SSブログ

『和宮 江戸へ』展・江戸東京博物館 [世界の美術館&博物館]

江戸東京博物館で開催されている『古代エジプト展』の半券を利用して同博物館の『和宮 江戸へ』展を鑑賞してきました。(1月30日)

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・外観.jpg

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・チケット.jpg

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・チラシ01.jpg

皇女和宮が江戸の徳川家へ嫁ぐ際に持参した品々や身の回りの日常品の数々を展示・鑑賞できる展覧会です。

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・チラシ02.jpg

天皇の娘・皇女が侍の徳川家に嫁ぐ異例の出来事は、御所と武家の橋渡しをしたことで歴史に大きく残されております。しかも嫁いだ先の徳川家14代の家茂は婚礼後まもなく21歳で亡くなってしまい、その後の和宮様の苦労はどれほどのものだったか計り知れません。

80代まで天命を全うされた和宮様ですが、その人生で実際に使用された品々が展示されております。天皇家と徳川家ですから当然のことながら、我々一般庶民には手の届かないほど最高級品仕上げとなっております。当時、平民では見る事も出来なかったことでしょう。ただただ、見事と言うほかに言葉はありません、全てにおいて…。

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・チラシ03.jpg

気になったのは、京から江戸への道中です。各地から江戸へ上る参勤交代ですら殿様を含めての大行列ですから、それ以上の警護と行列になったことでしょう。展示の解説を読むと、道具としての婚礼品の数々が嫁ぐ皇女とは別に運ばれて17日間を要したとありました。皇女様の御駕籠はそれとは別で、道具類以上に慎重な警備・警護がされたはずです。いったい江戸まで何日かかったのでしょうか、今では新幹線でたったの3時間ですが。

かなりの大人数による行列隊と思われます、途中の宿泊や食事などどのようにしていたのでしょうか、トイレを含めて…。膨大な費用だったことでしょうね。これこそ想像を絶します!

1枚、京鴨川の橋を渡る行列を描いた図がありました。やっぱりね、との感じです。

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・チラシ04.jpg

s-『和宮 江戸へ』江戸東京博物館・入口.jpg

別世界へ足を踏み入れた思いですが、まだ100年とか200年とかその程度の前の出来事です。今、現在の方がよほど別世界でしょうか、コロナ禍の真っただ中で…。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。