映画『ジュディ 虹の彼方へ』TOHOシネマズ日比谷 [お気に入りの映画]
春真っ盛りですが、桜の名所でのお花見は禁止されて寂しい春となっています。ささやかながらビルの中で桜を愛でてきました。(3月23日)
場所は東京ミッドタウン日比谷の1階です。
目的は映画鑑賞で、お目当ては『ジュディ 虹の彼方へ』です。
ベートーベンやシューベルト、チャイコフスキーなど作曲家の伝記映画が子供の頃全盛でよく見ていました。同時にコルネット奏者のレッド・ニコルズの半生を描いた“5つの銅貨”を筆頭に、ミュージシャン物が続きます。オーストラリアのピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの“シャイン”やポーランドのピアニスト、シュピルマンの“戦場のピアニスト”などなど。異色の作品ではモーツアルトの時代に実在した去勢歌手“カストラート”や、どこまでが事実でどこまでが創作かその境が解らないほどの“永遠のマリア・カラス”など、数え切れないほど音楽映画が大好きです。
近年ではクィーンの“ボヘミアン・ラプソディ”やエルトン・ジョンの“ロケットマン”などの傑作が登場して大興奮しておりました。今回はそれ以上の期待を胸にして出かけました。
公開後3週間が過ぎて座席数の小さなスクリーンに移り、さらにコロナウイルスの感染予防のため政府からイベントの自粛が発令されて劇場や美術館の休館が続く中、映画館だけは対策を行った上で上映を続けております。客席の換気を通常よりかなり強くしているようで少し肌寒さも感じられるほどでした。それでも客席は7割程度埋まっており、こんな時期でも多くの映画ファンがいらっしゃる事に嬉しくなりました。
期待以上の出来栄えでした。本物のジュディ・ガーランドにお会いしたことも、お話をしたことも、当然ありませんが、昔、新聞や雑誌の写真、映画やテレビの映像で見たジュディが目の前のスクリーンの中にいるのです!!
現代の若い人たちにはジュディの名前すら知らないかも知れません。さらにライザ・ミネリって誰?、となるでしょうね。映画前半パーティーのシーンでそのライザも登場して、ソックリ度に興奮しまくり…!
さらに関連して、舞台の“ピアフ”を思い出しました。大竹しのぶが迫真の演技でエディット・ピアフを演じ、歌った作品です。初演、再演と2回拝見しましたがいずれも手を抜くことなく役になりきっておりました。今回のレネー・ゼルウィガーも全身全霊をかけてジュディ・ガーランドを演じ、歌っていることがスクリーンから伝わります。まさにブラボー!です…。アカデミー主演女優賞受賞は当然でしょうね。
これから我が家のホームシアターで“オズの魔法使い”を観ようと思います。見方が変わっているかも?…
2020-03-31 05:00
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