ミュージカル『ラ・マンチャの男』 入場券で綴る46年の思い出 [オペラとミュージカル]
東京・帝国劇場でこの日曜日、4日からミュージカル『ラ・マンチャの男』が上演されております。
日本語版の初演は昭和44年(1969年)4月、当時私は18歳になったばかりの若造でした。その舞台のおもしろさに惹かれて2回ほど観劇した記録(入場券の半券)が手元に残っております。
この初演から数えて今年で46年の年月が過ぎました。大好きなこのミュージカルの思い出を手元の入場券でたどってみようと思います。まずは名古屋の名鉄・ホールまで出かけた思い出です。
昭和45年(1970年)6月、ブロードウエイ出演後の記念公演です。名古屋まで出かけるほど思い入れがあったのでしょうね。東京では同じ年の9月に日生劇場で行われました。
続く日生劇場は昭和48年(1973年)10月の記録です。
パンフレットの表紙も公演ごとに変わっております。初演1969年4月の帝国劇場と1983年7月の帝国劇場での表紙です。83年版は唯一の舞台セットで、イマジネーションをそそられる装置です。
さて2000年代にもなると入場券もコンピューターの発券による味気ないものに変わってしまいます。
切符は味気なくとも、舞台はどんどん濃くなり面白さが増しております。今回は10月27日、千秋楽の舞台を拝見させていただきます。日本初演から46年が経ち、演じるのは73歳の円熟した松本幸四郎さん、観るのは65歳近くなったシニアの私、これまでにない新しい感動が生まれるのでしょうか?楽しみで、楽しみで、いまからワクワクしています…。
写真は2012年8月、帝国劇場の正面入り口です。(アルドンサ役は松 たか子さん)
ミュージカル『ラ・マンチャの男』は私の人生と共に歩んできました。数えれば両手、両足の本数くらいの回数を観ております。今日紹介した入場券やパンフレットは一部のもので、私にとって宝物です。残りの人生にあとどのくらい増やせる事でしょうか。松本幸四郎さんがお元気で演じ続ける限り、私も観賞するつもりでおります。私も元気でいなければなりませんね…。
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