『桜 さくら SAKURA 2020』展 会期変更・山種美術館 [世界の美術館&博物館]
山種美術館で『桜 さくら SAKURA 2020 -美術館でお花見!-』展を観てきました。(8月7日)
当初は3月14日から5月10日までの開催でしたが、新コロナウイルスのお陰で開幕早々に休館となってしまいました。桜を描いた日本画を豊富に所蔵する山種美術館ならではの企画で、楽しみにしていたので残念で残念でたまりませんでした。
外出自粛規制も緩和されて、6月に入ると美術館や映画館が少しづつ再開されて、山種美術館も再開されることが報道されました。嬉しいことに途中で休館となってしまった『桜 さくら~』展が、会期変更と言う形で再公開が決まりました。山種美術館の公式サイトからです。
徹底した感染防止策を施す中、大喜びで訪問した次第です。しかも、それまでの入場券はそのまま使えるとの事、ラッキー!です。
どうしても観たかったのが、奥村土牛の“醍醐”の桜です。
これまでにも何回かこの美術館で拝見させていただいておりますが、柱に支えられながらの老木でありながら見事な満開の桜を咲かせている姿に感動すら覚えます。強烈な主張をせずに淡い色彩で描かれた姿が心に沁み込みます。
自社で所蔵する作品のみで構成する展示会なのでこのような会期変更が可能だったのでしょう。収蔵作品を持たない、例えば六本木の新国立美術館など、貸ホール的な会館では決して真似は出来ません。
山種美術館の至宝とも言える作品の数々を堪能させていただきました。
満開の桜の開花時期とは少しばかりずれてしまいましたが、コロナ禍でのお花見、大満足させていただきました!!
恒例の『ハワイ旅行』今年は中止! [海外旅行]
夫婦ふたりでのハワイ旅行を1989年から楽しんでおります。
2度目となった1991年からは年に一度、毎年の恒例行事となっております。これまでに家族の不幸などで行かれなかった年もありますが、通算25回目となる今年も2月に予約を入れました。
9月27日発で4泊6日の日程です。
宿泊は旧ワイキキ・パーク・ホテルを1年かけてリノヴェーションした“ハレプナ・ワイキキ・バイ・ハレクラニ”です。
予約はすべて完了、現地のANAバス・チケットも用意して出発を待つばかりです。
予約時点でコロナ・ウイルスの感染は少なくて、その後徐々に感染が拡大。9月になれば大丈夫だろうと、ほんの少しの希望を持っていましたが、7月19日付で予約したホテルからコロナの影響で休業が9月いっぱいまで延期となり、予約のキャンセルの連絡が入りました。
続けて8月になるとANAからも運休のお知らせが…
運休なので手数料なしで振り替えも、払い戻しもできますが、コロナの今後の様子が全く読めないために払い戻しをしました。
30年余りに渡り、夫婦の楽しみであったハワイが今年は完全になくなってしまいました。
飛行機も飛ばず…、ホテルも休業…、前代未聞の出来事となってしまいました。
年内は無理でも、来年いつになったらいけるのか、見当もつきません。
それでもハワイは引っ越しません、ハワイアン・スピリットで迎えてくれる日を心待ちにしましょう!…
『八月花形歌舞伎』歌舞伎座再開! [演劇・舞台]
五ヶ月ぶりに再開された歌舞伎座で早速、“生の歌舞伎”を堪能してきました。(8月3日第2部『棒しばり』)
開演前の歌舞伎座正面入り口は、いつもは多くの和服の女性達がおしゃべりをしたり、写真を撮り合ったりして賑わっていますが、今回は静かなものです。ほんの数える程度の方々しかおりません。
コロナ対策は徹底されており、入場する際はマスクは必須で、検温して、手の消毒をして、チケットの半券は自分でちぎり、指定された箱に入れます。
館内での食事は禁止で熱中症予防のドリンクがわずかに飲める程度です。当然お弁当などは販売されておりません。“筋書き”も販売されておらず小冊子が無料で配布されております。貸し出しのブランケットや座布団もありません。
客席はひとつ置きで二本の紅色の帯で固定された座席は使用されません。桟敷席や花道側の2席も同様です。
