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『八月花形歌舞伎』歌舞伎座再開! [演劇・舞台]

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五ヶ月ぶりに再開された歌舞伎座で早速、“生の歌舞伎”を堪能してきました。(8月3日第2部『棒しばり』)

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開演前の歌舞伎座正面入り口は、いつもは多くの和服の女性達がおしゃべりをしたり、写真を撮り合ったりして賑わっていますが、今回は静かなものです。ほんの数える程度の方々しかおりません。

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s-『八月花形歌舞伎』歌舞伎座・チラシ裏.jpg

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コロナ対策は徹底されており、入場する際はマスクは必須で、検温して、手の消毒をして、チケットの半券は自分でちぎり、指定された箱に入れます。

館内での食事は禁止で熱中症予防のドリンクがわずかに飲める程度です。当然お弁当などは販売されておりません。“筋書き”も販売されておらず小冊子が無料で配布されております。貸し出しのブランケットや座布団もありません。

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客席はひとつ置きで二本の紅色の帯で固定された座席は使用されません。桟敷席や花道側の2席も同様です。

四部構成の演目は歌舞伎座始まって以来のことだそうで、各約1時間で出演者から裏方さん、関係したスタッフすべて、さらにお客様すべてが入れ替えで、その間に消毒を徹底しているそうです。

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劇場からもお客様に感染症予防の対策を要請されます。

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開演のブザーが鳴り、出演者を代表して坂東巳之助さんからアナウンスがあります。ご来場の御礼を述べ、万全の態勢で臨んでいること、そして全身全霊で舞台を務めさせて頂く…、との内容です。役者魂が胸に迫ります。

客席での会話も控えるように要請されているので、客席が暗くなり幕が上がる間際のざわめきもなくて寂しさが漂いますが、幕が上がると客席から万雷の拍手が起こります。待ちに待っていたお客様の気持ちが痛いほど感じられます。

大向こうからの掛け声も禁止されておりますが、役者さんの登場ごとに大拍手で迎えます。役者さんの顔がなんと生き生きしている事か!…、舞台に立てる喜びが全身に表れており思わず涙してしまったほどです。

見慣れた“棒しばり”の舞台ですが、今回ほどダイナミックでエンターテイメントな作品として感じたのは初めてです。歌舞伎座は新装後舞台の間口が大きく広がり、その舞台の隅から隅までを大胆に使う演出(振り付け)がなされております。お見事!、と言う以外ありません。中村勘九郎さんがまた一回り大きくなったようです。益々お父様を彷彿させて、“勘三郎襲名”に期待がかかります。

生の舞台に久々に接して、あらためて舞台の面白さに感動してしまいました。大向こうから掛け声のかかる満席の客席に早く身を置きたいものです。頑張れ歌舞伎!、負けるな歌舞伎!、大好きです歌舞伎!…

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