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日本橋で名画と老舗の味を楽しむ小さな旅… [食べ歩き]

  『ちい散歩』など、地元密着のプチ旅行番組が流行っているようです。真似をしたわけではありませんが、東京日本橋で小さな小さな日帰りの旅を味わってきました。(6月25日)              《『ちい散歩』の名案内人・地井武男さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます》          日本橋高島屋百貨店で開催された『 シャガール 愛をめぐる追想 』展を鑑賞して、洋食の老舗『 たいめいけん 』で元祖オムライスをいただく、ちょっぴり心が豊かになった一日です。

s-シャガール展・地下鉄口看板.jpg                                                 〈東京メトロ・地下鉄口の広告看板〉

s-シャガール展・入場券01.jpg

  シャガールと言えば、05年6月にパリで接した『オペラ座の天井画』と、イメージとしてミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』のプログラム表紙があります。

s-オペラ座・天井画.jpg                               〈パリ・オペラ座の天井画、旅行の思い出に作成した小冊子の表紙〉

s-屋根の上のヴァイオリン弾き・表紙.jpg                                        〈1967年日本初演時のプログラム表紙〉

  浮揚するカップル、なぜか登場する鶏と馬、青味の濃い色彩にピカソ風に裁断された構成、などなど…、私の持っているシャガールのイメージです。その理由が今回の展覧会でようやく分かりました。自身のユダヤ教と、その言語、イディッシュ語が影響していたのです。愛する人の死や幾多の迫害にも負けずに貫いた信念に敬服してしまいました。知れば知るほど作品に対する重みが増して行きます。ちょっぴり心の引き出しのファイルが増えたようです。

  東京高島屋の真裏にあたる場所に洋食の老舗『たいめいけん』はあります。何年、いや何十年ぶりでしょうか、ここで食事をするのは…。

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  創業は昭和6年(1931年)で、私が生まれた昭和26年(1951年)に会社組織になり、日本の洋食界の重鎮とも言える老舗の洋食屋さんです。                                           いただくのは、もちろんこの店の定番、『オムライス』です。シンプル・イズ・ベスト、基本となるスタンダードをいただきました。見てください、金色に輝く卵と真紅のケチャップの組み合わせを!…

s-たいめいけん・オムレツ(スタンダード).jpg

s-たいめいけん・オムレツ.美味!.jpg

  心が豊かになる味わいです。これで1,650円、家庭では絶対にできない価格と味です!    昼食時の混雑を避けて午後2時頃にうかがいました。大正解です、ゆっくりとその深い味わいを楽しむことができて、満足、大満足!!

  行きは東京メトロの地下鉄・日本橋駅からで、帰りはJR・東京駅を利用しました。東京駅八重洲口周辺も様変わりして、以前とはまるっきり様子が変わっております。巨大な大丸百貨店が誕生しており、目を見張るばかりです。東京に住んでいながら、私の知らない東京がありました。        たまには都内を歩いてみることも大切で、健康のためでもあり、心をちょっぴりでも豊かにさせるためでもあります…。

 


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『焼肉きんぐ』 100分食べ放題 [食べ歩き]

  我が家の近くに焼肉食べ放題の店があり、時々利用しております。

s-焼肉きんぐ03.jpgs-焼肉きんぐ04.jpg

  100分間とは言え、夫婦ふたりでそれほど食べられるものではありません。利用するのはいつも58品2,480円の選べるコースです。                                    注文はタブレット型の端末でペンタッチ入力なので、わざわざ席を立って取りに行く必要がなく、食べる事に集中できるので大変楽です。夫婦ふたりで110歳を越す年齢ですが、根が貧乏性のため、ここぞとばかりに注文をしてしまいます。定番のカルビから始まり、各種野菜焼き、ご飯物にサラダ、キムチにナムル、そして海鮮物へと続きます。〆には麺類とデザートが待っています。

s-03.jpg                                         <写真は海老、ホタテ、イカの海鮮を焼いて…> 

  気がつくと、たいてい20品30人前以上を平らげて満腹になっております。それでもコースになっている58品の半分以下です。時間内でコースすべての品数を食べられる人はいるのでしょうか?高校生や大学生の男の子だったらいけるのでしょうか?                               3月26日に利用した時は、ふたりで20品32人前(お茶とおひやを除き)をいただいて、5,208円を支払ったので、1人前あたり約163円となります。ビックリするほどの値段です。

s-焼肉きんぐ・レシート.jpg

  レシートにあるようにお店は『 焼肉きんぐ 』で、全国にチェーン店があり、従業員の明るく元気な接客にも好感が持てます。                                             大好きな“ ユッケ ”や“ レバ刺し ”が食べられないのが残念ですが、安心、安全のためには仕方がない事でしょう。お肉が食べたくなったらまた行きます…

