映画『エルヴィス』TOHOシネマズ日本橋 [お気に入りの映画]
私の少年から青春期に活躍したロック界のキング『エルヴィス・プレスリー』をリアルタイムで体験しています。その伝説とも言える活躍が映画化されて、いちファンとしては見逃せません。
家族や若者に向けた夏休み用作品の公開が多くなり、いち日一回の上映となってしまいましたが、客席は私たちと同様に年配客で満席でした。
年配層のファンの根強さに安心と喜びを感じてしまいました。
これまではエルヴィスのうわっぺりしか知らなかったことに痛感させられました。
生まれ育った環境を描きながら魂を揺さぶるゴスペルとの出会い、少年エルヴィスに納得と感心です。
これまでテレビ画面やスクリーンの中で知り得たエルヴィスの歌い方や仕草、トークやダンスなどが、目の前の大スクリーンで再現されております。まるでエルヴィスが生き返ってのパフォーマンスのようです!!
お馴染みのナンバーに独特のダンス・パフォーマンス、嬉しくて涙がでそうです。
さらに特筆なのは、エルヴィスのマネージャー役、トム・パーカー大佐を演じるトム・ハンクスです。
トム・パーカー大佐の名前と存在だけは知っていましたが、人物像を知るのは初めてです。
強欲だが金儲けの才能は抜群で悪役として描かれる太っちょの大佐役を、実際に体重を増やしたか特殊メイクによる役作りかはわかりませんが、トム・ハンクスが快演しております。実際にこんな人だったのでしょうね、見事です!
個人的にエルヴィスの世界には映画から入っていきました。60年代初頭に『GIブルース』や『ブルー・ハワイ』、それに『アカプルコの海』などなど。特に『ブルー・ハワイ』は30年後に夫婦ふたりでロケ地を訪ねる旅をしたほどです。エルヴィスもハワイも大好きなのです…!