韓国料理『参鶏湯(サムゲタン)』が700円! [食べ歩き]
東京に、コリアン・タウンと呼ばれる場所が2ヶ所あります。ひとつは新宿区・新大久保周辺で、これから売り出すK・POPのイケメンの男の子を応援する若い女性たちが連日大騒ぎをしております。もうひとつは昔から焼肉店が多くて食通に大人気の、台東区・東上野周辺です。この上野に韓国の名物料理『参鶏湯(サムゲタン)』をなんと700円で(ランチ・タイム)食べられるお店があると聞き、早速行ってきました。しかも一羽丸ごとの若鶏を使っているとの事…、信じられません!
上野駅から昭和通りを渡り、一本裏の路にその店はありました。その名も韓国屋台村『ソウル』で、看板には“参鶏湯 チキン専門店”とあります。
お目当ての『参鶏湯』は噂の通り、700円也、信じられません! 昼11時半、開店と同時に入って(当然ながらその日最初の客です)、『参鶏湯』をふたつ注文。 お店そのものはソウルの下町情緒いっぱいの雰囲気で、お店のお姉さんもまったく愛想がありません。そう言うお店がおいしいものを出してくれるんだ、と自分に言い聞かせました。最初に、4種類のキムチが小皿で出てきます。昔、と言っても日韓ワールド・カップが催された05年1月に訪れたソウルが思い出されました。焼肉屋でも、うどん屋でも決まって、小皿のキムチが5~7種類くらい供され、お代わりもできた事を…。 そして待つ事数分、お待ちかね主役『参鶏湯』の登場です。
小振りながら一羽丸ごとの鶏が入っております。湯気が立ち上る熱々の身をほぐしていただきます。現地ソウルで食した『参鶏湯』は鶏のお腹に、高麗人参やお米、さらに松の実やニンニクなどの薬膳料理の食材を詰めて煮込まれており、かなりの種類の野菜や根菜がお腹から出てきた事が思い出されました。ここ上野の『参鶏湯』にはそれがありません。スープそのものが具材と共に煮込まれたものと思われ、あっさりとした塩味をベースにしながらもコクのある素晴らしい味を醸しだしております。鶏の骨までもしゃぶり尽くして、残ったスープにご飯を入れてオジヤにしていただきました。 絶品! 我ながら好い思いつきと感心をしてしまいました。 700円で満腹、汗までかいてしまいました。次回は何を食べてみようかしら?
付近のお店には、列を作って開店を待っているお客様もおります。どれほどのおいしさなのでしょうか、興味が注がれます。また、自家製キムチの販売店や、肉屋さんが並び、それらの食材を買って自宅で食べたいものの、やはりお店で、専門店で食べた方がおいしいと思い、購入はしませんでした。 現地韓国に行かなくても東京で、本場の味が楽しめるのです、それも格安で…。 東京に住んでいて良かった…。
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