吉永小百合 映画 『北のカナリアたち』 [お気に入りの映画]
吉永小百合さんの映画『北のカナリアたち』を観てきました。 現代版の『二十四の瞳』ですが、教師も教え子もそれぞれが心に深い思いを抱いて、そのひとつひとつが紐解かれて感動の終末へとつながり、『二十四の瞳』をギュッと凝縮させた『十二の瞳』と言える作品です。教師と教え子のみならず、吉永小百合さんが演じる、はる先生のご主人や父親、さらには愛人までもの心の葛藤が見事に描かれております。人と人との心のつながり、愛のつながりの深さに、何度も涙がこぼれ落ちてしまいました。真冬と真夏の北海道ロケの映像の素晴らしさに加えて、耳に馴染んだ名曲の数々が効果的に使われ、涙腺がさらに刺激させられてしまいました。 ♪ 歌をわすれたカナリアは~ ♪ で始まる童謡『かなりあ』は、映画のタイトルに使われていますが、今後この曲を聴くたびにはる先生と6人の子供たちが思い出されることでしょう。ロシア民謡の『カリンカ』や、山下達郎の『クリスマス・イヴ』などもこれからは違って聞こえるかも知れません。60年を越える人生を送っていますが、今更ですが生きることの喜びと素晴らしさを教えてもらいました。 10歳から映画館で映画を見始めて、すでに半世紀…。この9月には高倉 健さんの『あなたへ』も拝見させてもらいました。生きることって“辛い!!” 、でも生きることって“楽しい!!”んです……
〈子供の歌声が心にしみるクリスマス会の帰り道〉
〈20年後、感動の童謡“かなりあ”を合唱〉
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