葛飾柴又 『寅さん記念館』 [国内旅行]
真夏のうだるような暑さの中、葛飾柴又の『帝釈天』と『寅さん記念館』に行ってきました。
京成線柴又駅前の寅さん像の視線の先にお土産やさんがあります。店頭には大きくとぐろを巻いた『金のうんこ』があり、なでると金運が付くというので早速丁寧になでました。
7月28日月曜日の昼間です。真夏の暑さの中にたたずむ帝釈天の本堂です。
本堂の塀沿いに歩く事3,4分。『寅さん記念館』と『山田洋次ミュージアム』が向かい合っています。
記念館に入ると、映画制作に関わる人たち、大道具さん、照明さん、録音技師さんなどなどが、その仕事振りと共に実物大の写真で紹介されます。続いて寅さんと妹のさくらの生い立ちが戦争をはさんで紹介されます。小さなミニチュアの五つのステージで感心してしまうほどの出来栄えです。帝釈天参道のくるま屋や裏のタコ社長経営の印刷所など、撮影の使われた本物のセットなどがあり、どっぷりと、寅さんの世界に入り込むことが出来ます。
“寅、またふられちまったのかよ?!…” こんなセリフが言いたい写真です。
寅さん愛用のかばんにはこんなものが入っていました。
寅の全財産には蚊取り線香やトイレットペーパーなど、生活の必需品がぎっしりと詰まっております。直接映画には出てきませんが、この現実味にまたまた感心をしてしまいました。
北海道から沖縄まで、全国を旅した寅さんの足跡がポスターで紹介されています。
最初で最後となった海外もあります。我が心のふるさとウィーンです。
寅さんは、いまだに元気で全国を旅しているような錯覚に陥ります。“よっ、さくら元気か?…”などと突然話しかけられるような思いが、この記念館にはあります。もう一度、いや二度、三度と映画を見直したくなる気持ちです。お団子のくるま屋のモデルとなった高木屋さんで、名物の串団子とところてんをいただいて柴又を後にしました。セミの鳴き声が今は亡き渥美清を偲ぶようで、チョッピリおセンチになった私でした……
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