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映画『ディズニー くるみ割り人形と秘密の王国』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]

映画『ディズニー くるみ割り人形と秘密の王国』を観てきました。(12月10日TOHOシネマズ日本橋・スクリーン3)

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久々にディズニーらしい精神に満ち溢れた作品です。私にとってディズニー映画とは、1950年代終わりから60年代初頭の家族で楽しめる一連の劇映画が原点となっています。歴史に残るアニメもありますが、当時はいわゆる実写版の劇映画が盛んに制作されておりました。例えばヘイリー・ミルズが出演した一連の作品で“ポリアンナ”や“罠にかかったパパとママ”、シャルル・ボワイエと共演した“難破船”、さらにウィーン少年合唱団を題材にした“青きドナウ”もディズニーの制作で、家族や友人などの絆を温かく描いた作品だらけでした。

近年の実写版は、“シンデレラ”や“美女と野獣”などアニメを実写化したものが多く、それはそれで原作のアニメ以上の迫力ある映像と音響で素晴らしい作品となっております。そんな中で今回の“くるみ割り人形”は従来のバレエ版のストーリーに手を加えながらも、ディズニー独自の世界観を最新の映画テクノロジーを駆使して、私の様な昔ながらのディズニー・ファンをも納得できる作品に仕上がっております。

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チャイコフスキーの音楽はこの映画のために作られたのではないかと思うほど見事に溶け込んでおり、全編がディズニー・マジックのオンパレードです。特にエンド・ロールは必見です。本編にもバレリーナ・プリンセス役として登場するアメリカン・バレエシアター初のアフリカ系女性プリンシパルのミスティ・コープランドが純粋なクラシック・バレエを、さらに世界一優雅な野獣と称された元英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルのセルゲィ・ポルーニンがコンテンポラリー・ダンスを、それぞれ披露してくれるのです。見事、としか言いようがありません。撮影・カット割り・編集そして色彩は60年代のディズニー映画を彷彿させる仕上がりになっており、おまけにチャイコフスキーの楽曲はダンスの形態を問わないバレエ音楽だと改めて気づかされます。続くエンド・クレジットのバックには私の大好きな今世紀最高のテノール、アンドレア・ボッチェリがエンドソングを歌っております。残念ながら歌詞の字幕は出ませんが、私にも理解ができるほど丁寧な発音と発声で思わず息が止まりそうになるほどの感動を覚えました。

私にとっての、ディズニーらしいディズニー映画を久々に思い出しながら堪能させていただきました。次はいつこのような作品に巡り合えるのでしょうか?…


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