世界のビール [食べ歩き]
大瓶で5~6本、居酒屋の1,8ℓのピッチャーで2~3杯、一晩で私が空けるビールの量でした。でした…、と過去形になっているのは今はほとんど飲んでいないからです。飲まなくなったきっかけは“通風”です。体内のプリン体が適切に排泄されずに、尿酸値があがり完璧な“通風”持ちになってしまいました、もう10年以上も前のことですが…。小学校に入学して早々に腎臓をわずらってかなりの期間治療をしていたことをすっかり忘れて、20代から40代にかけてビールをガンガンやっておりました。私のからだに長い年月をかけて“通風”の元が蓄積されていったわけです。 今ですら、プリン体カットや、カロリー・オフ、はたまたアルコール・ゼロなどと新しいビールが開発されており、健康に気遣いながらビールを楽しむことが出来ますが、ガンガン飲んでいた私の時代にはそのような商品はありませんでした。
旅行先でその土地のビールを楽しむことはまた格別です。たしなむ程度に味わいながら、少量をいただいております。たとえば、ロンドンのパブではビール以外には考えられません。その雰囲気、その味、今でもロンドンのパブのビールの味は格別で、記憶に残っております。
<ロンドン パブ・オードリーにて>
<歴史を感じさせてくれる『The Audrey』外観>
ビールの生産量、消費量は人口の多い中国がダントツのトップだそうですが、国民一人当たりの消費量はヨーロッパの国々が上位を占めております。昔からビールの生産の歴史があり、水(ミネラル・ウォーター)より安いので消費量が多いそうです。
<国民一人当たりのビール消費量・08年版 キリン食生活研究所資料から>
ビールではありませんが、以前パリを旅行中にお昼時にスーパーで買い物をしてレジに並んだ時に、ペンキの汚れの付いた作業服を着た建設業のかたでしょうか、前に並んでおりました。昼食を買いに来たようでサンドイッチの詰め合わせのランチ・ボックスに、クォーター・サイズのワインを1本購入していました。お昼からワイン…。欧米では普通のことなのですね。あらためて目にして納得してしまったことが思い出されます。飲酒運転も事故さえ起こさなければ欧米では許されております。 狭い日本、狭い道路の日本では考えられないことです。ただし、欧米でも年々飲酒運転の取締りがきつくなっているようで、タバコ同様にアルコールも自重しなければならない時代になっていくのでしょうか。
上記の一人当たりの消費量一覧をみると、日本は39位で大瓶換算で75,7本を消費、トップのチェコはその数236,8本にのぼり、日本の3倍以上です。皆さん、ビール大好きなのですね。 私がガンガンやっていた時代で比較をすれば、これほどの差にはならなかったかも知れません。 私ひとり、数字を上げていたかも知れません。(?) それにしてもお酒は“百薬の長”、ほどほどに楽しむことにしましょう。
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