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米国9.11、日本3.11、歴史的大惨事 [家族と友人]

  ニューヨークの高層ビル爆破テロ事件からまもなく10年を迎えようとする先週、同じ日付である 11日に、日本にも大惨事が発生してしまいました。                                              宮城県三陸沖を震源とするマグネチュード9.0の地震は、遠い東京の私の職場にも震度5強の揺れとなって伝わりました。初めて体感する大揺れです。涙声になって怖い!を叫ぶ女子従業員を横目に、たった一つしかない出入り口のガラス戸を必死に押さえつけて開けておりました。揺れは、もう終わる、もう終わると、自分に言い聞かせていましたが、その時間の長かったこと…。            繰り返し来る余震の中、交代で家族や自宅に安否の確認をするものの、携帯もメールもまったくつながらない状態です。めちゃくちゃになった職場の片付けもそこそこに、夜10時の勤務を終えて帰宅するにも、電車は止まったままです。たった2駅ですが小1時間歩いて自宅に到着。妻は日本橋の職場から3時間半かけて歩いてきたとのこと。                                          自宅の部屋の中はCDや本が散乱して足の踏み場もない状態でした。ダイニング・ボードやリビング・ボードなどは多少動いたものの大きな被害はありませんでした。とりあえず寝る場所を確保して疲れをとります。東北地方が津波により壊滅状態になっているとは想像もできませんでした。                                     

s-東日本大震災・新聞記事11.03.13号外.jpg                                          <3月13日付、朝日新聞号外紙面より>

  テレビ画面を正視できませんでした。想像できない映像が映し出されております。がれきと海水の交じり合った津波が、濁流となって道路を、家を、畑を、走っている車を飲み込んで行く様子が映し出されているのです。信じられない光景です…。日を追うごとに被害の大きさが報道されています。  家を失なってしまった方々、家族の行方がわからない方々、心中を察する思いです。           暖かい食事と寝床がある生活を、これほど幸せに感じたことはありません。                                  私たちに、なにかお手伝いできることがあるのでしょうか?もどかしく感じてしまいます。

  ひとりでも多くの人の救出と、一刻も早い復興を願ってやみません。

 

 


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