           焼肉きんぐ01.jpg

 

 

    

                                      


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うどん県の絶品うどん 『かおりひめ』 [食べ歩き]

  東京の新橋駅近くと言うより銀座のはずれに、香川県と愛媛県の物産を販売する専門店があります。名前は『せとうち旬采館』。ここの2階に本場の讃岐うどんが食べられるレストランが併設されております。香川県の“香”と愛媛県の“媛”で、『かおりひめ』…。                              東京にも近年うどん専門のチェーン店ができ、家庭では加ト吉の冷凍うどんなど、讃岐うどんがおいしく食べられますが、ここ『かおりひめ』のうどんをたべたら他のは食べられなくなります。             絶品!なのです。しかも釜揚げうどんが¥400など、格安で本場の味が堪能できます。

s-釜あげうどん・¥400.jpg                                                           <釜揚げうどん、¥400なり!>

  “釜揚げうどん”は注文を受けて、手打の生麺から茹で上げますので10~15分位待たされます。それは期待に胸が膨らむ時間で、その期待を裏切りません、うどんのコシやのど越し、付け汁のかつお節の風味が…、などとゴチャゴチャ言う前に、“うまいっ!”のひと言です。                   茹でたてのうどんを冷水でしめて熱々の汁をかけた“ひやあつうどん”も¥400、もちろん地元の食材を使った天ぷらやかまぼこなど、好みでトッピングもできます。銀座や新橋に出かけられたらぜひお立ち寄りください。損はさせません!

  小豆島に親戚が住んでおります。昨年10月に“香川県”が、“うどん県”に改名してから郵便物や年賀状を“うどん県小豆郡…”宛てで出しています。当初は『あて先、これでいいんですか?』と郵便局員に怪訝な顔をされましたが、最近は何も言わずに受け取ってくれます。それだけ“うどん県”が浸透したのでしょう。聞くところによると“うどん県、要 潤副知事”宛てに、2,000通を越える年賀状が全国から届いたそうで、県庁もビックリしたそうです。県の観光アピールとしては近年最高の出来栄えではないでしょうか…。考え出した方は若くて、頭の柔らかな方なのでしょうね。私なんかの年寄りには考えもおよびません。このところ、他の県や市が同じように改名をしようとしている様子が報道されますが、2匹目のどじょうはなかなかいないでしょう。

s-ようこそ うどん県へ.jpg

  “うどん県”は、うどんだけではありません。ほかにもおいしいものがたくさんあり、見所もタップリあります。同じように、東北地方にもおいしいもの、観るべき観光地がたくさんあります。        震災から一年が経ちましたが、復興にはまだまだ遠い状態です。明日はわが身で、お手伝いができることは小さなことでも行いたいものです。                                       まずは行ってみる事、行きは物見遊山の観光気分でも現状を目の前にすると、帰りはきっと考えが変わるはずです。これからが春の観光シーズンです。まずは出かけてみませんか?                                                        いまだに私はテレビの映像だけでショックを受けて、しり込みをしてしまっておりますが…

 

  


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韓国料理『参鶏湯(サムゲタン)』が700円! [食べ歩き]

  東京に、コリアン・タウンと呼ばれる場所が2ヶ所あります。ひとつは新宿区・新大久保周辺で、これから売り出すK・POPのイケメンの男の子を応援する若い女性たちが連日大騒ぎをしております。もうひとつは昔から焼肉店が多くて食通に大人気の、台東区・東上野周辺です。この上野に韓国の名物料理『参鶏湯(サムゲタン)』をなんと700円で(ランチ・タイム)食べられるお店があると聞き、早速行ってきました。しかも一羽丸ごとの若鶏を使っているとの事…、信じられません!

