60年前バス通園をした『石川幼稚園』 [家族と友人]
『旧古河庭園』を散策したあと、60年前に通園していた『石川幼稚園』がすぐそばなので行って見ました。
卒園してから幼稚園を訪れた記憶がありません。まさに60年ぶりの訪園なのです。
現在の園舎はりっぱな4階建てのビルですが、私の入園当時は当然ながら木造でした。
入園式当日の写真が残っております。
60年前です。集合写真のお母さん方の着物姿が当時を彷彿させます。1951年(昭和26年)生まれで戦後の団塊世代のピークを越えたものの、まだまだ子どもの人数は多くて、35人×4クラス合計140人が入園しました。さらに小学校に上がると、ひとクラス56人で6クラスに増えました。今では考えられない人数ですが、それだけ友達が多く出来たと言うことです。
園章はハトがデザインされています。これは現在でも変わらないようです。門扉にハト・マークを見つけました。
講堂でのお遊戯会です。ハト・マークがしっかりあります。ちなみに私はステージ上の左から4人目です。
今では常識となっておりますが、60年前にすでにバス通園をしておりました。幼稚園のホーム・ページで昭和30年に、読売新聞にバス通園の様子が掲載された記録がありました。その写真です。
良く見るとバス後方から乗り降りをしているようです。この記憶は私にはありませんが、座席が窓際に一列になっていたような覚えはあります。当時としてはハイカラで革新的だったのでしょうね。
創立60周年を記念して、5年前に建てられた碑がありました。
隣に園歌が刻まれた碑もありましたが、園歌そのものが記憶にありません。加齢のせいでしょうね。ともかく、バス通園しながら、プールもあり、季節ごとの行事を楽しみ、たくさんのお友達ができた幼稚園に入れていただいた両親に感謝です。三人姉弟でしたので、それなりの費用がかかったことでしょう。幼稚園を訪れて、いまさらですが感謝の念でいっぱいです。この日、孫の年齢となる現在の園児たちがプールで大喜びをしていた声が耳に残っております。これから、90年、100年と園の存続を願うばかりです。この児たちが明日の日本を築き上げてくれます。その世界が見届けられないのが残念ですが…。エールだけはおくっておきましょう、“フレー、フレー、石川幼稚園児!…”
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