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『印象派への旅 海運王の夢』展 Bunkamura ザ・ミュージアム [世界の美術館&博物館]

小雨降る梅雨空の6月24日、渋谷東急百貨店内の“Bunkamura ザ・ミュージアム”を訪れて『印象派への旅 海運王の夢 -バレル・コレクション-』展を鑑賞してきました。

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英スコットランド・グラスゴー出身で家業の海運業で大成功をしたウィリアム・バレムが蒐集した作品展です。西洋美術館の“松方コレクション”やハワイの“ビショップ・コレクション”など世界中に名を轟かせるコレクターが多数おります。彼らのコレクションに接すると美術品に対する異常なほどの愛情と、芸術文化品として後世に残し伝える努力に敬意を払わないではいられません。

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実は今回初めて“バレル・コレクション”を知りました。9,000点以上に及ぶ膨大なコレクションを生前に地元グラスゴー市に寄付したそうです。ただし「大気汚染の少ない郊外での展示」と「英国外に持ち出さない」との条件が付けられて、現地の“バレル・コレクション”美術館を訪れなければ鑑賞はできません。今回は改装に伴う休館のため奇跡的に日本での展示開催となりました。

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来日したのは80点余りですが、その素晴らしさには唖然となります。特にフランス近代絵画においては、マネ、セザンヌ、クールベ、ドガ、ルノワールなどなど、巨匠たちの作品群はこれまで見たことがないものばかりで目が点になってしまいます。もちろんバレルの地元、スコットランドの画家の作品も見事です!

最近、写真撮影が許される美術館が増えてきました。もちろんフラッシュや三脚の使用は禁じられていますが、一部の作品や部分的なコーナーの一角が許可されて、思い出作りに多数のお客様がスマホを手にしています。私もそのひとりで、記念にクールベの“マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド”嬢とのトゥー・ショットです。

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これまで鑑賞してきた作品は氷山の一角であることを痛切に感じる展覧会でした。教科書や美術書に掲載されている作品で満足してきたわけです。世界中には、まだまだ、もっともっと私の知らない作品が沢山あるわけです。残りの人生でどれだけ鑑賞できるか楽しみです…!

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