  上野駅から昭和通りを渡り、一本裏の路にその店はありました。その名も韓国屋台村『ソウル』で、看板には“参鶏湯 チキン専門店”とあります。

s-韓国屋台村・ソウル外観.jpg

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  お目当ての『参鶏湯』は噂の通り、700円也、信じられません!                        昼11時半、開店と同時に入って(当然ながらその日最初の客です)、『参鶏湯』をふたつ注文。   お店そのものはソウルの下町情緒いっぱいの雰囲気で、お店のお姉さんもまったく愛想がありません。そう言うお店がおいしいものを出してくれるんだ、と自分に言い聞かせました。最初に、4種類のキムチが小皿で出てきます。昔、と言っても日韓ワールド・カップが催された05年1月に訪れたソウルが思い出されました。焼肉屋でも、うどん屋でも決まって、小皿のキムチが5~7種類くらい供され、お代わりもできた事を…。                                            そして待つ事数分、お待ちかね主役『参鶏湯』の登場です。

s-ランチの参鶏湯 700円.jpg

  小振りながら一羽丸ごとの鶏が入っております。湯気が立ち上る熱々の身をほぐしていただきます。現地ソウルで食した『参鶏湯』は鶏のお腹に、高麗人参やお米、さらに松の実やニンニクなどの薬膳料理の食材を詰めて煮込まれており、かなりの種類の野菜や根菜がお腹から出てきた事が思い出されました。ここ上野の『参鶏湯』にはそれがありません。スープそのものが具材と共に煮込まれたものと思われ、あっさりとした塩味をベースにしながらもコクのある素晴らしい味を醸しだしております。鶏の骨までもしゃぶり尽くして、残ったスープにご飯を入れてオジヤにしていただきました。  絶品! 我ながら好い思いつきと感心をしてしまいました。                                   700円で満腹、汗までかいてしまいました。次回は何を食べてみようかしら?

  付近のお店には、列を作って開店を待っているお客様もおります。どれほどのおいしさなのでしょうか、興味が注がれます。また、自家製キムチの販売店や、肉屋さんが並び、それらの食材を買って自宅で食べたいものの、やはりお店で、専門店で食べた方がおいしいと思い、購入はしませんでした。 現地韓国に行かなくても東京で、本場の味が楽しめるのです、それも格安で…。             東京に住んでいて良かった…。

 


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世界のビール [食べ歩き]

  大瓶で5~6本、居酒屋の1,8ℓのピッチャーで2~3杯、一晩で私が空けるビールの量でした。でした…、と過去形になっているのは今はほとんど飲んでいないからです。飲まなくなったきっかけは“通風”です。体内のプリン体が適切に排泄されずに、尿酸値があがり完璧な“通風”持ちになってしまいました、もう10年以上も前のことですが…。小学校に入学して早々に腎臓をわずらってかなりの期間治療をしていたことをすっかり忘れて、20代から40代にかけてビールをガンガンやっておりました。私のからだに長い年月をかけて“通風”の元が蓄積されていったわけです。                 今ですら、プリン体カットや、カロリー・オフ、はたまたアルコール・ゼロなどと新しいビールが開発されており、健康に気遣いながらビールを楽しむことが出来ますが、ガンガン飲んでいた私の時代にはそのような商品はありませんでした。

  旅行先でその土地のビールを楽しむことはまた格別です。たしなむ程度に味わいながら、少量をいただいております。たとえば、ロンドンのパブではビール以外には考えられません。その雰囲気、その味、今でもロンドンのパブのビールの味は格別で、記憶に残っております。

s-ロンドン パブ・オードリーにて.jpg                                         <ロンドン パブ・オードリーにて>

s-ロンドン パブ・オードリー外観.jpg                                  <歴史を感じさせてくれる『The Audrey』外観>

   ビールの生産量、消費量は人口の多い中国がダントツのトップだそうですが、国民一人当たりの消費量はヨーロッパの国々が上位を占めております。昔からビールの生産の歴史があり、水(ミネラル・ウォーター)より安いので消費量が多いそうです。

                                      s-国民一人当たりのビール消費量08年.jpg                                  <国民一人当たりのビール消費量・08年版 キリン食生活研究所資料から>

   ビールではありませんが、以前パリを旅行中にお昼時にスーパーで買い物をしてレジに並んだ時に、ペンキの汚れの付いた作業服を着た建設業のかたでしょうか、前に並んでおりました。昼食を買いに来たようでサンドイッチの詰め合わせのランチ・ボックスに、クォーター・サイズのワインを1本購入していました。お昼からワイン…。欧米では普通のことなのですね。あらためて目にして納得してしまったことが思い出されます。飲酒運転も事故さえ起こさなければ欧米では許されております。     狭い日本、狭い道路の日本では考えられないことです。ただし、欧米でも年々飲酒運転の取締りがきつくなっているようで、タバコ同様にアルコールも自重しなければならない時代になっていくのでしょうか。