四部構成の演目は歌舞伎座始まって以来のことだそうで、各約1時間で出演者から裏方さん、関係したスタッフすべて、さらにお客様すべてが入れ替えで、その間に消毒を徹底しているそうです。
劇場からもお客様に感染症予防の対策を要請されます。
開演のブザーが鳴り、出演者を代表して坂東巳之助さんからアナウンスがあります。ご来場の御礼を述べ、万全の態勢で臨んでいること、そして全身全霊で舞台を務めさせて頂く…、との内容です。役者魂が胸に迫ります。
客席での会話も控えるように要請されているので、客席が暗くなり幕が上がる間際のざわめきもなくて寂しさが漂いますが、幕が上がると客席から万雷の拍手が起こります。待ちに待っていたお客様の気持ちが痛いほど感じられます。
大向こうからの掛け声も禁止されておりますが、役者さんの登場ごとに大拍手で迎えます。役者さんの顔がなんと生き生きしている事か!…、舞台に立てる喜びが全身に表れており思わず涙してしまったほどです。
見慣れた“棒しばり”の舞台ですが、今回ほどダイナミックでエンターテイメントな作品として感じたのは初めてです。歌舞伎座は新装後舞台の間口が大きく広がり、その舞台の隅から隅までを大胆に使う演出(振り付け)がなされております。お見事!、と言う以外ありません。中村勘九郎さんがまた一回り大きくなったようです。益々お父様を彷彿させて、“勘三郎襲名”に期待がかかります。
生の舞台に久々に接して、あらためて舞台の面白さに感動してしまいました。大向こうから掛け声のかかる満席の客席に早く身を置きたいものです。頑張れ歌舞伎!、負けるな歌舞伎!、大好きです歌舞伎!…
『東京ディズニーランド』待ちに待った再開!・その3 宿泊のシェラトン・ホテル [国内旅行]
7月1日からディズニーリゾートの再開が決まり、前月6月25日からパークチケットの予約・販売がオンラインで始まりました。コロナ感染症の予防のために入園者数を限定して、チケットはすべてオンラインからの購入です。
開始時間からアクセスしましたが一向に繋がりません。全国から殺到しているのでしょうね!
我が家では入場券はいつも宿泊するホテルで購入しており、今回はパスポート券付きのパッケージを部屋数限定で販売するとのことで早速しらべてみました。
希望する7月13日で、パスポート券(2枚で16400円)が付きシェラトンクラブ・ルーム宿泊で¥49700.を早速予約しました。
パークで12ものアトラクションを楽しみ老体はクタクタ、早めにホテルで休むことにしました。
玄関で手の消毒から始まります。中央部の空間に手を入れると自動で消毒液が噴霧されます。
エレベーターの中です。
安心・安全なホテルライフです。
17時少し過ぎにイヴニング・カクテルを楽しもうと1Fのレストラン“グランカフェ”を訪れるとこの日は“ディナーブッフェ”そのものがパッケージになっておりました。通常12Fのシェラトンクラブでのイヴニング・カクテルはサラダやフルーツ、ハム・ソーセージなどのオードブルとおつまみだけですが、この日はフル・ディナーブッフェです。ラッキー!…
通常料金はおとなで¥5500.(×2名分)にアルコールドリンクバー¥2700.とソフトドリンクバー¥800.もパッケージされております。
ブッフェなのでこのようなカードが置かれております。
翌朝は同じくこの“グランカフェ”でモーニングブッフェをいただきました。通常料金はおとな¥3500.(×2名分)です。
結局¥49700.のパッケージ料金に、パスポート券¥16400.と食事代¥21500.を差し引くとルームチャージがなんと¥13800.なり…。ひとり¥6900.で宿泊した計算となります。隣接する施設“オアシス”で、大浴場の“舞湯”(おとな¥1000.)を利用すれば、さらに…!!
通常の参考価格を計算しただけで、なおかつ月や曜日を考慮しなければ実際の料金は大きく変動します。
ホテルとパークの再開を祝って訪れた今回のお泊りディズニーですが、一時的ですがコロナを忘れて大満足させていただきました。感謝と共に、大好きです『シェラトン・グランデ・トーキョー・ベイ・ホテル』が!…