『コロナウイルスによる悲しい影響 その2』・美術館 [世界の美術館&博物館]
今年、東京の桜は3月15日に開花が宣言されて翌週末には満開となりました。しかしながらコロナウイルスのお陰で、桜の名所でブルーシートを敷いての花見宴会は禁止されてしまいました。それでも桜好きの人々が押し寄せて名所そのものの出入りも禁止とされて、事実上花見はご法度となってしまいました。
そんな中で私の唯一の希望は「美術館でお花見!」でした。
数々の日本画の名品を所蔵する『山種美術館』の展覧会です。
昨年、この企画を知った時は“絶対行くぞ!”と心に決めて楽しみにしておりました。
ところがコロナウイルスの感染拡大により美術館が休止。それでも会期の終盤、5月初旬には再開されるだろうと小さな望みを持っておりましたが、それも叶いませんでした。幻のお花見となってしまいました。
残念で、残念でたまりませんので展示予定された作品の一部をここに記録しておきます。すべて山種美術館所蔵の至宝で、公式HPから転載させていただきました。お許しください。
ポスターやチケットなどに使用された桜は橋本明治の≪朝陽桜≫です。満開です!!
山種の至宝で私が大好きな≪醍醐≫、生命を感じさせる奥村土牛の逸品で、これが見られなくて残念で残念で堪りません。
続いて横山大観の≪山桜≫
小林古径の≪桜花≫
最後に、菱田春草の≪桜下美人図≫です。
いずれも日本の絵画史に残る名作ばかりで、写真でもその見事さにため息が出ます。
桜は来年また咲きます。山種の作品も丁寧に保管されて眠りにつくことでしょう。コロナウイルスが収束して再び見事な開花を見せてくれることを願っております。今回の企画をぜひもう一度復活して頂きたいものです。
コロナの奴めっ!…
2020-04-28 05:00
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