子健在!です。冒頭の四十九日法要を終えて喪服から普段着に着替えるシーンでは、背中だけしかも左半分しか映し出されませんが和服の着付けは見事で見とれてしまいました。富司純子=和服=日本美女、うっとりしてしまうほどです。

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2点目はオープニングからエンディングまで数多く映し出される四季の植物(草花)と虫(昆虫)の姿です。日本の四季が見事に切り取られて、さらに雨や海の景色が加わり、季節や人生の移ろいを目にすることが出来ます。

これまでにも樹木希林さんが出演した『モリのいる場所』や『日日是好日』などでも様々な四季の草花が写し出されておりましたが、何度見ても心に染み入ります。それだけ年輪を重ねた年寄りになった証拠でしょうか?

最後の3点目は作品のテーマを表現する重要な挿入歌です。古いLPレコードを聴くシーンが再三登場しますが、最初のシーンでレコード針が落とされて曲が流れると思わず鳥肌が立ってしまいました。流れ出る曲は『ブラザーズ・フォア』が歌う『トライ・トゥ・リメンバー』、出だしですぐにわかりました。60年代の初頭東京オリンピックが開催された頃でしょうか、ブラザーズ・フォアやジョーン・バエズが大好きでよく聴いておりました。“思い出してごらん、あの9月の頃を…”と、昔を振り返りながらも前に進もうとする少しセンチメンタルですが名曲です。オフ・ブロードウエイで40年以上もロングランを続けた伝説のミュージカルの挿入歌で、今ではスタンダード・ナンバーとして歌われております。70歳になった現在、このような形で再び聴けるとは思ってもおりませんでした。ウルウルしたのは当然で、これから我が家のレコード・ライブラリーを探してあらためてじっくり聴こうと思っております…

おとなの見るべき映画です、時間を気にせずにじっくり鑑賞してほしい名作です…!

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『たかがハワイ、されどハワイ』20世紀最後のハワイ旅 [海外旅行]

4月も半ばになりましたがコロナが収束する気配は微塵もありません。その代わりに花粉症が随分と楽になりました。国内外を問わずに旅行を控えていることに変わりはありませんが…

20世紀最後のハワイは、1999年10月のマウイ島3泊5日の旅でした。この年は春にオアフ島に行きましたので半年ぶりです。そのお陰でたった3泊の節約旅になりました。

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ANAの正規割引航空券GETを利用して、ホノルルからの離島運賃も含めて往復で72000円です。今では考えられない料金です。

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この頃から機材はボーイングのB747ジャンボ機から一回り小振りなB767に変更になりましたが、機内サービスは変わりません。

ホノルルで乗り換えて西マウイのカパルア空港へ向かいます。海を見下ろす丘の中腹で、サトウキビ畑に囲まれた赤茶色の滑走路1本のシンプルな空港でした。

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宿泊は「Sheraton Maui」ホテルで、オン・ザ・ビーチのリゾートホテルです。

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到着するとベル・ボーイがそのままお部屋まで案内してくれてお部屋でのチェック・インです。

宿泊したお部屋は「3322」でガイドマップのちょうど中央、№3⃣の建物で黄色いマークのオーシャン・フロントのお部屋です。

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お部屋からは裸足のままビーチへ行けます。解放感と快適さはワイキキのオン・ザ・ビーチのホテルとは比べ物になりません。中庭の芝生が足裏になんとやさしいことか!…

ホテルからは無料のシャトルバスが数系統ありラハイナ・コースを利用しての観光です。

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この時の収穫は「BUBBA GUMP SHRIMP CO.」レストランです。

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映画を思い出しながら頂いたエビは最高でした。その後、アラモアナ・ショッピングセンターにも出店されて飛んで行ったほどです。

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ラハイナ・ストリートの「KIMO'S」レストラン、海の上に張り出ているテラス席での昼食です。

波しぶきがテーブルにもかかり、強烈な日差しと共に忘れられない思い出です。

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ホテルからビーチ沿いに隣の「ウエスティン・マウイ・リゾート」にも歩いて行けます。

裸足感覚が忘れられません。

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チェック・インをお部屋で行ったのと同様にチェック・アウトもお部屋で、テレビ画面で行いました。なんと便利な事でしょうか!

現地の新聞や観光スポットのチラシなどを持ち帰ります。荷物になりますが時間が経つほど思い出が積もった無料のお土産となります。

ANAの機内誌で映画プログラムのページです。時代(年代)も一緒に思い出とないます。

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コロナで現在は県外をまたぐ移動も自粛要請されております。国内でこのような状態ですから海外へはいつになったら行ける事やら…?

ハワイへの行き方を忘れそうです…(涙)

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『川合玉堂』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]

東京では今年3月中旬に桜の開花が宣言されて下旬には満開となり、4月にはすでに葉桜となってしまいました。

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散った花びらが路面を飾っている4月1日、広尾の山種美術館で『川合玉堂展』を観てきました。

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サブタイトルに「山崎種二が愛した日本画の巨匠」とあるように、美術館の創立者・山崎種二氏が川合玉堂との親しい交流から蒐集された数多くの作品の展覧会です。

「山種美術館」は我が家では毎度お馴染みになっており、都内の近場で日本画と言えばここが最高です。何度訪れてもハズレはありません。写真などとは比べ物になりません。本物の持つ迫力、力強さを毎度のことながら感じております。

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展示品の中には以前にほかの企画展で拝見したものもありますが、あらためて拝見すると名画としての価値がさらに伝わり感動すらしてしまいます。

いつもながら思うのですが、作品の保存・修復などにどの位の時間と経費が必要なのでしょうか? 年寄りの一般庶民としては想像すらつきません。

今回は玉堂の師である望月玉泉や橋本雅邦などの作品も展示されてその技巧や画面構成なども見比べることが出来ます。それらの制作年は天保から明治年間となりますのですでに100年以上が経過しております。保存管理はどのように行っているのでしょうか?

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さらに付け加えるならば「表装」の素晴らしさがあります。展示されているほとんどの作品に同じ紋様の表装が施されております。美術館側で保存のために施されたものと思われますが、時代(年代)や作風に考慮しながらも一幅の芸術品として見事に仕上がっており、これまた感心をしてしまいます。

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玉堂と言えば横山大観と川端龍子の三者による「松竹梅」展が有名で、美術館所蔵の絵画や書、それに集合写真を以前拝見してその発想の面白さと出来栄えにビックリさせられました。今回もその一部が展示されて大喜びをしてしまいました。出来る事なら現存の作品等、関係するすべてを観たいものです。

最後に、我が家でお正月に欠かせない作品を紹介します。1942年(昭和17年)に美術館創立者の山崎種二氏のお嬢様の結婚を祝って川合玉堂から贈られた作品です。「松上双鶴」(絹本・彩色)です。

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おめでたい作品なので、我が家ではお正月のお飾りとして使わさせていただいております。あらてめて実物を拝見して恐れ多くなってしまいました。やはり本物は素晴らしい!…

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