ミュージカル『ラ・マンチャの男2022 ファイナル』①、遍歴の旅へと旅立ち [演劇・舞台]
昨日2月28日はミュージカル『ラ・マンチャの男』千秋楽公演を観劇する予定でした。
残念なことにコロナの影響で公演が中止となってしまいました。涙が出るほど残念な思いです!
1969年の日本初演から半世紀以上を超えてのファイナル公演です。
1969年18歳の若造だった私は、それまでに『王様と私』や『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演した歌舞伎役者の市川染五郎に興味を抱いて『ラ・マンチャの男』の舞台を観劇。
完成された舞台演劇に衝撃を受けてもう一度劇場に足を運んだほどです。
それまでのブロードウエイ・ミュージカルの印象は、明るくて楽しいミュージカル・ナンバーと華やかで大掛かりなダンスで彩られたボーイ・ミーツ・ガールのハッピーエンド・ストーリーでしたが、そんな常識を真正面から覆された衝撃的な舞台でした。
劇場と言う何もない空間で、舞台に設定された狭い地下牢で神経を患った老人の妄想が演じられます。内容も暗くて、明るいラブソングも無ければ華やかなダンスシーンもありません。正にイマジネーションの世界なのです。
18歳の若造を虜にしたばかりか、本場のブロードウエイでも絶賛されてラマンチャの染五郎はブロードウエイで60回もの舞台に立ちます。当然全編英語で、しかもスペイン語訛りです!…
日本初演から間髪入れずにブロードウエイに出演、その偉業に帰国後すぐさま凱旋公演が開催されました。
先に6月の名古屋・名鉄ホールで、東京は9月に日生劇場でした。
当然ながら名古屋まで飛んでいきました!
以来半世紀の年月の中、度重なる再演が行われてその都度ほとんどの舞台を観ております。
2022年2月のファイナルまで私の遍歴の旅は続きます、その思い出は次週へ…
2022-03-01 05:00
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