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『近代日本の美人画展』講談社野間記念館 [世界の美術館&博物館]

講談社野間記念館で開催された『近代日本の美人画展』を鑑賞してきました。(7月15日)

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s-『近代日本の美人画展』講談社野間記念館入口.jpg

名前は聞いていたものの訪れるのは初めてです。隣に「ホテル椿山荘東京」向いに「東京カテドラル大聖堂」と、都内でも静寂な住宅地です。

講談社の初代社長・野間清治氏が蒐集したコレクションが収蔵されております。通称「野間コレクション」と呼ばれて、その数は数千点にも及ぶそうです。今回はその中から大正から昭和にかけて講談社が発行した雑誌の口絵や挿絵の原画を中心に、230点余りが紹介されておりました。

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画家の名前だけでも驚かされてしまいます。“鏑木清隆”、“山川秀峰”、“上村松園”、“伊藤深水”、“山口蓬春”などなど…。院展や帝展などに出品された作品から、一般の雑誌に口絵や挿絵として掲載された作品まで、一堂に見る事が出来ます。

中でも目を惹かれたのが“十二ヶ月図”です。一時期講談社では月刊誌を同時に9誌を発行して、それぞれに合わせて多数の画家に依頼したそうです。今回13人の画家による原画(×12ヶ月分)が展示されており、各氏の個性が存分に味わえて興味津々になりました。いったい「野間コレクション」としてはどれほどの作品数があるのでしょうか? さらに保管(保存)・収蔵(修復)などを考えると頭が痛くなりそうです。

この記念館は野間氏の住居を改装したもので、庭園も実に見事に整備されております。テラス席も用意されていました。

s-『近代日本の美人画展』講談社野間記念館テラス.jpg

私が鑑賞した日をもって、残念ながら一時休館されるそうです。野間氏の住居を今の美術館仕様に改築して約20年が経ち、老朽化や安全性の懸念からさらなる文化施設に建てなおすそうで、完成が楽しみでなりません。

s-『近代日本の美人画展』講談社野間記念館お知らせ.jpg

私の足腰が元気なうちに完成をお願いしたいものです、歩ければ必ず訪問します…!

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