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懐かしの『レナード・バーンスタイン』 [コンサート]

日本の高度成長期だった1960年代、小学校高学年から中学・高校と多感な少年期を過ごしました。中でも66年は今思うと自分でも驚くべき年でした。4月12日のカラヤンとベルリン・フィルに始まり、5月24日のヴァン・クライバーン、続いて6月12日はアルトゥール・ルービンシュタイン、さらに10月8日にはシャルル・ミンシュのフランス国立放管と、すべて東京文化会館でのコンサートを聴いております。お小遣いをすべて注ぎ込んで池袋にあった“赤木屋プレイガイド”に並んだことを覚えています。当時もう一人興味を持っていた人物が“レナード・バーンスタイン”です。

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生誕100年を迎えて新聞記事となり大好きだったバーンスタインの記憶が蘇りました。(7月30日付・朝日新聞)ただ一つ残念なことは生の演奏に接する機会がなかったことです。バーンスタインのLPレコードで一番先に買ったのがこれです。

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s-『レナード・バーンスタイン』ラプソディー・イン・ブルーほか LPレコード02.jpg

s-『レナード・バーンスタイン』ラプソディー・イン・ブルーほか LPレコード03.jpg

レコード・ジャケットは中央に膨らみを持たせた特別仕様になっており贅沢感があります。その後CD化されて、取り扱いと聴きやすさが向上しました。これも手元にあります。

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s-『レナード・バーンスタイン』ラプソディー・イン・ブルーほか CD02.jpg

今年の生誕100年記念でこのCDが再発売されるそうで嬉しくなってしまいます。

新聞記事に接してもうひとつ思い出されたのが“ヤング・ピープルズ・コンサート”です。クラシック音楽の楽しさ、面白さをバーンスタイン自身が語りながら演奏を聴かせるTV番組です。番組収録時の写真があります。

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日本でも放送されて見ておりました。ただ残念なことにどこの放送局で、毎週だったのか、隔週だったのか、何曜日だったのか、覚えていないのです。しかしモノクロだったことと、バーンスタインのやさしくてわかりやすい語り口だけは今でもはっきりと覚えております。そんなバーンステインを思い出させるアルバムがあります。

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“ピーターと狼”と“動物の謝肉祭”のナレーションをバーンスタイン自身で勤めており、“ヤング・ピープルズ・コンサート”を彷彿させてくれます。この年になって聞くと、はっきりとした丁寧な英語は直接聞き取れるほどで、通訳や訳文など必要ないくらいです。TV放送時は子供でしたので、当然ながら一生懸命に字幕を追っていたことでしょうね。余談ですが、ブリテンの“青少年のための管弦楽入門 作品34”のナレーションをしているマスター・ヘンリー・チェーピンは女の子で、録音が1961年4月と明記されています。声からして10歳くらいの女の子と思われます。当時の10歳は私と同年齢ですので、現在70歳前後です。きっと今ではお孫さんや音楽に囲まれて幸せな生活を過ごされていることでしょう、想像ですがそう願っております。

バーンステイン生誕100年の記事に接して音楽の楽しさをあらためて感じてしまいました。そして“ヤング・ピープルズ・コンサート”の映像が無性に見たくなりました。日本にも残っているはずです、一部でも良いのでどこかの局で放送されるか、DVD化して発売してくれることを切に望んでいます!…

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