『藤田嗣治展』東京都美術館 [世界の美術館&博物館]
『没後50年 藤田嗣治展』を観てきました。(9月17日・東京都美術館)
これまで画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品を知っているつもりでいましたが、ごく一部の表面しか知らないことに気づかされました。なんと浅はかだったことでしょう。
ちょび髭に丸メガネ、坊ちゃん刈りに乳白色の裸婦、そして猫、これらのイメージは間違ってはいませんが、それだけではなかったのです。26歳で渡仏して当時のフランス画壇の影響を受けながらも独自の画法を確立、さらには中南米の鮮やかな色彩を再現したり、戦争記録画を描きつつ、カトリックの道行きにたどり着く偉業とも言えるほどの作品群が展示されておりました。“大回顧展”と名乗るほど見どころが満載でした。
あらためて“レオナール・フジタ”を知ることが出来て幸せな気持ちになりました。よく見ると“個人蔵”がかなり多くみられました。世界的な人気があるのでしょうね、今回出展していただき感謝です。それにしても普段の保存が大変でしょうね。素人には分かりませんが…
2018-09-25 05:00
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