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ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』日生劇場 [オペラとミュージカル]

『籠の中の道化たち』に久しぶりに会いに行きました。

初回は1985年帝国劇場での初演、岡田真澄ジョルジュと近藤正臣ザザで、強烈すぎるほどのインパクトでした。

2度目に入った籠は2008年の日生劇場で鹿賀丈史ジョルジョに市村正親ザザとなりました。

今回久々の籠の中は同じオトコたちです。(3月14日・日生劇場)

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1幕を見終えて感じたのが軽さでした。演技なのか演出なのかわかりませんが、なんか軽いのです。初演の舞台の強烈なインパクトが感じられないのです。ステージを終えた女優ザザが衣装を脱ぎ、化粧を落として客席を抜けて退場する1幕ラスト、これまでの演出に手が加えられたためでしょうか、ひとりの人間としてのザザの感情が伝わってこないのです。オトコたちのダンス・パフォーマンスの一生懸命さは見事ですが…

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後半第2幕の面白さ、楽しさはこれまで以上でした。メインの役者さんたちは数多くの再演を重ねてその分が年輪として幹が太くなっていることでしょう。

家族を、人間を、愛を、描いている作品なので時代や世代を越えてこれからも上演される傑作ミュージカルです。

ただ、劇中「ホモ!」と2回叫ぶセリフがあります。久しぶりに聴くことばで、最近では「ゲイ」に慣れていますので、おそらくオリジナルの台本がそうなっているのでしょうね。ちょっぴり違和感がありました。

コロナ禍での舞台上演、大変なご苦労があったことと思います。

特にオトコたちのダンス・パフォーマンスはタップからカンカンなど多彩な振り付けに呼吸ぴったりな素晴らしいパフォーマンスで拍手喝采です! マスク着用でのレッスンはさぞかし大変だった事と考えられます。

2月のミュージカル『ラ・マンチャの男』に続いてコロナ感染者が出て、全27公演中12公演が中止となってしまいました。


s-ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』日生劇場・公演中止お知らせ.jpg

2万人以上の方が観劇できなかった計算になります。楽しみにしていたことでしょう、残念でなりません。我が家で観劇できたことには感謝しかありません。

さらに万全なコロナ対策で臨んだ出演者の皆様の無念さは計り知れません。一刻も早いコロナの終息を願うばかりです。

日生劇場1Fホワイエに舞台から見た客席の写真が展示されております。世界に誇る劇場です!!

s-日生劇場・舞台から見た客席.jpg

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