『日本画の挑戦者たち』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]
広尾の山種美術館で開催中の『日本画の挑戦者たち -大観・春草・古径・御舟-』を観てきました。(10月8日)
日本美術院創立120年を記念して企画された展覧会です。日本美術院は明治時代に岡倉天心が中心になって新時代の日本画の創造を目指した団体です。
創立に参加した横山大観と町田春草、さらに小林古径や速水御舟などが加わり近代以降の日本画壇を築き上げ、その痕跡を辿る内容でした。
展示作品は全部で50点。日本美術院の創設期1872年頃制作された加納芳崖の作品から、現代2012年制作の宮廻正明の作品まですべて山種美術館の所蔵品で、奥村土牛や小倉遊亀、片岡球子や平山郁夫なども展示に加わっております。実に見応えがありこれだけの作品群を一堂に鑑賞できる喜びをどう表現してよいのかわかりません。この美術館を訪れる度に保管・保存の方法に思いを巡らしてしまいます。私みたいな素人の爺さんには考えられないほどの苦労があるものと思います。この点についても感謝しなければなりません。
本物に接する喜びと感謝を持ち続けて、これからも元気な限り美術館巡りを楽しみます!
2018-10-30 05:00
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