夏休み 2022.08 [演劇・舞台]
二度目(?)の梅雨明けを迎えて本格的な夏が到来しました。
夏休みのシーズン、我が家の8月の予定を紹介します。
ディズニーに中村屋、さらにミュージカルと日本画の名品展、日ごろから大好きなものが一度に集中してしまいました。
舞台は全て前売り開始と同時に予約購入したもので、コロナの感染がまだ下火の頃です。
我が家の鑑賞日はすでに売り切れ御礼となっております。私も含めてファンの多さに驚くやら嬉しいやら…
久々の舞台なのでコロナによる公演中止だけはごめん被りたい思いです。
感染防止対策を万全にして、生の素晴らしい舞台を思いっきり楽しみたいです!!
映画『エリザベス 女王陛下のほほ笑み』TOHOシネマズシャンテ [お気に入りの映画]
エリザベス女王の在位70周年を祝う「プラチナジュビリー」がロンドンから生中継されて、お祝いムードが高鳴る中、映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』を観てきました。(7月9日)
父ジョージ6世の崩御に伴い女王の座に即位したのが25歳で、今年の4月に満96歳を迎えられました。
映画は3歳のクリスマスに祖父からプレゼントされた仔馬に乗馬するシーンから現在に至るまでの豊富な映像と音声で構成されております。
単なるドキュメンタリー映画ではなく、オープニングの「開幕(Beginners)」から驚きと笑いに包まれます。晩餐会の準備から始まり、女王陛下に謁見する際のしきたりなど、英国王室の伝統に加えて女王陛下のお人柄が冒頭から感じられます。
在位70年を語る上で、ザ・ビートルズやマリリン・モンロー、007のダニエル・クレイグなどが画面を彩ります。
クレオパトラやコリン・ファースが演じるジョージ6世を揶揄したり、映画ファンにとっても見逃せない作品です。
クロージングは「おやすみなさい(Goodnight)」、明日から出会う数えきれない人々のために映画は静かに幕を閉じます。なんと粋なエンディングでしょうか…!
エリザベス女王の素顔の魅力が存分に、凝縮して描かれております。映画ファンのみならず必見の作品でしょう!…
『奥田元宗と日展の巨匠』展・山種美術館 [世界の美術館&博物館]
連日35℃越えの猛暑が続く中、日本画の名品で涼を楽しんできました。(7月2日・広尾 山種美術館)
会期の終了が迫るので慌てて訪れたのが本音ですが、汗をかきかき訪問した価値はありました。
生誕110年を迎えた奥田元宗を始めとして、同時代の福田平八郎、川合玉堂、東山魁夷、山口蓬春などなど、日本画壇のリーダーたちの作品が一堂に会しているのです!
満足しないわけがありません。
特に目を見張るのが今回の目玉作品である元宗の代表作 ≪ 奥入瀬 ≫ の「秋」と「春」です。
両作品ともに、横幅・高さそれぞれが一間位の大きさの三面から成る大作です。寸法は見た感じのおおよそですが、三面セットで一作品なので全体を見るとその大きさに驚かされてしまいます。
さらには展示のために額装されて(アルミ製?)おり、水平・垂直を保つ展示は至難の業とおもわれます。
(会期終了時に額装からばらして収蔵・保管作業にも相当な神経を使うことでしょうね、頭が下がります)
迫力ある大画面の作品が同時に鑑賞出来て大喜びです!
今後も同時に鑑賞できる機会はあるのでしょうか? 得した気分です。
美術館の玄関わきには、昨年11月に京都から移植された「醍醐の桜」が大きく成長していました。
3月には桜も開花して、館内の展示作品同様に来館者を楽しまさせてくれます、今後も楽しみです…!
『スコットランド国立美術館 美の巨匠たち』展・東京都美術館 [世界の美術館&博物館]
関東地方は今年記録的な早さで梅雨明けとなり、すぐさま異常なほどの猛暑となりました。
35℃を越す猛暑の初日となった6月25日に上野公園の東京都美術館を訪れました。
土曜日とあって多くの人出があり、35℃を越す中でも皆さん律儀にマスクを着用しております。が、やはり木陰に集まってしまいます、当然ですよね。
そんな中で鑑賞したのが『スコットランド国立美術館展』です。
夫婦ふたりの鑑賞ですが招待券が一枚あり、もう一枚はネットでシニア料金券を購入して、同時に日時指定予約をします。
コロナ禍ですでにこの方法は通常のものとなっております。
久々に接する西洋画展です。ワクワクしてしまいます。
スコットランド国立美術館の収蔵作品に接するのは初めてです。
これまでにパリ、ウィーン、ロンドン、ニューヨーク各都市の美術館でそれぞれの財産とも言える名画を鑑賞しましたが、それらと同等、あるいはそれ以上の名作品揃いで驚かされました。
ルネッサンスからバロックを経て、さらには現代に至るまでの作品群です。
キャッチコピーにあるように「美術史に輝く、巨匠たち(ザ・グレイツ)の競演。」正にその通りで久々の西洋画に大興奮、大満足してしまいました。
エピローグとして展示されていたアメリカの風景画家フレデリック・エドウィン・チャーチの大作「アメリカ側から見たナイアガラの滝」がフォトスポットとして登場しておりました。
実物大でこの大きさです。注目すべきは指さす先に木製の展望台があり、ふたりの人物が滝の流れを見ております。
雄大な滝の流れと光り輝く虹模様、緻密に描かれた岩肌と木々の数々、そして滝の大きさが実感できる小さな展望台、東京の猛暑を忘れさせてくれた大作でした…