SSブログ

12月、『ラ・ボエーム』の季節になりました [オペラとミュージカル]

12月になりました。街の中にクリスマスの飾りが出始めるとなぜか、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』が無性に聴きたくなります。単に、物語がクリスマスの晩から始まるだけの事なのですが…。

s-ジャケット01.jpgs-ジャケット裏.jpg

11月下旬に銀座の山野楽器店へ買い物に出かけた際に、めずらしいCDを見つけてしまいました。輸入版で、1956年に録音された『ラ・ボエーム』です。ミミがマリア・カラス、ロドルフォにジュゼッペ・デ・シュテファーノ、ムゼッタをアンナ・モッフォが歌っております。1956年と言えば私が5歳の幼稚園児で、クララピアノ教室で「子どものバイエル」と格闘していた時期です。60年近くも前です。CDのジャケットには、ロンドン・アビー・ロード・スタジオで24-bit 96kHzのデジタル・リマスタリングしたとあります。即、購入です! 

2CDで税別1600円の安価でもありました。中のCDを見ておもわず笑みがこぼれました。アナログのLPレコードのデザインになっているのです。s-CDラベル03.jpg

マリア・カラスは当時33歳、油の乗り切った(?)絶頂期の歌声です。これまで聴きなれているミルレラ・フレーニのミミは、純真そうな乙女チックな歌い方に対して、カラスはそのチョッピリ硬質なソプラノを生かして少し神経質そうで芯の強いミミを演じ歌いこんでおります。ジュゼッペ・デ・シュテファーノのロドルフォは天性のイタリアの青空を思い出させる澄み渡ったテノールを存分に聴かせてくれます。モノラル録音でありながら、デジタル・リマスタリングによって生の演奏を聴いているような明瞭な音質と音響が再現されております。嬉しくなってしまうほどです!!

s-Maria_Callas_(La Boheme)_1956.jpg

実は昨日12月1日は、私たち夫婦の30回目の結婚記念日でした。それに合せたように手に入れたこのCDは宝物となることでしょう。なにしろ大好きな『ラ・ボエーム』なのですから…。たった1600円ですが価値は計りきれないほどの重さがあります。ちなみに、国内での販売を調べてみたら、『トスカ』、『蝶々夫人』『トゥーランドット』などは12月14に発売になります。販売価格は税別4500円です。残念ながらこの『ラ・ボエーム』は含まれておりません。

s-トスカ.jpgs-蝶々夫人.jpgs-トゥーランドット.jpg

自分へのクリスマス・プレゼントとして買おうかしら…?

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。