   上記の一人当たりの消費量一覧をみると、日本は39位で大瓶換算で75,7本を消費、トップのチェコはその数236,8本にのぼり、日本の3倍以上です。皆さん、ビール大好きなのですね。     私がガンガンやっていた時代で比較をすれば、これほどの差にはならなかったかも知れません。  私ひとり、数字を上げていたかも知れません。(?)                                       それにしてもお酒は“百薬の長”、ほどほどに楽しむことにしましょう。

 


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Fish & Tips [食べ歩き]

  『Fish & Tips』(フィッシュ&チップス)                             タラやカレイなどの白身のさかなを、卵と水で溶いた小麦粉の衣で揚げた、イギリスを代表する食べ物。今日はその『Fish & Tips』の食べくらべを紹介します。

 1860年のロンドンにはすでに『Fish & Tips』を販売するお店があったと記録に残っているほど歴史があるそうです。私たち夫婦の歴史の中で『Fish & Tips』を正式に注文して食べたのは1992年2月、フロリダのユニバーサル・スタジオの園内にあるレストラン“FINNEGAN’S  Bar&Grill”です。15cm位の切り身で、揚げたての『Fish』が4本と、アツアツの『Tips』(フライド・ポテト)が特製の新聞紙が敷かれたバスケットの中、山盛りになって供されます。ホクホクのおいしさにこの時からやみつきになってしまいました。

 

<“FINNFGAN’S”at UNIVERSAL STUDIOS FLORIDA>

 

<揚げたて、アツアツに、レモンをぎゅっと…。写真は2003年10月撮影> 

 東京でこの『Fish & Tips』をいただくなら、“イングリッシュパブ ローズ&クラウン”がお勧めです。ヴィクトリア調の店内でイギリスのパブの雰囲気が楽しめます。都内に10件程度のお店がありますが、私たちが良く利用するのは有楽町店です。有楽町駅前の電気ビル1階にあり、交通の便も最高です。ここの『Fish & Tips』はひとくちサイズで供されて女性でも食べやすいと思います。一般家庭ではなかなか使われない(我が家にないだけかも?)、“モルト・ビネガー”(麦芽から作った穀物酢)も置かれており、そのビネガーをたっぷりかけて本場と同様の食べ方が楽しめます。(1人前750円位だったと思います) 

 さて、2005年4月にロンドンを訪れると、市内のあちらこちらで『Fish &  Tips』を販売する露店が見受けられました。揚げたてを紙袋に無造作に入れて、上から塩とモルト・ビネガーをドバぁ~っとかけて、その場でほおばっています。いかにも“うまそぉ~!”  19世紀半ばに登場して以来、安価なため一気に労働者階級の日常食になったと言うこの『Fish & Tips』は、戦後、国からの配給食糧にもなったそうですが、カロリーが高いために今では若い女性からは敬遠されているそうです。しかしながら私たち旅行者にとっては、ロンドン=パブ=ギネス・ビール=Fish&Tipsとつながり、地元でぜひ食してみたい料理のひとつです。早速、行きました。泊まっているホテルがあるボンド・ストリート近くのパブ“The Audlley”、いかにも歴史あるパブの趣があります。当然のことながら『Fish & Tips』を注文します。カウンターで注文と支払いをして、テーブル席で待つこと数分、本場の『Fish & Tips』が運ばれてきました。まず、その大きさにビックリ、Codと呼ばれるタラの一種で、半身がそのまま揚げてあります。お皿からもはみでる程で、長さ30cm以上はあるでしょうか。なおかつ、付け合せのフライド・ポテトとグリーンピースの煮物が山になっています。テーブルにあるタルタル・ソース、ケチャップそしてモルト・ビネガーと塩を使ってそれぞれの味を楽しみます。正直、途中で飽きるほどの量がありました。ランチ・タイムだったせいか、隣りのテーブルではOL風の女性も『Fish & Tips』をいただいており、見るときれいにたいらげておりました。『Fish & Tips』は今でもやはり国民食なのでしょうか。値段は7£、当時のレートで約1500円でした。なお現地では、“フィッシンチップ”で通じます。

 

<“The Audlley”外観、ランチ・タイムは親子で食事も…>

<『Fish & Tips』、食べかけですが…>

<パブでいただくビールは最高!>

“いらっしゃいませ、こんにちは! ただ今、『FIsh & Tips』が出来上がりました。ぜひ、ご賞味ください!”

 

 

 

 

 

 

 

 


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