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ミュージカル『ラ・マンチャの男2022 ファイナル』②、見果てぬ夢のまま終焉へ [オペラとミュージカル]

ミュージカル『ラ・マンチャの男』の東京公演は、平均して2.3年おきに帝国劇場と日生劇場で上演されてきました。(一時期、青山劇場でも)

ひとつの作品を同じ俳優が単独出演するミュージカルの日本国内最多上演記録を2008年に更新して、2019年には1300回のさらなる上演記録をも達成します。

その記念すべき舞台に接することが出来ました。

これは奇跡的な偶然で、観劇の1週間ほど前に強烈な台風が東京を襲い交通網が遮断されて公演が2回中止となってしまい、そのお陰で我が家の観劇日が1300回目となったわけです。

s-松本白鴎『ラ・マンチャの男 2019-10-211,300回記念公演』チケット.jpg

1965年のブロードウエイ初演に出演して、その後は日本公演にも深いかかわりを続けているミミ・ターク氏も来場されていて、元気なお姿を拝見させていただきました。

カーテンコールで披露された英語版の『見果てぬ夢』、そのドラマティックな熱唱は今でも耳に残っております。

s-ラ・マンチャの男 1300回記念公演・帝国劇場舞台写真.jpg

舞台写真は、東宝公式サイトから掲載させていただきました。

あれから3年、ついにファイナルとなります。最後なのでどうしても千秋楽が観たくて、昨年12月の前売り開始日にチケットは辛うじてGETできました。感激! <後日公演が中止となり絶望の淵に落とされましたが…>

予備にと考えて入手した2月7日のチケットです。前日6日が初日なので2回目の公演です。

s-ラ・マンチャの男 ファイナル・日生劇場2022.02.07 チケット.jpg

s-ラ・マンチャの男 ファイナル・日生劇場01.jpg

s-ラ・マンチャの男 ファイナル・日生劇場02.jpg

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s-ラ・マンチャの男 ファイナル・日生劇場04.jpg

3年振りの舞台ですがファイナルでもあり、止めどなく涙が溢れ出てきます。

キャストの皆さんも舞台上のバンドの皆さんもこれまで以上に張り切っていることが舞台から伝わってきます。

白鸚・キホーテが歌う “ われこそはドン・キホーテ ” 嬉しくて楽しくて涙がポロポロ出てきます、“ 見果てぬ夢 ” は見続けた50年以上の中で最高、なんと力強くなんとドラマティックな歌唱か、涙に加えて鳥肌+ふるえまで…!

これまでは公演のパンフレットを買うことはあってもほかのいわゆるグッズは買ったことはありません。今回何故かパンフレットと販売されている “お土産” を買ってしまいました。

s-ラ・マンチャの男 ファイナル・記念グッズ.jpg

「ポロシャツ」「ハンドタオル」それに「チャーム付きネックストラップ」で、すべてロゴ・マークが入っております。追加が欲しければ千秋楽の日に買えばいいやと思っていましたが、その千秋楽そのものがなくなってしまい、言葉がありません。予備にと思って購入したこの日のチケットや、普段買わないグッズの購入など、虫の知らせでもあったのでしょうか? 自分ではわかりませんが…

さよならを言えないままお別れをしたようで、“ 見果てぬ夢 ” が見果てぬまま終わってしまいました。いまだに悲しくてやるせなさが残っております。

それでも、染五郎・キホーテも、幸四郎・キホーテも、白鸚・キホーテも、すべて記憶の中で、心の中で生き続けています。50年以上もありがとうございました、感謝しかありません…

今後の『ラ・マンチャの男』大変でしょうね、誰が演じるのか?

高麗屋の財産ですから考えられるのはただひとつ、10年後に現在の八代目市川染五郎が演じるのです。松本白鸚が六代目市川染五郎時代に演じた初演時は26歳、八代目染五郎は今16歳なので10年後は26歳となります。

祖父の演出で孫が主役、お客様は絶対に観に行くでしょうね。私でも観たいです!… でも10年後、からだがいうことを聞くか、それだけが心配です……

劇場という何もない空間、大好きです。歌舞伎も、ミュージカルも、…

s-『ラ・マンチャの男 ファイナル』日生劇場・お土産.jpg

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