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大竹しのぶ『にんじん』新橋演舞場 [演劇・舞台]

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大竹しのぶさん主演の音楽劇『にんじん』を観てきました。(8月15日 新橋演舞場)

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大竹しのぶさんの主役で38年振りの再演です。実は38年前、私が28歳の夏に日生劇場で初演の舞台を拝見させていただきました。22歳のしのぶさんが見事に男の子を演じて、作品そのものの出来栄えよりもしのぶさんの演技に圧倒されて、できるならば再演を…、と願っておりました。信じれらませんでした、今年の夏に還暦を迎えたしのぶさんがチャレンジすることが報道されたときは…。

初演時に購入したLPレコードが手元にあります。

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演出や舞台美術、振り付けなどすべてが再構築されているなか、大竹しのぶさんの演技だけは変わっておりませんでした。初演よりむしろ子供っぽい少年になっておりました。初演時にもあった客席を利用しての演出も一部あり、演舞場独特の花道もちゃんと生かされております。

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にんじん、本名はフランソワ。その名付け親を初演時はブーちゃんこと故・市村俊幸さんが演じて舞台を引き締めておりました。今回はその役をミュージカル俳優の今井清隆さんが演じて、見事な歌声を聞かせてくれます。

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今回の再演に至るまでに前記の市村俊幸さんをはじめ、音楽の山本直純さん、脚本・作詞の山川啓介さんまでもが亡くなっております。客席ロビーにはこの7月24日に旅立たれたばかりの山川啓介さんが追悼されておりました。

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私もすでに66歳の半ばです。この年齢になり再び大竹しのぶさんの『にんじん』に出会えた事に大感謝です。いつものことながら神がかり的な演技で、役に憑依していると言うよりも役が憑依していると言った方が正解でしょうか。度重なるカーテンコールで笑顔を見せてくれますが仕草はまだ男の子そのもの。役から抜けられないのでしょうね。当然ながら客席はスタンディングです! 

次回はどんな大竹しのぶさんに出会えるか楽しみです。お互いに健康に留意しなければなりませんね…。


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