『聖徳記念絵画館』明治神宮外苑 [世界の美術館&博物館]
東京で久々の晴天となった9月28日、明治神宮外苑の『聖徳記念絵画館』を訪れました。最寄りの駅はJRでは千駄ヶ谷か信濃町ですが、我が家からは都営大江戸線・国立競技場駅が便利です。
駅を出ると目の前に完成したばかりの『新国立競技場』が鎮座しておりました。
すぐ隣に『聖徳記念絵画館』があります。私はこれまで“しょうとくきねんかいがかん”と読んでいましたが正確には“せいとく~”が正解です。
秋晴れの中、家族連れやジョギングの人たち数人だけで閑散としておりました。
会館正面から望むと、中央左側に有名な『イチョウ並木』が見えます。
この絵画館は明治天皇の生涯が描かれた80枚の壁画を展示するためのもので、1919年(大正8年)から7年もの歳月をかけて建てられたものです。
幕末から政府へ、江戸から東京へ、激動の時代に即位した明治天皇の業績が当時の政治・文化・風俗などと共に描かれており、大変貴重な絵画の数々です。
私が生まれたのが昭和26年ですので、昭和天皇、平成天皇、そして令和天皇と共に暮らしをして多少なりともそれぞれの天皇の知識はありますが、明治天皇についてこれほど勉強できたのはこの日が初めてではないでしょうか。
さらに言えば、大正天皇についての知識はまるでありません。学校でも習った記憶もありません。明治45年、大正15年と年数だけで、しいて言えば三島由紀夫の絶筆『豊饒の海』の第1話“春の雪”の舞台になった時代、と言うこと位でしょうか。
多少汗ばむほどの気温で真っ青な空、爽やかな秋日和でした…
2020-10-06 05:00
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